2016/05/27

「理想化とこき下ろし」の現象は「人間はみんな自分と同じである」という認識が無いから起きる現象である。

最近では、バラエティー番組に出ていた快活な女性タレントさんは「ものすごくいい子!」とか「素敵な子!」と認識されていたのが”理想化”となる。
そして、不倫問題が表面化したら「うそつきの薄汚いとんでもない奴!」と”こき下ろし”が始まってしまう。
あんなに可愛く見えていたのに、急に気持ち悪い存在として目に映るようになってしまうから不思議である。

0歳の頃に母親から愛情を持って抱きしめられていないと、人に対する”安心感”の条件づけがなされなくなってしまう。

”安心感”の条件づけがなされないと、人を見た時に「自分と同じ人間である」という認識ができなくなる。

ここでテストです。

「”人間”の姿のイメージをしてみてください」

「どんな姿が頭に浮かんできましたか?」

トイレのマークのような姿がイメージされたら「アウト〜!」となる。

他にも原始人や日本昔話のアニメのキャラクターだったり「人間」って言っているのに「豚」などが頭に浮かんでしまったりする。

「人間の姿をイメージしてください!」と言って次の瞬間に出てきたイメージで、その人の対人関係の問題が見えてきたりするから興味深い。

トイレのマークのような姿がイメージされた場合は「人は利用するべきもの、そして利用されるもの」という対人関係となる。
汚物を流し、流される、という感じの関係になってしまうパターンがある。「人の都合のいいように利用されちゃう」というのもこのタイプの人となる。

「豚」などの家畜がイメージとして出てきた場合は「通じ合えない存在であるが愛でるべき存在」として他人を認識していたりする。

進撃の巨人の姿だったり、ゾンビが出てきたり、と人によってイメージが違うのは、親から抱きしめられなかったことで、対人関係に関する特徴的な遺伝子のスイッチが入ってしまったから?と仮説を立てている。

ちなみに私は「人間のイメージ」をしてみたときに人の影しかイメージできなくてショックを受けてしまった(あれ〜?)。
幼い頃に、一人で留守番をさせられた時に、黒い影が部屋の中を行ったり来たりしていたのを今でも鮮明に覚えている。

(つづく)

P.S

レビューを書いてくださってありがとうございます。
本を読んで「意識的な人は、その不快感にも気づける」って深いですね。
何だか読んでいてにんまりしてしまいました。

感謝!!お礼

大嶋 信頼

 

2016/05/26

「先生は私のことを馬鹿にしている!」と怒りをぶつけられた(承諾を得て加工して書いております)。
「カウンセリングを受けたって、私の頭の悪いのはちっとも治っていないし、その頭の悪い私のことを先生は馬鹿にしている!」と言われた。

これを言われた瞬間、ショックを受ける。
自分の態度が馬鹿にしているように見られてしまうの?

「先生は、人の話を聞いたって”ハイ共感しました”と義務的にやっているだけ」と言われた。
「人の話なんてちっとも聞いちゃいない!」

そんなことを聞いているとものすごく悲しくなってきてしまう。
「カウンセリングに来て全然共感してもらえないし、何も変わっていないと思うんですね」と聞いてみた。

すると「今年になって本は読めるようになって、漢字も一回見ただけでちゃんと書けるようになったけど、ちっとも変わっていない!」と断言された。

え?知らない漢字を一回見ただけで覚えられるなんて、僕にもできないかも?とちょっとびっくりした。

聞いてみると、それまで漢字があまり読めなくて本を読むことができなかったのが、最近、スラスラと読むことができていた。

「それって、あの失読症の遺伝子を唱えてからですか?」と恐る恐る聞いてみた。

すると「そう」と答えてくださった。

「だって、家にじっとしていて、ストレスをぶつける相手が誰もいないから先生にぶつけるしかないだもん!」と仰ってくださった。

カウンセラーにどんなことを言っても傷つかないし、ダメージも受けないと思っていらっしゃる。
だから、サンドバックのように怒りをぶつけても平気でしょ!と。

「いやいやいや!」
ものすごいダメージを受けて、ものすごい悩んで、夜になると枕を濡らして寝ることが多々ある。
なぜなら、みんなと同じ人間だから。

それを伝えたらびっくりされていた。

0−1歳の間に母親から優しく抱きしめられないと、自分以外の大人が自分と同じ人間である、という認識が持てなくなってしまう。

すると、自分以外の人は、化け物か、人の形をした物体か、神か、という感じに認識するようになってしまう。

カウンセラーは神聖化されて「神だったらなんでもぶつけても大丈夫」となってしまい、そこでカウンセラーが他の人間のように感情を出すと「この人は化け物だ〜!」とまるで悪魔のような扱いを受けて弾圧されてしまう。
一般的に、この症状は「理想化とこき下ろし」という。

