2019/07/31

自分には何の能力もない。そんなことはわかりきっていたことだった。

何一つ取り柄がない。勉強もできないし、コミュニケーションも取れない。そして、ここでは英語が全くできない。

教科書を読んでいても、わからない単語が次から次へと出てきてしまって「ちっとも内容が理解できない」となってしまう。そして、教授が黒板に書いていることを書き写すだけで精一杯になってしまう「話している内容がちっとも理解できていない」と焦ってくる。

 

聞いていて、わからないことを質問できればいいのだが、自分の思っていることを英語に変換することができないから「喋れない」という感じでどんどんクラスのみんなから置いていかれて落ちこぼれになる。

 

学生時代に読んだヘレン・ケラーのことを思い出す。見えない、聞こえない、そして喋れない、というのが自分と重なり「ヘレン・ケラーもこんな感じで苦しんでいたのかな?」とものすごく気持ちがわかるような感じになっていた。

毎日、見えない、聞こえない、喋れないで、誰ともコミュニケーションが取れなくて息ができない感じ。

 

唯一「あー!息ができる!」と思ったのは、数学の授業。子供の頃から「算数は苦手!」とずっと思っていて、赤点しかとったことがなくて、高校の時は文系に逃れて数学を取ることを諦めてしまった。

その数学や代数の授業の時に「あー!息が吸える!」という感じになったのは、数字だけは共通言語だったから。

数学の公式には、英語があまり絡んでこないから「なんて楽な授業なんだ」と感動して、先生の話に集中できる。

そんな風にして共通言語で水を得た魚のように集中をして聞いていたら、テストが返ってくる時に、一番最初に名前が呼ばれて「大嶋さんはクラスでトップの成績です!」とみんなの前で言ってもらった。

そのとき、こんな姿を子供時代の自分に見せてあげたい、と思った。

 

なんで、あの先生がそんなことを発表してくださったのかわからないが、惨めな私にとって涙が出るほど嬉しい出来事だった。

当時は、まだ「すごい日本車を作る日本人は優秀だ!」という時代だったから、クラスのみんなから「おー!やっぱり日本人は優秀なんだ!」と尊敬の眼差しで見られた。そんなことは私の人生ではあり得ないことだった。

でも、そこで教授は、日本人は高校の数学のレベルは高いが、大学の4年間でアメリカの大学のレベルに追いつけなくなる、という統計的な話をされた。

 

私は、それを聞いて「まあ、それはそうなんだろうな」と思った。だって、日本で数学で赤点以上とったことがない私がトップの点数が取れちゃうんですから、それはレベルが違うのかもしれないけど、大学の4年間でアメリカ人に追い抜かされてしまう、というのはなんとなく予測がついた。

だから、教授が言っていることは正しいんだろうな、と妙に冷静に受け止めることができた。だから、私に頑張って数学の勉強をしろ、ということなの?と考えたが、実際はそれどころじゃなかった。

 

他の授業で全く呼吸ができない。

読めない、書けない、聞けない、喋れないでしたから、一生懸命にもがくけど、水の中からちっとも浮かんでこれない状態。

自分でも「このままだと溺れてしまう」というのは予測できる。こんなに英語力がないのだったら、もう日本に帰ったほうがいいだろ!と多分、その時は教授たちからも思われていたし、周りの生徒たちも私をそんな目で見ていた。

 

でも、こんな息ができない状態でも、あの実家にいるよりはマシ、と思っていた。

あの実家に戻るぐらいだったら、と必死になって勉強をする。でも、授業を聞いていても、教科書を読んでいても全く頭に入ってこないし、すぐに白昼夢の中に入ってしまう私には希望が全くない。

 

日本にいた時に、留学経験者の話が書いてある本を何冊か読んだことがあり「授業でわからない時に、隣の優しい生徒がノートを貸してくれた」という記事があったが「そんな優しい生徒はいない」という現実を知る。

 

だいたい、英会話ができなくて話しかけることができないのだから、そんな助けを求めるなんて無理、と思って、最初の頃は必死で自分でノートを取ろうとしていたが、寮に帰ってきてノートを見ても「???」と何が書いてあるのかさっぱりわからない。なぜなら、日本で学生をやっている時からノートなんてとったことがなかったからノートの取り方もわからなかったし、字もそれなりに汚くて読めない。

 

私の唯一の取り柄といえば「最悪な未来を想定することができて、それが現実になる」という予知夢的な能力。

このままでいけば、単位を落として進級できず、いじけてしまってやる気をなくして、そして強制的に帰国になる、というシナリオが見えていた。

 

最初のテストでは「ノートがなくても教科書を徹底的に勉強すれば大丈夫だろう」と思って、ルームメイトのリックから迷惑がられながらも、毎日徹夜をして勉強しても「全然点数が取れない!」という悪夢を見ていた。

やっぱりノートがなければ点数が取れずに落第する、と思ったので、授業が終わる時に、ドキドキしながら、一番優秀そうな女の子に「ちょっとノートを見せてくれる?」とお願いをしてみた。

 

そしたら、その優秀そうな女の子は「ごめん、私、このノートを今夜見直すから必要なの」と言ってノートを閉じて去って行かれてしまった。

 

ガビーン!とその時の受けたショックと衝撃は、トラックにぶつけられた時のような感じで涙目になってわなわなと震えてしまっていた。映画とか小説だったらこんな時に助け船を出してくれる優しい女の子が現れるはずなのだが「現実にはそんなのはない!」ということを知った。誰も助けてくれない。

 

こうなったら、優秀そうな子じゃなくて、優しそうな子を探してノートを借りるしかない、と考えて、授業の席を思い出して、優しそうな子を頭の中で検索して、そして、昼食時にカフェテリアでその子を探し当てて「隣に座っていい?」と清水の舞台から飛び降りる気持ちで話しかけてみた。

 

そしたら、先ほどの優秀な子とは違って「いいよ!」と二つ返事でOKをしてくれたが、授業の話をしていて「ノートを取るのが大変でノートを見せて欲しい」と言った時に「あれ?優しい子が嫌な顔をした」という瞬間を目撃してしまった。「ノートは自分で取らなきゃダメだよ!」と女の子は厳しいことを言う。これは一番言われたくなかったことだが、自分の中でこの返しは想定していた。なぜなら、いつも最悪を想定することができて、それが現実になる能力を持っていたから。

 

「お願い!どうしても助けが必要なの!」と恥も外聞も無い感じで拝み倒した。これまで体験したことがなかったことを自分がやっていた。

 

しょうがないな、と女の子はノートを取り出して、私に渡してくれた。

 

私は「ありがとう!」と涙目になりながらお礼を言って、ノートを返す時間と場所を聞いた。

そして、慌てて、コピー機が置いてある図書館に走っていって、ノートをコピーして「おー!こんな風に授業のノートを取るんだ!」と他人のノートを見て感動する。

 

ノートを返すために女の子と待ち合わせ場所に行って「ありがとう」とノートを渡したら、女の子が怪訝そうな顔で「ずいぶん早くノートを写せたよね?」と聞いてきた。

 

あれ?とちょっと私はその表情に不安を覚えた。

 

いや、図書館でコピーを撮らせてもらったから、と伝えたら、女の子は「それじゃあ、あなたのためにならないでしょ!ちゃんとノートを自分で書き写さなきゃ!」と注意された。「コピーしたら、あなたの勉強にならないでしょ!」と怒られた。

 

うわ!優しい、と思って声を掛けたら、めちゃめちゃ細かくて厳しいじゃないですか!

 

女の子は「次に私からノートを借りるときは、コピーは取らないで!」とノートを受け取ってさっさと去ってしまった。

 

留学をした人は、人の優しさに触れることができました、という体験談を書いてたのに、私は今の所、人の厳しさしか体験することができていなかった。

 

でも、確かに甘ったれていたらダメだよね、と思うのだが、私の最悪を予測する能力は、自分のノートじゃダメ!と囁いていたので「今度は違う子に声をうまくかけよ!」とめげなくなっていた。だんだん自分がハイエナのようにたくましくなっているのを感じていた。

 

英語のレポートも、自分で書いたそのままを提出したら、英語の授業じゃないのに英文法の間違いから全てチェックされて真っ赤になって帰ってきて「ガビーン!」となっていたので「あ!自分で何度も見直して、そして最終的に誰かに見直してもらわなきゃダメなんだ!」と学習した。

 

一度、ルームメイトのリックに「レポートをチェックして」とお願いしたが、医学部生だったリックは自分の勉強が忙しいらしくて「そんなのは学校の学習センターの補助教師に頼め!」と返されてしまった。

 

確かに、英語ができないハンディーキャップの子のために学校が補助教師、というのを用意しているのは知っていた。でも、私は「そんなのは使いたくない!」と思ってしまって、それを使わないでいた。もう十分に落ちこぼれなのだが、そこに行ってしまったら、本当に自分はハンディーキャップとして扱われてしまって、そこから這い上がれない気がしていた。でも、そんなことを英語でルームメイトのに説明することができなかったので、諦めた。

 

宗教学の連中だったら、私の面倒を見てくれる優しい奴がいるかもしれない、と思って、同じ宗教学のクラスのクレッグに「ちょっとレポートをチェックしてくれる?」と思い切って頼んでみた。

 

すると、クレッグは「お前はチェスをやるのか?」と聞かれて「レポートと何の関係があるのかな?」と思ったが「やるよ!」と答えたら、どうやらチェスで勝ったらチェックをしてあげる、ということだった。

 

う〜、時間がないのに、と私は勝手なことを思いながら、クレッグが住んでいる寮に行き、ホールでチェスを始める。

英語学校にいた時の冬休み期間中に誰とも接触しないで、ずっとチェスだけをコンピュータとやっていたことがあったので、ルールは知っていた。そして、心理戦だけは得意だったので、あっという間に私が勝って、クレッグに「じゃあ、これお願い!」と私が書いたレポートを渡す。

 

おい!これって宗教学のレポートじゃないじゃないか!とクレッグが呆れる。

だから、英語ができないから、レポートの文法をチェックしてくれ、と言ったじゃないか!と私はクレッグに言っていないことまで言ったことにしてレポートを押し付ける。

 

お前!本当に英語ができないんだな!と言いながら私のレポートを真っ赤に染めていく。

いや、そんなダメ出しはいらないから、チェックしてくれよ!と言いたかったが、それも言葉にできないまま、私はチェス盤を眺めながら、クレッグのダメ出しに耐えていた。

 

クレッグは真っ赤に染めたレポート用紙を私に渡して「次はチェスで負けないからな!」と言った。

 

お!次のレポートもチェスを理由にクレッグにお願いできるかもしれない、とちょっと希望が持てた。

 

でも、これを繰り返しているうちに、クレッグにチェスで勝てなくなる、という未来が私には見えていた。

 

(つづく)

 

アマゾンの「催眠ガール」(清流出版)のレビューを書いてくださってありがとうございます。

 

猫と子供に懐かれる/メールでも/懐かしい風景/読後立ち位置が変わっていたと感じたこと、と書いてくださってありがとうございます。催眠のスクリプトが小説全体に練ってありますので、読み飛ばしたような感覚になるんですよね。ちょっと嬉しい。現実世界に伸びていく大きな構造物がどしんとしてある、というのはものすごくうれしい。その表現、めちゃくちゃうれしい。おー!無意識が働いて、猫に懐かれる。びっくり。子供には無意識でやっているけど大人にはやらない、というのは「怖いから」という素晴らしい洞察。それを頭の中で大人にやってみたら、という体験が非常に面白い。無意識が起動して感じられる一体感は素敵。そうして、人がだんだん怖くなくなっていきます。すごいかも!読んでくださっている時の話がいいな〜。リアルに伝わってきます。読み終わった時に、自分は何も感じられないけど、パートナーが変化に気がつき、そして、パートナーの本当の姿が見えてくる展開がすごい。無意識が起動していますね。これから先がとても楽しみ。あの講演会の内容はヤバすぎるかも。感謝!!

 

夏目明日香さん お師匠さん 無意識の人たち ありがとうございます、と書いてくださってありがとうございます。いろんな葛藤があってドラマですね〜。おー!高校時代の記憶が断片的に蘇ってきた、というのはすごいです。これが催眠の効果か!!名前じゃなくて名字で書くのって、書いていた私からしたら、弓矢を限界まで引っ張って、最後に「ビユーン!」と放した感じでした。気持ちが良かった〜!弓矢に込められたdignityが読んでくださる心に届きますように、と願いながら解き放つ。おー!自分の呼吸を感じながら読むってすごい素敵。まさにお師匠さんと夏目とともに成長していく感じが伝わってくる。書いてくださるレビューが素敵なスクリプト。光に包まれている、というのは素敵。それは私が最後の章を書いている時に見ていた光景。お師匠さんのスクリプトはものすごいです。そして、こうして、そのスクリプトを受けて、新たなるスクリプトがここに展開しています。感動!!

 

何度読んでも爽やかさを味わえる、と書いてくださってありがとうございます。3回も投稿したのに承認されなかったって「どんだけ〜!」と楽しみに読んじゃいました。おー!主人公の万能感っていうことは全く考えたこともありませんでした。でも、私もそうなのですが苦しんでくると、その万能感が必要だったりするんですよね。命綱として。おー!呼吸合わせの効果が面白い。テクニックとして載っていると「あれ?」となるけど、こうして小説だとやりやすくなりますよね。お師匠さんはそれを望んでいたようなきがします。お風呂に持って行ってヨレヨレってすごい。強迫性の症状がふやけていく〜!感謝!!

 

感謝!!

 

「催眠ガール」をたくさん宣伝してくださってありがとうございます。

さらに、いろんなところで拡散してくださったら嬉しいです!

 

広がっていけば、夏目ちゃんが再登場!

 

大嶋 信頼

 


2019/07/30

全寮制の大学に入ったところまでは良かったが、英語が大学のレベルに達していなくて、英会話も全くダメ。

 

キリスト教の学校だから、なにかしら誰かが話しかけてくれるのだが、私の英語力がなくて話が続かないから、相手の目から私に対する興味の光が消えていって、私の前から去っていく。

 

去っていった人たちは、活発で会話が楽しそうに弾む友達を見つけ出して楽しそうに話をしている。

 

「いつかその中に入ることができたらな」と思うのだが、そこには入れないことはなんとなくわかっていた。

 

あの金髪のモテモテ男みたいに白人の子供として生まれていれば、自分の人生は全然違ったものになっているのでは?と白昼夢の中で想像する。みんなから「よう!」と挨拶されて、かっこよく男同士で拳をぶつけ合ったり、女の子が近寄ってきて挨拶のハグをしている。

そして、どうでもいい冗談を言って、みんなを笑わせて、そして、周りの連中の冗談に適当に笑って女の子が近寄ってきて「おー!楽しい!」となるんだろうなぁ、生まれたところが違っていれば、と想像が止まらなかった。

 

そんなことを想像しながら歩いていて、夕食を食べるためにカフェテリアに到着する。

 

カフェテリアの入り口で学生証に貼ってある「食事シール」をチェックされて、シールが貼っていない者はそこでお金を払う。

 

アメリカに来る前は「アメリカの学生寮の食事は不味くて食べられない」という話をたくさん聞いていた。

 

でも、家が貧乏だったので「え!サラダが食べ放題!」とか「お肉のお代わりが自由!」というのでテンションが上がって「たくさん食べてやるぞ!」という気持ちになっていた。

 

初めの頃はそれで良かったが、次第にだんだん現実が見えてくる。お肉とかマカロニチーズとかをよそってくれる学生のアルバイトの態度が悪いのが気になってしまう。大きいお肉を取って欲しいのだが、金髪の女の子の時は、優しく「どのお肉がいい?」と聞いているのだが、私の番になると無表情になって端っこのクズ肉の方を渡してくる。

 

それで「あーあ」と食欲も何もかも失せてしまう。

 

おかわりをしたい!と思って、もう一度、列に並んだ日には「はあ!」とため息をつかれて、まるで卑しい動物を見るような目で見られて、さらに端の誰も食べないような肉を皿に盛られる。

 

人気者の学生に対しては、給仕の連中はニコニコして、自分から挨拶をしたりするのに、私に対してはどうしてこうなんだ、と最初のうちは衝撃を受けていたが、それも次第に慣れていき、食事の楽しみを失って「餌」としか見なくなってしまう。

 

そんなひどい気分になってお皿に乗せられたくず肉を眺めながら「どこに座ろうか?」というのが次の問題になる。

 

カフェテリアの正面の席があって、そして右側には「教授とか勉強ができる人たち」が座っているテーブルがある。そして、左側には、アイスクリームスタンドがあって、金髪のモテモテ男や、スポーツマンや綺麗な女の子たちがそこに陣取っている。

 

そこは明らかに眩しくて近づけないし、アイスを取りに行くときも、息を止めてそこを通っていく感じだった。

 

そして、カフェテリアの正面に「ダサい人たちのテーブル」というのがある。

 

大学に入るまではいじめられていたんだろうな、という人たちや、日本でいう「オタク」と見られるような変わった人たちがそこに座っている。

 

なぜ、正面の席なんだろう?というのが今だにわからないのだが、大学の4年間、たくさんの新入生が入ってきても暗黙の了解で振り分けられていた。人間って本当に不思議である、と観察しながら思っていた。

 

私は、当然のように正面の席に座って「自分には勉強する時間がない」と食事をしながら教科書を開く。

 

教科書は蛍光ペンでものすごくたくさんの線が引いてあるのだが、ある時、私の教科書を覗いたオタクの学生が「全部マーカーが引いてあるから、それじゃあポイントがわからないじゃん!」と言って去っていったことがあった。

 

確かにそう。自分でも「どこがポイントで、どこに線を引けばいいかわからない!」となっていたから、いつのまにか教科書全体が真っ黄色に染まることになっていた。

 

蛍光ペンで印をつけても「ちっとも内容が理解できていない」という自覚がある。

だから、こうして食事の時間でも教科書を広げて、その内容を理解しようとしている、というアピールを誰かにしている。

 

そう、それはただのアピールでしかないことは自分が一番よく知っていた。

 

日本にいた時に、母親から怒られるのが嫌で机に座って教科書を開いていたが、一度もその教科書をちゃんと読んだことはなかった。

 

教科書は開いているけど、それは母親に対する「勉強をしていますよ!」というアピールをしているだけ。母親もそれを知っていて「あんた、教科書を開いていてもちっとも勉強していないじゃない!」と嫌味を言われる。

 

どうせ教科書を読まないんだったら、もっと楽しいことがあるはず、と思うのだが、母親の怒鳴り声と悲しむ顔が見たくなかったから、そのアピールをせずにはいられなかった。

 

それをどうして誰も私のことを知らない、気にも留めないカフェテリアでしているのかが自分でもよくわからなかった。

 

「あいつはよく勉強をしている」と見られたいだけなのかもしれない

 

誰からも相手にされないから、勉強をしています、のアピールをしているだけ。そして、誰かから認められて、誰かに自分の本当のすごさをわかってもらいたい。

自分の内面にある価値を私のすごさをわかる人に引き出してもらいたい、と自分は思っているのかな?と教科書を開きながら白昼夢に浸ってしまう。

 

「自分の内面にあるすごさを引き出して欲しい」と思っていても「自分には何があるのだろうか?」と考え始める。

 

父親のことを考えた時に「あ!あの人は人から好かれる能力を持っているな」ということを思い出していた。どんな人にもフレンドリーに話しかけて、そして、相手と仲良くなっていくすごさがある。

 

でも、私の場合は、人に近寄って行ったら、仲良くなるどころか蔑まれて、そしていじめの対象になってしまう。常に、いつも、そんな感じで、まともな人間関係を築けたことがない。今、ここでも実際にそうだった。カフェテリアの給仕から蔑まれて、そして、誰も私に近寄ってこない。まるで、自分が汚物人間になったような感覚であった。

 

母親は、人間の分析能力に長けていた。ちょっとしたしぐさや態度で相手の考えていることをピタリと当てて、そこにある人間関係を的確に把握する力を持っていた。

 

そんな能力が自分にもあるのかな?と思って、左側のモテモテグループの方を注目してみたが、誰のことも分析することができなくて「羨ましいな〜!」としか出てこない。

 

自分にはこうして勉強をする努力しかないのか?と思うのだが、努力をしているフリだけ。

多分、周りの連中にもそれは見破られているような気がしていた。なぜなら、いつも教科書の同じページを開いていてそこから先に進まなかったから。

 

誰のために、何のためにこんな「勉強をしています」というアピールをしているのか、自分でもわからなかった。誰も重い教科書なんか持っていないし、食事中に開いているやつなんか一人もいない。それでも自分はなぜか、周りに「私はこんなに苦しんで勉強をしている」というアピールをせずに入られなかった。

 

誰からも注目されることはない、とわかっているのに。

 

もしかしたら、誰かがこんな私のすごさをわかってくれるのではないか?という、訳のわからない期待があった。

でも、それが自分の幻想であって、現実には起こらない事を私が一番よく知っていた。

 

幼い頃からずっとそうだったから。

 

(つづく)

 

 

 

 

 

 


2019/07/29

アマゾンの「催眠ガール」(清流出版)のレビューを書いてくださってありがとうございます。

 

ラチとライオン。わたしと夏目ちゃん。夏目ちゃんと一緒に空を飛ぶ〜!と書いてくださってありがとうございます。あはは〜!講演ではちょいワルモードでしたか。おー!私もつい最近、コーラのことを考えていたんです。夏休みのおじさんのところで、お菓子の問屋さんだからコーラも置いてあって、飲ませてもらっていた。あと、昔あった、コーラのキーホルダーのことを思い出していたんです。あんなのあったなーって。お笑いのセンスがあったらいいな〜!でも、みなさんとだから楽しかったのだと思います。俳優さんはわかっちゃいましたね。サイン、いつかきっと。大阪のお姉さんとのやりとりが癒される。ハイタッチの場面が浮かびます。おじ様にも案内してもらったってすごいです。夏目ちゃんを複数冊持ってくださっているんですね。コンプリートってものすごく嬉しいです。猛獣の話は面白いです。猛獣がついてきたら、あれを試してみてくださいね。過激な嫉妬対策テクニックは笑ってしまいました。確かにあれは過激でしたね。スッキリは嬉しい!楽しみです。感謝!!