「同じ人間」という認識が持てない。
それは0歳の頃に情緒的にネグレクトされてしまったから、同じ人間である、と認識できなくなってしまう。


 

2016/05/25

「人が怖い」と考えたとき、自分は相手の冷たい反応や怒りに怯えていることがわかる。
それが気になってしまって、勉強に集中できない。テスト中もそんなことを考えてしまって注意散漫になって点数が取れなかった。

「人は何で生きるのか」

「人はパンのみで生きるのでは非ず」を「家族や他人の反応だけで生きるのに非ず」と置き換えてみるとわかりやすい。
自分は、人の反応という小さなドットに注目し過ぎてこれまで生きてきたと思っていた。でも、実際は気が付かないうちに、それ以外でも生きていた。

周囲の人の反応がすべてと思っていたが、それがただのホワイトボードのドットにしか過ぎないと思ったら、自分はそれ以外で生きてみたいと思った。

周囲の人の反応だけに気を取られていると、自分が薄汚い醜い存在に見えてきてしまう。

目の前のドット以外の世界に目を向けてみると、そこには無限の世界が広がっている。

無限の世界で自由に美しく羽ばたくためには「目の前のドット以外で生きる」と思ってみたら、目の前のドットがものすごく大切なものに見えてきた。

否定的な人の反応のみで生きるのか?

それ以外で生きる?

トルストイの奥さんはものすごい悪妻だった。
その妻が死の床で「お父さんが死んだのは自分のせい」と発言したら、子供たちは誰も否定しなかった、という興味深いエピソードがある。
妻の否定的な反応はトルストイにとっても貴重なドットだったのかもしれない。
なぜなら、それ以外で生きていたから、あんなに壮大なストーリーが生まれたのだと思う。

「人は何のために生きるのか」

目の前のドットの為に生きるのか。
それともそれ以外?

ドットはそれを思い出させてくれる。

2016/05/24

「人はパンのみで生きるのでは非ず」というのは、有名な本の中に出てくる。
イエスが荒野で40日40夜断食して、空腹になった時に、試みる者がやってきて「もしあなたが神の子であるなら、これらの石がパンになるように命じてごらんなさい」と言った。

その時にイエスは「人はパンだけで生きるものではなく、神の口から出る一つ一つの言で生きるものである」と書いてある、と答えた。

この試みる者とイエスのやり取りは非常に興味深い。

この話をもとに「人は何で生きるのか」という問いを再度考えてみる。

私がこの話からトルストイのタイトルを見て感じたのは、パンのように人が作ったものだけじゃなくて、それ以外で生きる、ということになる。

「パンを作る人がいないと生きられない」というように「人は人に依存していないと生きられない」ということから「人から失望されて見捨てられてしまったら死んでしまう」という考えになる。

「人が作った物だけじゃなくて、それ以外で生きる」を対人関係に当てはめてみると、目の前にいる人の反応は、単なるホワイトボードに人が書いた黒い小さなドットだったら、その小さなドット以外となるとホワイトボードに広がる白い部分、もしくはそのドット以外の部屋全体、さらには世界から、宇宙まで広がっていく。

無意識さんの本にも書いたが、意識はホワイトボードに書いてある黒いドットで、それ以外が無意識さんである。

目の前の人の反応は、小さな小さなドットで、それ以外のすべてで自分は生きている、と「人は何で生きるのか」というタイトルから気が付いた。

目の前の人の反応以外で生きるって、ちょっと面白い思考なのかもしれない。

でも、そこにはものすごい自由が広がっていた。

無限の自由がそこにある。

「人は何で生きるのか」という言葉は奥深い。

2016/05/23
学生時代に「なんで自分は人が怖いのだろう?」と思っていた。

人から馬鹿にされて惨めな思いをさせられるから人が怖いのか?

大学に行っているときは、英語が喋れなかったから”馬鹿にされる”の最上級の状況だったのかもしれない。

喋っていて、自分が知的障害があるように思えてくる。
思っていることが相手に伝わらないし、聞いている相手の目の光が無くなって興味を失っていくのがわかる。
英語がしゃべれない自分は、馬鹿にされて相手にされない、という状況になっていく。

まさに「人が怖い」の悪夢が現実となった。

毎日、ものすごく惨めで、人としゃべるのが怖くなる。

そんな時に、トルストイの本のタイトルで「人は何で生きるのか」という言葉が浮かんできたことがあった。

多分、あのタイトルは「何の目的で生きるのか?」というよりも、キリスト教のバックグラウンドがあるから「人はパンのみで生きるのではあらず」という言葉が隠されている(そうです、日本人はパンじゃなくてごはんで生きています!じゃないって!)。