 

2冊書いました、と書いてくださってありがとうございます。大阪で一番前の席に座って下さって「復縁の呪文」と言われたのもちゃんと覚えていて、スルーしたわけじゃなくて「復縁?」と私の中でぐるぐるしていただけなんです。いや、人間の頭って面白いのですが、あの瞬間にものすごい沢山の思考が湧いている。ドラゴンクエストの復活の呪文が頭に浮かんでいて、それをこれに書いたらダメでしょ、とか。「復縁して大丈夫なのかな?こんな好青年が?」と考えていたり。さらには遺伝子のコード?といくつか浮かんでいたけど、それを書くのも、確率の問題だからな〜、とあの瞬間に悩んで「まあ!ブログで書けばいいか!」と思って、あの言葉になりました。そんな選択をあの瞬間にしているとは思わないでしょ。今唱えて下さっているのでいいと思うのですが、TRPC5かANGPTL4があの時に浮かんでいて、それもいいかもしれない。でも、今振り返ってみるとMAPK1(マップケーワン)かもしれませんね。復縁の呪文は興味深いです。応援しています!素敵なパートナーさんが戻ってきますように。

 

私のなりたい私に向かえる本、と書いて下さってありがとうございます。おー!無意識さんが働いている〜!マジですか!!すごい!夏目ちゃ〜ん!でも、嫉妬はきますよね〜。バージョンアップですね。体が新しいバージョンに適応するまでがちょっと大変。なんだか、嬉しいな。私の好き!素敵です。

 

何かが不思議と変わって行く、と書いて下さってありがとうございます。「いつも誰かに振り回される」は読みやすいですよね。あの編集者はすごいです。そうなんです、スイスイ読める本とそうじゃない本がありますよね。私も自分で読んでいてそうですから。でも、読んでくださったあの3冊は焦ることなく読み終えた、というのは嬉しい。寝落ちがいいな〜。ちゃんと無意識が働いていますね。「私はいい人をやめます!」の鏡の前の宣言は素敵!見ない、聞かない、の口癖は面白いです。催眠ガールは泣いて下さったのは本当に嬉しい。感情が無意識の中で統合されて本来の自分に戻っていく。そして、いろんなことが見えてきますね。お師匠さんのメッセージを受け取って下さっているのは無意識さんがちゃんと働いているから。とても嬉しいです。

 

この本のせいなのか、せいじゃないのか、と書いてくださってありがとうございます。確かにこの本の表紙はずるいと思います。つい、手に取りたくなってしまいますよね。しかし、嬉しいな〜。やったー!と飛び上がってしまいました。すごい!!無意識さん起動ですね。呼吸合わせは「呼吸を合わせている体」だけでいい。振りだけでいい、という事です。まあ、やらなくても無意識さんが起動しているから、そのままで十分です。すごい。

 

無敵になれる本!!と書いてくださってありがとうございます。全て読んでくださってありがとうございます。おー!呼吸合わせで無敵の人!!その場に相手がいなくても、イメージの中で呼吸を合わせるだけで面白いことが起きますよね。やった〜!嬉しいです。いつも応援してくださって有難うございます。

 

自己肯定感がどんどん増していく、と書いてくださって有難うございます。一気に読んじゃったんですね〜。わかる〜。大変な家庭で育ってきたから重なります。スクリプトはお師匠さんと無意識さんの贈り物です。私もあれで泣けてきちゃう。劇的な変化ってすぐに元に戻る、という苦い体験を何度もしてきました。訳がわからん!という意識が混乱した時に、働く無意識の力でじわじわと変わっていく、その何気無い変化が美しかったりするのよね。とても美しいです。

 

明日香さんがお母さんに向けて書いたスクリプト、と書いてくださって有難うございます。この主人公は「自分には何もない」ということを嫌という程、味わってきた。だから、無意識が働いて、その力を楽しむことができちゃった。「私の中には何もない」で無意識が全てを助けてくれる。だから、わからなかったものがわかるようになり、見えなかったものが見えてきます。有難うございます。

 

悪い予感がしない、と書いてくださってありがとうございます。50目前の疲れたオヤジが読む本じゃない、って意識が言っていたのですね。そう考えると、ここに書いてくださっている皆さんのスクリプトってすごいです!!意識の呪いを解いちゃうんですから。なんだか、読ませていただいて、ウルウルきちゃいました。なぜだろう?なんだか、わたしも重なる部分がたくさんあります。意識による決めつけに飼いならされたブーちゃんのように、諦めきった自分を再発見って、すごくわかります。わたしはうまく言葉にできないけど、この本の後に同じ感覚になりました。無意識さん起動!夏目ちゃんが共にいます。

 

大切なスクリプトのマトリョーシカ、と書いてくださってありがとうございます。全身を駆け巡って、人生の血栓を溶かしてくれそう、という表現はすごい。レビューの返信期間、ってすみません。もー!出版社さんが時期を同じにして出すから〜(って人のせいにすな〜!)。おー!この本は、もしかしたら切れたスイッチがまた入るきっかけになった?それだったら嬉しい。「孤独」のレビューと、催眠ガールの表紙が一致しちゃったのね!すごい!脳のネットワークだ〜!いや、ちゃんと伝わってきていますから。催眠のお師匠さんは「ひょっこりはん!」だったら面白いですよね。しかし、幼少期の描写がものすごいなー。痛みなどの感覚が読むと伝わってくるから怖い。無意識さんがちゃんと働いていますね。この本が一冊まるまるスクリプトで、最近の本のラインアップと繋がっているのを気がついてくださったのは嬉しい。これも無意識が全てやっていることなんですね。おー!その手があったか〜!鏡を見て自分で呼吸合わせの練習って。すごい!そうか!このネタを使わせていただいてもよろしいでしょうか。これは画期的かも。そして、うまくなっているからすごい。面白いでしょ!話している時の呼吸のコツもちゃんと掴んでいるからすごい。美容室で30分も早く終わってた、ってすごいです。夏目ちゃんのこれからの展開が楽しみですね。いつもありがとうございます。

 

催眠がなんなのかよくわからないけどとにかく面白い!と書いてくださってありがとうございます。嬉しいな〜。感覚が伝わってくる〜。本当に「もしお師匠さんがそばにいてくれたら・・・」ですよね。泣けてきます。あの苦しんできた日々を思うと。そんな中で本当にこれまでよくやってきた!!そんな声かけが嬉しい。催眠状態でいろんなものが統合されていきます。お師匠さんの大好きだった「統合」です。小説を読まなくなって、数十年だったんですね。おー!これを読んでくださったのは嬉しい。受け取ってくださっているのが嬉しいです。お師匠さんの催眠は頭でわからなくても大丈夫。わたしもよくわかっていないから。ただこうして感じるもの。感謝!!

 

優しい成功本、と書いてくださってありがとうございます。スラスラ読めたのは嬉しい。自己肯定感が上がる本というのも更に嬉しいです。ちゃんとfirst nameの意図を受け取ってくださっている〜。うわー、これを読んだだけで泣けてくる。無意識が働いて、すごいことが見えていますね。嬉しい!

 

呪いのスクリプトが解かれていく、と書いてくださってありがとうございます。ぎゃ〜!アマゾン!書店で買ってくださってありがとうございます。今ネットで確認できるんですね。おー!お母様!すごい嫉妬の発作でござりますね。そして、呪いが解かれていく〜!これ!わたしもわかります!!わたしも今現在体験しているから。おー!呼吸合わせと、イエスセットの実践は嬉しい。お師匠さんも喜んでいる〜。若草色のノートにスクリプトって素敵。あの頃の自分にたくさん書いてあげて、過去が変わります。

 

感謝!!

 

「催眠ガール」の続編をわたしもぜひ書きたです。

 

まあ、無意識さんが働いてくれて、皆さんが望んだことを現実にしてくれるのですが「催眠ガール」をたくさんの人に手に取っていただけたら嬉しいです。

 

「催眠ガール」の拡散!

 

よろしくお願いいたします!!

 

こうして皆さんの無意識さんの助けで、催眠ガールがどんどん広がっていきます。

 

 

 

 

 


2019/07/29

大阪での朝日カルチャーセンターの講演会にたくさんの方が参加してくださって、たくさんのお花と贈り物をいただきました。

ありがとうございます。催眠ガールの夏目ちゃんのイメージのお花がいっぱい!!かなり感動。

 

講演会は、楽しかった〜!

「嫉妬をしてくる人たちを消しちゃいましょう!」という過激な内容。

みなさんと一緒にいると、楽しくて時間があっという間に過ぎてしまう。

「もっと話をしていたい!」という感じでした。

 

先日、8歳の天才児のお師匠様がいらっしゃってくださって「飛行機をデザインする航空力学の大学に行きたい」というお話をなさっていた。

 

「え?師匠は心理カウンセラーになって、私と一緒に仕事をしてくださるんじゃないんですか?」とあまりにもショックでわなわなと震えながら質問をします。

 

すると8歳の師匠は「カウンセラーはもう嫌!だって心の傷の治療をすると、患者さんの苦しみをそのまま受け取っちゃうから」といわれて「が〜ん!」とさらにショックを受けます。

 

いや、8歳の師匠がおっしゃる通り、心の傷の治療をすると、その苦しみを請け負う形でボロボロになるんですけど「師匠だったら、それを影響を受けないようにできるんじゃないんですか?」と尋ねたら「嫌だ!」と断られてしまった。

 

8歳のお師匠様がどんどん遠くに行かれてしまう(あれ〜!)。

 

人間の脳は「相手の脳を真似しちゃう!」という性質があるから、「心の傷の苦しみ」を治療者が真似をした時に「う〜!くるしい〜!」となるわけです。

 

この苦しみを治療者が自分のものにしてしまうと「チ〜ン!」となって「カウンセラーなんかやってられるか!」という感じになってしまいます。だって、本当にシャレにならないぐらい苦しいから。

 

でも、これを「あ!この方の心の傷はこれだけ苦しいんだ!」と共感した時に、心の傷に感情が統合されて、打ち消されていく。

そして、治療者の方にも苦しみは一切残らないんです(心地よい疲労感はありますけど)。

 

嫉妬を受けた時に「苦しい〜!」となるのも同じ原理なんです。

 

嫉妬をしてくる人の「孤独の発作」を脳が真似てしまうから「苦しい〜!」となる。

自分がダメダメ人間になったような感覚になってしまって、ものすごい惨めな気持ちになる。

 

それを自分のものとしないで、相手にお返しする、ということをすると「嫉妬をしてくる私にとって都合の悪い人は目の前から去って行く!」という面白い現象が起きるんです。

 

その簡単な方法を「自己免疫」を使ってやる、というお話をしました。

 

それで思い出すのが、花粉症の時期に、花粉症の夫が、奥さんに対して横暴な態度をとったら、奥さんが、旦那さんの布団から洗濯物から全て外で干して、花粉を吸収させた。

 

そして、旦那さんが帰ってきて、布団で寝たら「おかしいよ〜!なんでこんなにくしゃみ鼻水、涙が出るんだろう!」と一晩中眠れなかった、という。

 

奥さんは、そんな旦那さんを見て「明日も干してやろう!」と布団の中でニヤニヤしていた、という話を聞いて笑ってしまいました。

 

講演でお話をさせていただいて、皆さんの反応を見ていたら「あ!自己免疫を利用して嫉妬してくる人を消しちゃうのに抵抗があるんだな!」というのに気がつきます。

 

嫉妬される方の特徴として「高潔」というのがあるんですね。

 

「高潔とは、人柄が立派で、利欲のために心を動かされないこと。清らかで汚れていないこと」です。

 

だから、嫉妬をしてくる相手でも、その相手を苦しめることはしたくない。

自分はいくら苦しみを当てられても。

 

この高潔さに嫉妬されてしまうんです。

 

でも、この高潔さは変えることをしたくないので、もう一つの嫉妬を中和する方法が「愛の力」でした。

 

全ての孤独を打ち消すのが「愛」です。

 

「支配されちゃう人たち」で「人間には愛がない」と書きながら「愛で嫉妬を中和する」というのは矛盾をしているようで矛盾はしていない。

 

なぜなら「人間には愛がない」けれど「無意識の中に愛がある」だから。

 

嫉妬をしてくる人に対して「あの人には愛がある」というのは「あの人に無意識が働いている」のと同じ意味があります。

 

「あの人は愛されている」というのも「あの人に無意識が働いている」のと同じ意味になります。

 

「無意識」というのは、一般的な用語ではないので「愛」という言葉を使うことで一般の人でも受け入れやすくなる。

 

「あなたはものすごく愛されている」というのは「無意識があなたにものすごく働いている」ということと同じ。

 

それをバリバリ人にかけていくことで「嫉妬の発作を起こせなくなる!」という面白い現象とともに、本当に無意識が働いて、豊かなお金持ちの世界へと導いてくれる。

 

そんなことが昨日の講演の内容でした。

 

参加してくださった皆さん!ありがとうございました!!

 

来月は、福岡の朝日カルチャーで講演なので、さらに面白い嫉妬の展開を考えています。

 

嫉妬の影響を受けやすい人、受けにくい人。

 

そして、嫉妬を受ければ受けるほど元気になる人、そうでない人の違い。そんな違いからタイプ別で嫉妬の対応策、というのをお伝えできたら、と思っています。

 

嫉妬を浴びて、そのエネルギーを吸収して、こんがりと肌が焼けて健康優良児のように元気に駆け回る、というのは最近では時代遅れになってしまっています。

 

今は、どちらかというと最新の日焼け止めを塗って嫉妬を弾き返して「嫉妬を吸収しません!」というのが理想なのかもしれません。

 

最新の日焼け止め、というのは何なんでしょうか?

結構、簡単にそれはできちゃいます。

 

そう!嫉妬を浴びても吸収しないで弾き返しちゃえばいい。

 

簡単なお話ですね。

 

嫉妬を吸収して健康優良児になる方法も楽しく展開していきます。

 

そんな嫉妬のお話を催眠のスクリプト的に練って福岡に行かせていただきます!

 

楽しみです!!

 

感謝!!

 

大嶋 信頼

 

 

 

 

 

 


2019/07/27

心理学を英語で勉強する能力は全くなかった。

それは、English101という授業でものすごく自覚することになった。

English101という授業は日本の学校でいう「国語の基礎」みたいな授業で、英語の文章を読んだり書いたりする授業。

 

この授業で落第点をとってしまうと「あなたはこの学校での勉強は無理なのでは?」と退学させられてしまう、という噂話が隣の女の子たちから聞こえてくる。

 

私は、心のなかで「やばい!」と固まってしまう。

いや、本当に涙目になって打ち震えて何も考えられなくなってしまうような感じ。

 

心理学の授業がわからないから、一生懸命に予習復習をしなければらなくて、English101の勉強に費やす時間が取れない。「心理学の教科書も英語だから、心理学の勉強だけしていてもEnglish101のための勉強になっているのかも?」と自分の中で言い訳をしながら、English101の教科書を放ったらかしにしてあった。

 

English101のノイマン教授は気さくな人で、とても楽しく授業を進めてくれるのだが、それでも私は「聞いている振り」になってしまって、全く頭に入ってこない。ノイマン教授はどうやら20人いた生徒の中で私だけ外国人で白人じゃなかったので、気に留めてくれて、私のために優しく授業を進めてくれているのがわかっていた。

 

ちゃんとノイマン教授が努力してくれているんだから、私もそれに答えなきゃ、と思うのだが「時間がない!」と心理学の教科書ばかり予習復習していて、English101の教科書を開くことをしなかった。

 

中間テストがあって、ノイマン教授から採点されたテストを返されて「あーあ」と目の前が真っ暗になる。

「穴があったら入りたい」のではなくて、もう、どん底の穴の中で息ができない状態。

「もう、自分は終わった」という感覚になって、その点数を見て何もかも捨てたくなってしまった。

 

高校の時は100点中10点台とか20点台などは、しょっちゅう取っていて「赤点は当たり前!」という感じで全く気にしたことがなかった。それなのに、ここに来てまでなんでこんなに悪い点数で、しかも自分が全く勉強しなかった結果なのはわかっているのに、落ち込んで絶望的な気分になるのかがわからなかった。

 

私は、テストを返されて、平常心でいようと思ったのですが、顔面は能面のような顔になってしまっていて、血の気が引いて真っ青になっているのを感じていた。

 

そんな私を見て、ノイマン教授が「大嶋さん、大丈夫ですか?」と優しい声をかけてくださる。

 

私は、それがものすごく嬉しかったのだけど「やめて、教授、今、優しい声をかけられたら泣いちゃうから!」と涙目になりそうになって「大丈夫です」と声を詰まらせながら、やっとの事で言葉を返した。

 

もちろん、そこから始まるノイマン教授の授業は全く頭に入ってこない。

日本に戻って、土木建築の作業員になって作業をしているイメージトレーニングをしていて「親方から怒られた時はどういう風に対処をしようか?」などと考えてしまっている。

 

そんな白昼夢に浸っていても、ノイマン教授の授業がものすごく長く感じる。

あー、もう、ここから早く立ち去りたい、と思ってしまう。

寮の部屋に帰って、枕に顔をうずめて思いっきり涙を流したい、という感覚になっていた。

 

授業が終わると、ノイマン教授から「大嶋さん、私のオフィスに来てくれませんか?」と呼び出されてしまった。

 

「あーあ!そりゃ、そうだよね!」と私は刑を宣告された囚人のような気分になっていた。

 

ノイマン教授は、オフィスに行くと、優しく椅子を勧めてくれて、私は、英語の文法の教科書がたくさん並ぶ本棚の横の椅子に座る。

 

ノイマン教授は、比較的「教授」と呼ぶには若くて、アメリカの映画だったら、悪役に早く消されてしまう善人のような顔をしている。もちろん、そんなことを思うのは失礼なのだが、私の頭の白昼夢は止まらなくて、こんな時にも、そんな余計なことを考えるのが止まらなくて、今ここで考えるべきことに集中できない。

 

ノイマン教授は「大嶋さんは宗教学が専攻と書いてあったのですが、そうなんですか?」と鋭い質問をされた。

 

私の頭の中では、ものすごい勢いでいろんなことを考えているが、その考えすら自分で掴めない感じになってしまう。だから、言葉が余計にうまくでてこない。

 

表面的には「正直に答えるべきか、否か」である。

 

この学校はキリスト教の学校なので「宗教学」と答えておけば、外国人の私に対してちょっとは大目に見てくれるかもしれない、という甘い考えがあった。だからここで「はい、宗教学です」と答えれば、この場は多分、軽い世間話に変わってしまうことはなんとなくわかっていた。

 

でも、なぜか私の口はノイマン教授に正直に「本当は宗教学じゃなくて心理学を勉強したいんです」と答えてしまった。

 

その時に、私はノイマン教授がその広い額に手を持っていくのを見逃さなかった。

 

教授がその額に手を持っていく時に、私の頭の中で「あちゃ〜!」という効果音が響いてくる。

 

ノイマン教授は、私に正直に伝えるかどうかを迷っている様子で「やっぱりはっきり伝えなきゃ!」と決心したみたいに「大嶋さん、宗教学だったら英語101の成績はCでも通用するかもしれませんが、心理学の専攻だったら最低でもBは必要になります」と仰った。

 

だからテストの点を見て今日、ショックを受けていたんですね、と優しく声をかけてくださる。

 

私は、今にも泣き出しそうな気分になってしまう。

 