この「人は何で生きるのか」という言葉は奥が深かった。

(つづく)
 

2016/05/20

「カウンセリングを楽しめる人」ってどんな特徴があるんですか?と質問された。

フッと頭の中に、荒波をスイスイとサーフボードで乗りこなしてきらきらと輝いている人たちのことが思い浮かんだ。
そんな姿を下から眺めながら「すげ〜!」と尊敬する。
いつかはあんなふうに波を乗りこなしてみたい、と思いながら波に飲み込まれて「ぜ〜!ぜ〜!」と息切れをしている。

去年の海水浴シーズンが終わったころからサーフィンを始めて、いまだに波を乗りこなすことができていない惨めな現実がある。
何度も何度も波にのまれて、ボードの上に立とうとしてもうまく立つことができない。

はたから見ていたら「そんなに何度も挑戦してもダメなんだから向いていないことを認めて止めたら〜!」というかもしれない。
早朝から2時間ぐらい一生懸命に波に乗ろうと必死に腕を動かして、何度挑戦しても波に飲まれて波に乗れない現実が目の前にある。

外から見たら変わったのは肌の色だけ。

誰が見ても肌の色以外の変化はわからないかもしれないが、自分の中ではいろんな部分が変わってきている。

その変化がものすごく面白い。

何もしなくても人は時とともに変化していく。

そして、人は知らず知らずのうちにその変化を楽しんでいる。

そしていつの間にか「すげ〜!」と思っていた人たちの仲間になっていたりする。

あはは〜!

P.S

レビューを書いてくださってありがとうございます!!
意識的な方に向けた本も書いてみたいな、と思うのですが「私の無意識が〜!」

「いつの間にか無意識さんの方へ引っ張っていく〜!」

「おっ師匠さん!なんてことをしてくれたんだ!」
ってお師匠さんのせいにしています。

本当にありがとうございます。

大嶋 信頼


 

2016/05/20

アルコールが止められない人と遺伝子の話が載っている記事の情報を送ってくださった。

読んでみると、アルコールの問題がある家系の方が必ずしもアルコール依存症になるわけではない、という記事だった。(かなり要約しています)。

アルコールの遺伝子検査をするとしたら、アルコールを分解する酵素の遺伝子であるADH1BとALDH2になる(また難しい話になっちゃうよ〜!)。お酒を分解する酵素が強い人は「大酒飲み」になるリスクがあり、分解出来ない人は「下戸」になる(下戸とはお酒を受け付けない人のこと)。

実際、お酒を飲んでしまったらコントロールが効かなくなってしまう人に「ADH1Bの還元」を唱えていただいてもこれはあまり効果が無かった(もしかしたらある人もいるかも?)。この「ADH1Bの還元」はどちらかというと「見捨てられる恐怖」を感じている人に効果があったのは興味深かった。アルコールも見捨てられる恐怖を回避するために飲むからである(難しい話が止まらな〜い!)。

酒のコントロールが効かなくなってしまう方々に効果があったのはなんと”てんかんの遺伝子”だった。

その遺伝子コードを唱えていただくと、酒を飲んで記憶が飛んじゃって「どんだけ飲んだか覚えていない!」というのが無くなって、酒の量が適量で止まる。
それが「コントロールしよう」とするのではなくて、自動的にある一定の量で止まってしまうから興味深い。

でも、この遺伝子を持っていても、発症するかしないかは環境因で決まる。
それが次に出したい本に詳しく書いてあるのだが”尊敬”がキーワードになる。
人を尊敬することができれば特徴的な遺伝子のスイッチはオフになり、尊敬できなければスイッチがオンになる。

ネグレクトやトラウマで人間不信になってしまったら、人のことが尊敬できなくてスイッチがオンになる。

ある程度の年齢になって、自分の経験が誰よりも豊かになって人のことを尊敬できなくなるとスイッチがオンになり、その人の特徴的な性格が前面に出てくる。頑固者はより頑固に、人の話を聞けない人はより話が聞けなくなってしまう。

そんなことを考えていると面白い。

P.S

アマゾンのレビューを書いてくださってありがとうございます!!
本当に目の前で起きている現象を頭で理解しようとするとドツボにはまりますよね。
「無意識さんに任せる、をもっとホルモンや遺伝子を使ってメカニズム的に理解しよう」と、ものすごい矛盾した本なのかもしれませんね。
この矛盾自体が催眠の真骨頂!って自分で言うな!!あは!