それをノイマン教授は、受け取ってくださったのか「じゃあ、大嶋さん、日曜日に私のうちに来て昼食を一緒にしませんか?」と声をかけてくださった。

 

え? 「勉強をもっとしろ」とか「あんたの英語力じゃあ心理学部は絶対に無理」と説教をすると思っていたのにそれがないの?と肩透かしをされた感じになった。

 

なんで家に誘ってくださったんだろう?と訳がわからないまま、ノイマン教授のオフィスを後にする。

 

そして、日曜日の昼食の時間に、ノイマン教授から渡された住所に行ってみると、ノイマン教授が笑顔で迎えてくれて、若い奥さんと、赤ちゃんを紹介してくれて、家の中に入れてくれた。家の中には、私だけじゃなくて、何人かの生徒がいて「お!この子達も成績が悪かったのかな?」と一瞬希望を持ったが、話を聞いていたら、賢そうな子達だったからそうでないことがすぐにわかってしまった。

 

やっぱり私だけが落ちこぼれなのかもしれない。

もちろん、ノイマン教授や奥さん、そして賢い学生たちは私に気を使って話題を振ってくれるのだが、英語がまともに喋れないので「話が続かない」となってしまう。

 

おー!このままだと、ノイマン教授からも見放されてしまうかもしれない、と焦ってくる。

 

そんな時に、赤ちゃんが「わーん!」と泣き始めて、みんなの注目が赤ちゃんの方へと向いた。

 

最初は「かわいい!」とチヤホヤされていた赤ちゃんが、いつのまにか大人たちの話題に取り残されて、注目されなくなったから、注目を引きたいのか?

 

私の白昼夢の脳はいろんなことを想像してしまう。

 

ノイマン教授の奥さんが一生懸命にあやそうとしているが、なかなか泣き止まなくて、ノイマン教授がちょっと困った顔になった。

 

そんな時に、私は思わず「私にやらせてみてください」と奥さんに赤ちゃんを受け取るポーズをして、試させて!とジェスチャーで伝える。

 

それまで赤ちゃんなんかあやしたことは一度もなかった。

 

あ!そういえば弟が7歳離れていたから、子供の頃にそんなことをやったのかもしれないけど、そんなことは全く覚えていない。

 

赤ちゃんを受け取って、私は、泣いている赤ちゃんの呼吸のペースに合わせ、赤ちゃんを抱えてゆりかごのように揺らす。泣いている赤ちゃんの呼吸は結構早かった。

 

呼吸に合わせて、揺らしてあげると、やがてその揺れがゆっくりになってきて、泣き止み、そして、私の顔を見て「キャッキャ!」とはしゃぐようになった。

 

私の腕の中で赤ちゃんが手を伸ばして、私の顔を掴もうとする。

 

でも、掴もうとしていたのが、私の顔じゃなくてネクタイであったことが次の瞬間にわかる。

 

赤ちゃんは、私の日曜日用のネクタイをしっかりと掴んで、それを「バウ!」と言いながら口に含んでよだれだらけにして、口から出して、私にニッコリ微笑む。

 

教授が慌てて「大嶋さんのネクタイが汚れちゃうじゃないか!」と気を使ってくれたが、私は「大丈夫!」と教授に伝えて、赤ちゃんがしたいようにネクタイで遊ばせてあげていた。

 

赤ちゃんの呼吸に合わせて、揺らしてあげると、赤ちゃんは嬉しそうに声を上げながら涎だらけになったネクタイで遊んでいる。

 

どれだけ時間が経ったのだろう?

 

ふっと顔を上げてみると、ノイマン教授夫妻もそこにいた学生たちも私のことをある眼差しで見ていた。

 

そう、これまでにそんな風に見られたことがない、くすぐったいような視線。

 

言葉が通じなくても、そこにいる学生と目があって、私が「うん」とうなづくと通じるあの感覚。

 

ふっと赤ちゃんの方を見ると、私の顔をじっと見つめていて、その目は「これでいいんでしょ!」と言っているような感じがした。

 

いつのまにか夕方になっていたので、みんなで教授の家をお暇しようとして、奥さんが赤ちゃんを私から受け取ろうとしたら「うんぎゃ〜!」と泣き出して、私の手を一生懸命に掴もうとするポーズまでしてくださる。

 

私は心の中でち赤ゃんに「いや、そこまでしていただかなくても大丈夫ですから」とこれまでのことを感謝しながら、泣いている赤ちゃんを抱える教授夫妻に手を振りながら、寮へと帰っていった。

 

寮に帰ったら「あれはなんだったんだろう?」とあの赤ちゃんとの対話が忘れられなかった。

 

「言葉が通じない者同士で仲間意識を持ってくれたのかな?」と考えていたら、いつのまにかいつもの心理学の教科書じゃなくてEnglish101の教科書を手にとっていた。

 

あの赤ちゃんもいつかこんな教科書を勉強するのかしら?と思ってたら、ちょっとなんだか先に勉強している自分が優越感を感じられるようになっていて、English101の勉強が楽しくなってきた。

 

ゆっくり赤ちゃんのように読んでいたら、あ、自分はEnglish101の内容をバカにしていたのかもしれない、ということに気がついた。全く英語ができないのに「今さら、英語を勉強するなんて!」とバカにして手をつけなかった自分の姿が見えてきた。

でも、今は優しく私の指を握ってくれた赤ちゃんのあの手を思い出して、その指でページをめくるのが楽しくなっていた。一枚、一枚、ページをめくるたびに自分が成長していける。

 

あの赤ちゃんと共に成長していける。

そんな喜びをEnglish101の教科書を読みながら心の中で噛み締めていた。

 

English101の期末テストでBプラスと赤字で書かれた答案用紙をノイマン教授が私に渡すときに、教授は何も言わずに私の目をしっかりと見て「うん!」と大きくうなづいてくださった。

 

でも、この点数を受け取った時に、私は複雑な気持ちになっていた。

 

この成績がもらえたのはあの教授のお子さんのおかげ。

私の実力ではない。

 

いつも演じていて何も中身がない自分がここにいるだけ。

 

でも、あの小さな手は、私に200人中10人の中に残るチケットをここに渡してくれた。

 

私は、その小さな手を感じながらも、まだ迷っていた。

 

本当にこの空っぽな自分は大丈夫なのだろうか?と。

 

(つづく)

 

アマゾンの「催眠ガール」(清流出版)のレビューを書いてくださってありがとうございます。

 

ホントに人生変わりました!と書いてくださってありがとうございます。読んでくださっている途中でレビューを書いてくださるのはものすごくうれしい。この本を何度も読んだ私はその気持ちがちょっとわかる〜。これまでいろんな本で書いていた内容が、主人公の動きの中に凝縮して散りばめている、というのは鋭いです。ばれちゃっているのよね〜。小説の全体がスクリプトになっているから、そこに全部練りこんでいる感じ。読むだけで、癒しが起こる本って泣けてくる〜。しかしすごいです!!書いてくださってありがとうございます。

 

無意識のスイッチが入った気がします、と書いてくださってありがとうございます。一行一行味わうように読んでくださったんですね。うれしい。サミーとのやり取りがちょっと面白いでしょ。しかし、すごい深い理解をされていますね。無意識さんがバリバリ働いています。すごいのは「あれ?これって思いっきりネタバレしてますでしょ!」と感じてしまうかもしれませんが、あまりこの本はそれが関係ないんです。なぜなら、全体がスクリプトになっているから。全体がスクリプトになっていて、書いてくださっているように無意識の力を信じられる方向へと後押ししてくれるようになっています。スクリプトって読む催眠のこと。無意識の世界では「発作がない!」なんですね。だから、不幸とか幸せという発作を誘発させるものが無い。発作って何?というのは、ほかの本で散々書いているので、割愛しますが、スクリプトには発作を凪にさせるメタファーがいっぱい含まれています。その一つが夏目の眠りの一文です。ものすごく説明を書きたくなるのですが、意識的になってしまうので、止めます。IL6(アイエルシックス)かな?これはアレルギーも関係している。

 

バイブルになる、と書いてくださってありがとうございます。無意識が働いて、脳のネットワークで未来のご自身の脳とつながっていますね。すごい!!バイブルってうれしいな。この前の「私の文章が下手」という話で、お師匠さんが「だったら聖書の文章は?」といわれて書き続けるきっかけになったのを思い出しましたうれしい。

 

たんたんと、と書いてくださってありがとうございます。わーい!「なんにもなかった!」はうれしいな。まさに「凪」の状態ですね。すっごいうれしい。無意識の世界には発作がない。私は読ませていただいてブッダのことを思い出しました。何も感じない。妄想に走ることが少なくなった気がする、というのもうれしいです。妄想こそが発作状態だったりするんですね。今書いているブログにも白昼夢がでてきますが、あれって孤独をきっかけに発作を起こして夢の中へ。未来の自分とつながって、やりたいこと、夢、というのは本当にそうかもしれません。しかし、最後が美しいな。さすが無意識さん。

 

感謝!!

 

大嶋 信頼

 

 


2019/07/26

お花をいただきました〜とってもいい香です。

 

大学での心理学の授業で初めは、教授から離れた後ろの席に座っていたのだが、ある時「あ!後ろの席って勉強ができない生徒が座る席なんだ」と気付かされた。

 

シェークスピアのリア王を演じている役者のように話をするDr.モートンが「ショックなことが起きた時の感情の仕組み」について話をしていた。「ショックな出来事の後に、怒りや恐れ、そして悲しみが湧いてくる」と静まった教室の中でちょっとしゃがれ声で講義をしていると、私の隣の席の体育会系のモテモテ男が「ハイ!」と手を挙げた。

 

Dr.モートンは、ちょっと面倒臭そうに「何か?」とそのモテモテ男を指す。するとモテモテ男は、椅子に背中をもたれて、足を伸ばし、まるでビーチで日焼けをしている人のような態度で「俺たちが、最近、ジープでドライブをしている時に、ジープが横転してしまって、みんなが車から投げ出されてしまったんだ!その直後にみんなで大笑いをしてしまったから、怒りや恐怖だけじゃないと思うんだけど!それってどういう仕組みなの?」と自慢げに話して教授に質問をした。

 

このモテモテ男は「金髪でかっこいいな!こんな風な容姿で生まれてきていたら、僕の人生は全く違っていたのに!」と毎回見るたびに羨ましく思っていた。そして、このモテモテ男の武勇伝を聞いた時に「すげ〜!僕だったらショックで固まって泣いちゃうかも!」と心の中で感心していた。

 

その向こうにいた金髪の綺麗な女性はキラキラした目でモテモテ男を見ていた。

 

でも、Dr.モートンは、モテモテ男の質問を「まあ、そんなこともあるかもしれないね」とスルーした。

その時「あれ?モートン教授は、彼の質問に対して知識がないから答えられないの?それとも答える価値がないと判断したの?」というのがわからなかった。もしかしたら、モートン教授でも説明がつかないことなのかもしれない、とその時、私は思っていたのかもしれない。なぜなら、モテモテ男がすごく羨ましくてかっこよく見えていたから。

 

次の週、私はちょっと迷いながらモテモテ男がいた後ろの席ではなくて、前の方の席に座っていた。

 

そして、モートン教授が授業を始めると、真剣に話を聞くふりをしていた。

教授が「感情と脳の関係」の話をしている時に、舞台役者のようにしゃがれた声で話をする教授の話に合わせて「うん!うん!」とうなづいている自分がいた。

 

ちっともわかっていないのに。

 

そう、私はいつも相手から気に入られるために、相手が望んでいるような自分を演じてしまう。

 

予習で教科書を一生懸命に読んで、マーカーだらけになっているのに「全く内容がわからない!」となっていて、モートン教授のありがたいお話を聞いてもチンプンカンプン。

それなのに「うん、うん」とわかったふりをしてうなづいてしまう自分がものすごく嫌だけど、それをしないと居ても立っても居られない感覚になってしまう。

 

モートン教授に「私のこの内面はどうなっているのでしょうか?」とよっぽど質問をしたかったが、それを英語で質問できるはずがない。「こいつは何を言っての?」と痛い子を見るような目で見られて、教室のみんなからバカにされて、ということが予測できるから、絶対に質問なんかできない。

 

だから、私はこうして中身が何もないまま、わかったフリをして「うん、うん」とバカみたいに教授の話にうなづいている。

こんな自分じゃダメだってわかっているのに、それをずっと変えられないで「わかっているふり」を演じ続け、中身がないままここにきてしまった。

 

そして、モートン教授の心理学の授業の前半のテストが終わって、教授が嬉しそうに「はい!後ろを振り返ってごらん!」というと、あんなに人がいっぱいで狭かった教室の後ろ半分がガランと空いていた。

 

そこにはあのジープで横転のモテモテ男の姿も、それを見守る金髪の可愛い子の姿もなかった。

 

いつも教授に気に入られようとしていたのか、教授のことだけを見て「うん、うん」と聞いているフリをしていたので、一切、後ろの席に注意を払ってこなかった。そしたら、いつのまにか、彼らは消えていき、教授は満足そうな顔をされていた。

 

ほらね!200人入っても卒業できるのは10人以下だから、と嬉しそうにつぶやかれていた。

 

自分だけが「聞いているフリをしていて中身は空っぽ」だと思っていたけど、もしかして、みんなも同じことを感じていて、そして消えていったのかもしれない。

 

あのモテモテ男は、外国人である私のことをまるで虫けらを見るような目で見ていた、と私は感じていた。

外国人の私に話しかけたらダサい人間に見られてしまう、と思っているかのように見えていた。

 

金髪の可愛い子も初日は話しかけてくれたが、英語が喋れないことがわかると、私のことなど全く眼中にない様子になってしまった。

 

そりゃ、当たり前でしょ、と自分で思うのだが、でも、教室に残っていたのは、私に話しかけてくれて、教授の話を聞いてもノートが全く取れていない私にノートを貸してくれて、私が理解していないところを放課後に時間を作って教えてくれる人たちだった。

 

もし、私がアメリカ人として生まれ育っていたら、どっちの立場になっているのだろう?とまた白昼夢の世界に入ってしまう。

 

モテモテ男を見て「あんな容姿で、あんなに堂々と英語が喋れたらいいな」と憧れていた私は、外国人である私をどのような目で見るのだろう?

 

やっぱり、女の子の視線だけを気にして無視をするのだろうか?

 

 

そんな時に、日本にいた時のことが思い出されてきた。

 

自分は優しい演技をするが、そこに全く感情が伴っていなかった。

 

人に親切にしている時も「これは自分が演じているだけ」ということがはっきりわかってしまう。

 

なぜなら、そこに全く感情が湧いてこないから。

 

心の中がドライで爛れているような感覚。

 

怒り、憎しみ、恨み、そして惨めさと絶望が渦巻いていて、そのほかの感情が全く湧いてこない。

 

だから、モテモテ男のように仲間を作ることもできないし、思いやりを持って接してくれる心理学の教室の子達のように優しくもなれない。

 

全てが中途半端でそこから変わることができないダメ人間がここにいるのだけど、その正体は誰にもわからない。

 

でも、中途半端で何も感じられない、空っぽな私の中に「この授業だけは、そしてこの学校だけはクリアして卒業してやる!」という野望が湧いてきていた。

 

(つづく)

 

アマゾンの「催眠ガール」(清流出版)のレビューを書いてくださってありがとうございます。

 

呪いが解けてきた、と書いてくださってありがとうございます。この呪いって普通の人に言っても「あなた、何を言っているの?」という顔をされちゃいますよね。でも、わかる人にはわかる。この本の中の登場人物たちもその呪いに縛られて不自由さに身動きが取れずに生きていました。ずっと楽しみに待っていただいたのは嬉しいです。待っている段階から脳のネットワークで未来の自分と繋がって変化は起きてしまう。「楽しみに」というのが無意識の鍵ですね。大学生の頃の私の心が戻ってきた、というのはすごいです。おー!今のブログに書いている流れだー!わーい!もらえるだけの恩恵をもらおうと企んでいる、っていいです〜。楽しい。

 

Speechless!最高です!と書いてくださってありがとうございます。その日は読むための日!と決めていたのは、本当に嬉しい。夏目ちゃんが、そしてお師匠さまがずっとそばにいるような感覚ってわかります。排水口にグルグルがスルスル〜は面白い〜。最高!5人中1人はすごいかも。先に眠くなるのは、こちらがトランスに入るからです。無意識が働いていますね。そして、ヴァージョンアップでどんどん面白くなっていきます。無意識が働いているから、心との会話もすごいですね。大阪、楽しみにしております。

 

本を読むだけで治療される、と書いてくださってありがとうございます。お師匠さんの催眠は動画配信の中でもちょっと言いましたけど「許し」と「癒し」が中に入っています。人間には許すことができないから、無意識にそれを任せちゃう。だから、そこに許しがあり、私自身が自由になっていけたのかも?と思っているわけです。物語のあっちこっちに大嶋が出てきてしまうのは、私もまだまだだな〜。ヒッチコックか!という感じですね。でも、一緒に登場してくださったのは嬉しい。無意識の美しさを感じられるのは、無意識の人のみ。

 

どうしてこんなに涙が出るのでしょうか、と書いてくださってありがとうございます。初めてレビューを書いてくださってありがとうございます。大変なお母さんの元で育ってこられたんですね。でも、わかるなー。しかしすごいお母様ですね。催眠のお師匠さんは「トラウマが苦しめている」という概念があまりなくて、無意識の人だから「トラウマもその人のリソース」という捉え方をされていたような気がします。簡単に書いちゃうと、心の傷を受けて苦しんで生きて来た人ほど「すごい無意識の人!」で無意識の力がバリバリ使えちゃう、という感じ。古希のスーパー催眠ガールですね。これだけ詰まっていれば、言葉がいらなくて呼吸合わせだけで面白いことが起きますね。楽しみ〜!日本が変わる予感がします。

 

よかったですー、と書いてくださってありがとうございます。これまでの本も全部、無意識を使って書いているので、オススメです。この本は、初めての小説で「スクリプトの小説」ということで私は好きです。読み干した、という表現が面白い。なんだかわかる。そうなんです、催眠のエッセンスが全部この本一冊に詰まっています。お師匠さんが登場しますからね。中途半端じゃ終わらない。焼きそばパンは一本だから意味があるんです。へへへ。あれも一つのメタファーなんです。

 

いいよ!催眠!ミラーニューロンと無意識の世界、と書いてくださってありがとうございます。最初の一文でまとめましたね〜!さすが!!スクリプトの数が書いてあるから笑ってしまった。そんなにこの一冊に入れていたんだ!って。勇気が手に入ったのは嬉しいです。そうなんです!!お師匠さんのスクリプトには否定的な言葉はかけらもない。だから、この本全体がスクリプトになっているからこんな展開なんです。フラッシュバックした身体記憶が、なんだか流れて軽くなった気がしたのは嬉しいです。過去の自分に読んであげるのはいいかも!あの掛け声は面白いですよね!なんであのシーンを読んでも笑ってしまう。ブランコに乗って心地よく会話するイメージって素敵。そうなんで、スクリプトって、一度読んだだけで、知らないうちにじわじわと効いてくる。それが結構時間が経ってからでも。無意識の世界では、奇跡はない。それが当たり前で本来の姿に戻るだけだから。続編はあるのか?新しい小説も無意識の力を借りて書いていきます。

 

感謝!!!