ありがとうございます。

大嶋 信頼






 

2016/05/19
アマゾンのレビューを書いてくださってありがとうございます。

サポートしてくださって本当にうれしいです。

みなさんと一緒に催眠の講座をやってみたいですね。
催眠の講座をやるとお師匠さんが登場するので、私は初心に戻れます。
お師匠さんと共にある感覚が再認識できるんです。

お師匠さんはあまり本を残さなかったけどあれでよかったんだろうな、と思います。
本を残してしまうと、その本を意識的に解釈されちゃって無意識さんの美しさが感じられなくなってしまうから。

でも、そんなお師匠さんから見せていただいた無意識さんの美しさを何とか表現したい、と思うんです。
みんなと一緒に見てみたいですね。

あのお師匠さんの美しい技を。

大嶋 信頼


 

2016/05/19
]
「今日は、すごいいっぱい走っている!」と思って写真を撮ったけど、人が写っていなかった。
目で見るのと写真でとらえられるものは全く違っているから面白い。

今朝は、走りに行くためにアパートの階段を下りていたら、同じアパートのおじさんに「あの乗り物はなんだね?」と普段乗っている電動一輪車のことを聞かれた。
ジョギングをする姿と、普段の姿が違うのに、おじさんにはちゃんと僕の顔が識別できている。
「顔を覚えられちゃっているんだ!」とちょっとショックを受けた。

この自分の認識が面白い。
自分はちゃんと同じアパートのおじさんの顔を覚えているのに、相手は自分の顔を覚えているわけなんかない、という感覚が自分にはある。

この感覚は小学校の時からあった。
担任の教師が自分のことなんか覚えているわけがない、と思っていた。
でも、誰かが悪さをするとすぐに「大嶋!」と嫌疑を掛けられてしまう。
「目立たないはずなのになぜ?」とショックを受ける。

高校の時もベランダにたばこの箱が転がっていたら、担任から「大嶋!おまえだろ!」と疑われた。
「ひえ〜!」

大学の寮に住んでいた時も、同じフロアの連中が水風船を巨大なパチンコで飛ばして隣の寮のガラスを割ったら、寮長は真っ先に私の部屋に飛び込んできて「大嶋!おまえだろ!わかっているんだぞ!」と言われた。
「なんで?」
寮の中は英語ができない外国人は私だけだけど決して目立つ存在じゃないはずなのに、と思っていたのでショックを受けた。

これは最近の出来事なのだが、私は時折、歩いていて赤信号で渡ってしまうことがある。
その時に車が勢いよく突っ込んできてクラクションを鳴らされてイラッとして心拍数が上がる。
その直後からイライラが止まらなくなってしまう。

心よ!なんで自分はこんなにイライラするの?と問いかけてみた。
すると心は「それはあなたのイライラじゃない」と言われた。

「こころよ!だったらこのイライラは何?」と聞いてみた。

すると心は「母親から”いらない子”と入れられている」と教えてくれた。

このときにすべてのパズルのピースが自分の中ではまったような気がした。
私が時折、自暴自棄(自分を大切にできない)になるのは「自分はいらない子」という感覚があるから。
その感覚が入れられてしまうから危険行為をしたり、自分を大切にできなくなってしまう。
「いらない子」だから他の人から認識されない透明人間のような存在、とどこかで思わされてしまっている。

心に聞いてみるとすごく面白い。

2016/05/18

ちょっと難しいことを書き過ぎたかもしれません(いや〜、一人で盛り上がってしまいました)。

何でこんなことを書いているかというと、20年前に生理痛で苦しんでいる女性に対して、婦人科の女医さんが「だらしない男性関係を繰り返してきたからでしょ!」と診察の時に言った。

「はい?」

人は無知(鞭)で人を裁く。

だから、宮本武蔵が言っていたんだよな〜
「波騒(なみざい)は世の常である。

  波にまかせて、泳ぎ上手に、雑魚(ざこ)は歌い雑魚は踊る。

  けれど、誰か知ろう、百尺下の水の心を。水の深さを」って。

その婦人科の女医さんの話を聞いた時に、なぜか怒りを感じたが
「この人は治す方法を知らないだけなんだな」と思った。

治すことができないから、自分が責められる前に相手を責める、
というのは戦術的には間違っていないのかもしれない。

それが人間の本質なのかも。自分が理解できないことは、否定して卑下してしまう。

自分にもそんなところがあるのかもしれない。

そんなことを考えたときにニーバーの祈りを思い出した。

神よ

変えることのできるものについて、
それを変えるだけの勇気をわれらに与えたまえ。
変えることのできないものについては、
それを受けいれるだけの冷静さを与えたまえ。
そして、
変えることのできるものと、変えることのできないものとを、

識別する知恵を与えたまえ。


でも、この祈りを思い出すたびに、自分はまだまだ未熟だな〜!って思う。





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