 

大嶋 信頼


2019/07/25

最初は「アメリカに留学して心理学の勉強をする」と言って家から飛び出した。でも、アメリカに来て、英語学校に通ってもちっとも英語は話せるようにならないし、読み書きすることすらできない。なぜなら、いつも「勉強している振り」をしていたから。

教科書を読んでいても、授業を聞いていても、心はここにあらずで「ちっとも頭に入ってこない」となっていた。

 

目の前で教師が授業をしているのを「聞いている振り」をしているのは自分でも自覚があった。

 

ちゃんと集中して聞かなきゃ!と思って集中しようとするのだが、すぐに周りにいる人のことが気になってしまう。

斜め前に座っているヤツのデカイ態度が気になって、「こいつは教師に対する尊敬心がない」とか批判していて、そこから「こいつは俺のことをバカにしているよな」とそいつのムカつく態度と発言を思い出してしまう。

すると、芋づる式に「いつも自分はみんなからバカにされて惨めな思いをする」と過去の嫌だったことが次から次へと思い出されてしまって、気がついたら「あ!授業が終わっている!」となって授業の内容が全く頭に入っていない、と絶望感が襲ってくる。

 

このまま勉強も全くできないで時間が過ぎてしまって、惨めな人生を歩むのか、とホームレスになった自分の姿を想像してしまい、気分がどん底になる。

 

普通だったら「このまま人生を終わらせてしまいたい」となるのかもしれない。でも、祖父が牧師でバリバリのキリスト教の家庭で育ってしまったために「このまま罪深い自分が死んでしまったら永遠の地獄に落ちる」という恐怖があるから「終わらせる」ということも選択できない。

 

小学生の頃に「ビルが火事になる」という映画を父親から「火事のこともちゃんと勉強しなきゃいけない!」と無理矢理に見せられて、その後に顔が真っ青になってしまう。それから3日間震えて眠れなくなってしまった。

 

そこから人が永遠の業火で焼かれ続ける、というのは私にとって最大の恐怖になってしまって「罪を背負って人生を終わらせることができない」となってしまった。

 

だから、これから先、自分の罪を償い、苦しみながら生きなければならない人生が待っていることが私にはなんとなくわかっていた。

 

「自分の罪」は、「あいつが私のことをバカにしている!」とムカついて人のことを憎んでしまうこと。そして、過去にいじめた奴らのことを忘れられずに憎んでしまうこと。

 

そして、いじめや親から叱られたこと、これからの人生が惨めになってしまうことをグルグル考えて苦しくなってしまうと、今度はそこから逃れるために「性的妄想に逃げてしまう!」ということをしていた。これも最大の罪として「神から許されない」と思っているのだが、ちょっとでも人のことを考えると、そこからどんどん惨めになってしまうので、性的な妄想を止めることができない、という悪循環になっていた。

 

 

こんな自分のままこの世が終わってしまったら、自分は永遠の地獄行きだ、というはっきりとした確信がなぜか自分にはあった。

 

だから、自分がこんな罪を犯さないように、いっそのこと牧師になってしまったらいいのでは?と考えたのは、それ以外、自分の罪から逃れる方法がないような気がしたから。

 

人を憎んで罪びとになり、そしてドロドロの人間関係の中で苦しみ悶えて、そして性的な妄想に逃げ込む、というこの悪循環は、神に仕える人という立場にならなければ止められない気がしていた。

 

そんなことを考えていたら「あ!あなた、英語能力の測定テストで間違って大学に入れるレベルの点数が取れちゃったわよ!」と私を厄介払いしたかった英語学校の先生が慌てて私のところに飛んできた。そして「今のうちにこの点数を持って大学に入学しちゃいなさい!」と証明書を渡された。

 

本当は普通に心理学を勉強したかったのだが、罪深い自分が地獄に落ちない方法として唯一残された「牧師になる」ということのために、宣教師の子供達が行く大学に入学して、そこでなぜか私は心理学の授業を受けていた。

 

もう直ぐ100周年を迎える校舎は古びていて自分が思っていた最先端のアメリカの大学とは違っていた。

自分の学力を棚に上げてこんなことを思うのはなんなんだが「なんで私はこんなオンボロな校舎にいるんだろう?」と心の中で文句を言っていた。入学できたときは飛び上がって喜んでいたくせに、直ぐに慣れて、文句しか出てこなくなるのも、私の罪深さの一つである。

 

大学で一番大きな教室のはずなのに、心理学の授業では生徒がいっぱい入っていて、なんと70人もいた。

 

そして、心理学の教授が不機嫌そうに入ってきて、いきなり「新入生で心理学部を希望したものは200名だが、卒業するときはこれが10名になる」と嫌味ったらしく言った。

 

え?心理学の教授といったら、もっと柔和で優しい人を想像していたのに、と目の前が真っ暗になっていくのを感じていた。

 

教授は、意地悪そうな顔で「周りを見渡してみて、お互いの顔を覚えたところで、その人たちの殆どはこの教室から消えていく」と言われていたが、私は「ふーん」とまるで他人事のようにそれを聞き流していた。

 

なぜなら「私は心理学じゃなくて宗教学が専門だもん!」と心の中で意味不明の言い訳をしていたから。

 

子供の頃から大人から「あんたはいつも言い訳をする!」と怒られていたことを思い出す。

 

本当は心理学を勉強したいのだが、地獄に落ちないためと、そんな卒業できない心理学部なんて自分には無理!と思ったから余計に「宗教学でいいや!」と逃げてしまっていた。

宗教学だったら、母親のお腹の中にいる時から、学んでいる。

だから、それだけは誰にも負ける気がしなかったが、考えてみたら、ここは宣教師を育てるような学校。

でも、自分の罪で散々苦しんできた自分には、妙な自信があった。

 

そんなことを考えていたら、もう教授は心理学の授業を始めていて「あ!いけない!また白昼夢に入ってしまった!」と教授が説明している箇所を隣の生徒の教科書で確認して、そこを読もうと思ったが「あれ?全く教科書がわからない!」となっていた。

 

そりゃそうだ!だって、英語学校の先生も英語能力の測定テストの点数を見て「これは間違いかもしれないけどチャンスよ!」と言っていたぐらい、私の英語のレベルは大学入学レベルには達していなかったのだから。

 

待てよ!あの英語教師、勉強ができない私を厄介払いしたかっただけなのか?とまた白昼夢の中に入ってしまって、教授が話していることに集中できなくなる。

 

いかん!いかん!と再び教科書に集中して、教授が話していることに注目を向けようとするが「本当に全く内容がわからない」と絶望的な気分で、キリスト教で育った私の頭の中で仏具の鈴(りん)が鳴る。

 

あーあ、やっぱり自分には無理なのかもしれない、と。

 

生きることも、それを終わらすこともできない惨めな私が教室の隅に座っていた。

 

(つづく)

 

アマゾンの「催眠ガール」(清流出版)のレビューを書いてくださってありがとうございます。

 

言葉では言い表せない、と書いてくださってありがとうございます。催眠のお師匠さんはみなさんとともにいま〜す!半分読み終わったところの描写が大好き!!わかる〜、それ。そんな時って止められないのよね。「大切にとって置こう」と思ったりするのですが「我慢できない!」となってしまうのよね。さらっと読めちゃって、そして、読むだけで催眠ガール。お師匠さんが教えてくれたのは「催眠」ということを人との間で意識するだけで、そこに無意識が働いて、催眠状態を生み出すことができちゃいまーす!楽しみ!

 

お師匠さんの弟子になってみたい!と書いてくださってありがとうございます。私もあれを何度読んでも泣いてしまいます。無意識さんって本当にすごいです。いいな〜!ジーニーが無意識って。でも、イメージ的にはそんな感じ。そして、何気にもうここで素敵な催眠のスクリプトを書いているし、と思っています。短い文章の中にメタファーが含まれていますね。すごい!

 

読んでよかった、と書いてくださってありがとうございます。買ってくださってよかったです!!終わってしまうのがとても寂しい、というのはものすごく嬉しい。無意識に包まれて、これからが楽しみ。やっぱりお師匠さんの無意識さんはすごいですね。

 

催眠ガール兇楽しみだ、と書いてくださってありがとうございます。この「催眠ガール」がたくさんの方に読んでいただけたら、第二弾はあると思います。たくさんの方が手に取ってくださいますように〜!と願っております。夏目ちゃんが「拡散、よろしくね!」と言っております。感謝!!

 

大泣き、と書いてくださってありがとうございます。仕事に支障がないように、というのが面白いです。確かに!!でも3時まで読み続けちゃった、というのはマジで嬉しいです。壁が、透明になったかのような感覚、って素敵。あの相撲部の声がけが笑えますよね。自分の中に響いてきます。そして、無意識さんの世界へ。壮大なジオラマがかっこいい!!すごいです。

 

自分がそうなるまで、読み続けたい、と書いてくださってありがとうございます。本を買ってくださってありがとうございます。確かに上からの方が読みやすいかも。催眠の効果〜!わーい!思ってもみない意外な解釈で死角から切り込まれるみたいで逃げられない、というのはなんだかすごく嬉しいです。この表現自体がスクリプトですね。めちゃくちゃ無意識を使いまくっていらっしゃいますよ〜。ちゃんと催眠状態に入っていますよ〜。羨ましがっても大丈夫ですよ〜。いつのまにかそこに到達していて、さらなる高みを見ているから。

 

「一人で頑張る自分」を休ませる本 大和書房 のアマゾンのレビューを書いてくださってありがとうございます。

 

子供の頃から「いいひと」を目指して生きてきた自分に寒気がした、と書いてくださってありがとうございます。この寒気がした、というのはものすごくわかります。「いい人」を目指しているのに、ちっとも楽しくないし、なぜこんなに苦しい、というのはわかる〜!周りの人はあんなに「いい人」じゃないのに楽しそうに生きている。なんでいい人?という理由がわかると呆然としますよね。読んでから三ヶ月後って嬉しいな〜。ちゃんとスクリプトが効いている。意識だと直後だけど、無意識だと意識しなくなった時に「あれ?」となるから嬉しいです。やった〜!私も厚い本が好きです。私も熱が出る〜!わかる〜!本当に大変でしたね。たくさん労ってあげて自由に生きられる。感謝!!

 

私は病気ではなかったみたいです、と書いてくださってありがとうございます。このお話はすごいです!!読んでいて感動しちゃいました。人の気持ちがわかり過ぎて「いい人」になってしまう人って、周りからそれを理解してもらえないことの方が多いです。私も「あんたは自己中」とか「自分勝手」や「人の気持ちを考えない」と思われ続け、言われ続けてきて「そうなのかな?」とずっと思っていました。でも、逆なんですよね。人の気持ちがわかりすぎるから、裏の裏を読んでしまって、そして、通じ合えなくなってしまう。それか嫉妬されて、という悪循環で「ぎゃ〜!」と私も切れていました。もう、すでに過去の自分に声をかけてあげていますよ。ここに書いてあることがちゃんと過去の自分に伝わって過去が変わっていきます。素敵!!

 

続きは明日書かせていただきます〜!

 

遅刻じゃ〜!

 

 

 

感謝!!

 

大嶋 信頼


2019/07/24

催眠のお師匠さんに「大嶋さん!一緒に日本を元気にする本を出しましょう!」とバン!バン!バン!と背中をお師匠さんの大きな手で叩かれながら言われて、私は複雑な気持ちでした。

 

なぜなら、文章を書くことに全く自信がなかったから。

 

母親から「あんたの文章は読みにくい」とか「なんでそんな紛らわしい書き方をするの!」と何かを書くたびにダメ出しをされていた。

前にもちょっと書きましたが、母親は児童文学を書きたくて、作家の先生のところに通っていた。だから、母親にとっては文章はとっても大切なもので、私ごときが本を書くなんてとんでもない!という感じになっていたんです。

 

その一方で私は学生の頃から小説を読むのが好きで「ずっと本を読んでいたい!」という人でした。

小説の中で作家を目指している人が「書くべき文章が浮かんでこない」とタイプライターの前で悩んでいる姿が出てくると「かっこいい!」と思っていて「いつか小説を書いてみたい」と思っていた。

 

文章が下手である、でも、書いてみたい、という気持ちが自分の中に複雑に混じっていて、お師匠さんに「先生!私、文章が下手だから、全然自信がないんです!」と伝えた。

 

するとお師匠さんは「ガッハッハ!」と豪快に笑って「文章のことは私に任せておきなさい!」と胸を張っておっしゃった。

 

お師匠さんは編集者として働いていたことがあって、文章を編集するのは得意だから大丈夫!と力強く、私の背中を押してくださった。

 

でも、母の「あなたの文章は下手くそ」という呪縛は強くて、それからも仕事の忙しさにかまけてちっとも文書を書き進めることはしませんでした。

 

独立をして、さらに仕事が忙しくなって、本を書くどころじゃなくなっていたのですが、いつも頭の片隅には「お師匠さんと一緒に日本を元気にする本が書きたい」と考えていました。

 

「いつか、きっと」

 

ある時、お師匠さんのあの「ガッハッハ!」という豪快な笑い声を私の頭の中でしか聞くことができないことを知らされた。

 

そんな知らせを聞いた時に、不思議と悲しくはなかった。

 

なぜなら、いつもお師匠さんとともに私は仕事をしていたから。

 

独立をする前から、お師匠さんと離れて仕事をしていても「一緒に仕事をしている」という感覚がある。

 

お師匠さんはいつも私と一緒にいてくださる、という感覚があったから、なぜか悲しくなくて、逆に「ここから何かが始まる」という予感がしていた。

 

そして、しばらくしたら、私はいつのまにかブログを原稿用紙がわりに使うようになって、一冊の本を書き始める。

 

出来上がった文章が「ミラーニューロンがあなたを救う!」でした。

 

カウンセラーの人が自分のことをこんなに書いちゃって大丈夫なの?と心配されるぐらい、自分の内面にあった苦しみをそのまま書いてしまった。

 

この原稿を出版社に持って行ったら、本にしてくれるのだろうか?

 

たくさんの出版社に原稿を送ってみたが「うちでは無理です」という返事しか返ってきませんでした。

 

そりゃーそうだよね!とわかっていたことだったけど、夢を打ち砕かれてしまった気分になって、落ち込んでしまった。

 

頭の中の母親が「あんたの文章なんか誰からも認められるわけがないじゃな〜い!」と追い打ちをかける。

 

確かに、催眠のお師匠さんが「本を出しましょう!」とおっしゃってくださった時は「まずは自費出版から」と現実的な計画を話してくださっていた。

 

実際に自費出版をするための資金をプールしてくださっていた。

 

そこで私は「自費出版で行こう!」とホームページで調べたら青山ライフ出版というのが出てきて「ここにしよう!」と原稿を送ってみた。

 

そしたら、すぐに青山ライフ出版の方から「この原稿は面白い!ぜひ!うちで出版させてください!」と連絡があった。

 

まあ、自費出版の会社だから、出版したい、といえば喜んでくれるのが当たり前か、と思ったが、それまで全ての出版社では読まずに「うちではできません」と拒否されていたので、ちょっと嬉しくなってしまって、じゃあ、青山ライフ出版に行っちゃおうかな?と会いに行った。

 

あれ?駅から遠いぞ!と炎天下の中で汗を拭きながら歩いていく。

 

そして、色々迷って到着してみたら「え?こんな汚いビルで、しかもこれってレンタルオフィス」というところだった。

 

さらに出てきた社長が「え?こんなボケたオッさん?」というのは催眠のお師匠さんと出会った時と全く同じで「デジャヴ」でした。

 

「おい!大丈夫かよ〜!」と心の中で嘆きながら、椅子に座って青山ライフ出版社の社長と名乗る人と話し始める。

 

社長は「この原稿はすごいですね〜!」を連発してくださったが、私は「本当かよ!」と心の中でツッコミを入れていた。

が、その私の絶望的な表情が次の瞬間に変わった。

 

なんと、青山ライフの社長が私の送った原稿を茶封筒から大切そうに取り出したそれは、付箋でいっぱいで何度も何度も読んでくださったみたいで手垢だらけになっていた。

 

おー!この社長、本当に読んでくださったんだ!

そして、その内容に感動してくださっている、というのがリアルに伝わってきて、私の中で涙が溢れてくる。

 

本が出るとすぐに社長は「自費出版というよりは共同出版で」という形にしてくれて、さらに次の本からは、自費出版ではなくなっていた。

本当は自費出版の会社なのに。

 

そして社長と何冊もの本を出して、社長はいつのまにか田町の立派なオフィスに移転した。

 

そんな社長が昨日「見ない、聞かない、反省しない」の本のインタビュー記事を書く、と私のところまでわざわざやってきてくださった。

 

社長は『見ない、聞かない、反省しない』は斬新な内容ですね、あれは普段のカウンセリングの経験から出てきたものなんですか?と私に質問をしてきます。

 

私は「え!高橋社長!あの“見ない、聞かない、反省しない!”は社長から頂いたタイトルで、言われた通りに忠実に書いただけじゃない!」とツッコミを入れた。

 

すっかり自分でオーダーを出したことを忘れていたみたいで、社長は慌てて、あ!そうでしたよね!いや、内容が斬新で、という切り返しをしていたが「この人、本当に無意識の人だわ〜!」と感心しちゃう。

 

インタビューが終わる頃に、嫌な予感が。

 

この空気だと「次の本をお願いしたいんですけど」という話が出てきそう。

 

そしたら、高橋社長が「じゃあ、早速、次の本の話になりますけど」としわくちゃになった企画書を私の前に出して「これでいきたいと思います!」とおっしゃった。

 

なんと、小説で「ミラーニューロンの彼方へ!」と書いてある。

 

一番最初に社長と出した「ミラーニューロンがあなたを救う!」を主人公が書くまでの小説を書け、となっていた。

 

本書の内容

 『ミラーニューロンがあなたを救う!』は普通に生きてきた人からは決して出てこない発想、考え方が書いてあるが、どのような過程によって、このような発想、考え方が出てきたのかを明らかにする。

これによって、なぜこのような本が世に出たのかを明らかにするとともに、『ミラーニューロンがあなたを救う!』の真髄をよりわかりやすく理解できる本とする。

 

企画意図

新刊が続々出ているが、やはり最初に出した『ミラーニューロンがあなたを救う!』が最も凝縮されたエッセンスが詰まっている。そのエッセンスを小説風に表現するとさらに面白く、インパクトのあるものになると考える。

 

そんなことが書いてありました。

 

この社長、本当にあの時の原稿を本気で気に入ってくださったんだな、とちょっと感動。

 

「でもね、社長、簡単に言ってくれますけど、いくら小説とはいえ、自分の心の傷をさらけ出すのってすごく大変なんですよ!」と言いたかったが、それは伝えられない。

 

私の背中では、お師匠さんの大きな温かい手を感じていて「大嶋さんだったら書けるよね!」と優しく背中を押してくれている感じだった。

 

高橋社長は「いつになったら出せますかね?」と質問するから、結構早く原稿をあげなければならないらしい。

 

多分、今のスケジュールで言ったら、来年の夏に書き終わるような感じになってしまうので「社長、また、ブログを原稿用紙がわりに書くのでいいですか?」というと「いいですよ!」と二つ返事。

 

「そんなこと今までやってましたっけ?」と青山ライフの社長。

 

いや、この前の原稿も青山のは全てブログで書いていたものをお渡ししていたじゃないですか!と答えると「あ!そうでしたよね!」という感じ。

 

本当に高橋社長は無意識の人である。

 

お師匠さんがニコニコしながら見守っている。

 

私の書き上げた小説をメガネを上げ下げしながら読みつつ、時折、私の顔を見ては微笑んでくださる。

 

そのメガネの向こうに光る目で「いいね!」と言いながら。

 

そして、私は、皆さんと一緒に一冊の本を書き始めます。

 

(つづく)

 

アマゾンの「催眠ガール」(清流出版)のレビューを書いてくださってありがとうございます。

 

呼吸合わせとスクリプトの可能性、と書いてくださってありがとうございます。私も「呼吸合わせの練習をいくらしてもお師匠さんのような素敵な結果を出すことができない!」と思っていました。多分、主人公もそうなんだと思います。すごいことが起きているのは、外から見てみないとわからない。なぜなら、すごいことをやればやるほど嫉妬の発作が周囲で起きて「ヒェ〜!」となってしまうから。でも、確実にジワジワと無意識の効果は周りに浸透していきます。周囲の人に影響を及ぼすことができる自己効力感にあまり気がつかないのが無意識の人のような気がします。わーい!お師匠さんは素敵な人です。

 

ケセラセラ、と書いてくださってありがとうございます。やっぱりあの水色の本はいいですよね。私も大好きです。鹿とお師匠さんのエピソードが好きで、時々自分でも引っ張り出して読んでいるから面白い。夏目ちゃんは私たちでもある、という感覚はとっても嬉しいです。やっぱり脳が繋がっていて、昨日「虐待を受けた被害者としての自覚を持つべきなのか?(性的)」という話が出てきました。多分、一般の人からすれば「被害者としてのアイデンティティは足かせになるのでは?」という認識があります。早くそれを忘れたほうがいい、というのが一般のオススメ。心の傷の専門家は、心の傷の性質を知っているから「サバイバーとしてのアイデンティティはしっかり持っておいたほうがいい」ということを言ったりします。「私にはわからない」というスタンスが無意識になります。だから心に聞くしかなくなります。「心がどんなことを答えてくれるんだろう?」とワクワクしながら聞いてみたら「話を聞くためにそのアイデンティティは持っておいたほうがいい!」と言って「なるほど!無意識ってすごい!」と思ってしまいました。私の中で「支配されちゃう人たち」(青山ライフ)の本に書かれていた内容がその時につながってしまいました。あの虐待は全ての人のバックグラウンドに流れている共通言語。その言語を元に人の話を聞いてみると「人の話が全然違った色で見えてくる!」という感じになるんです。ご自身のことでそれがちゃんと見えているので、それを他の人の話を聞く時に適応してみると「人が全然違って見えてくる!」という感じになっていくかもしれません。ちょっとワクワクします。「ケセラセラ」が頭の中を流れる〜。音楽っていいですね。

 

グングン のびのび 苗木ちゃん、と書いてくださってありがとうございます。初めてレビューを書いてくださってありがとうございます。「催眠ガール」のあのシーンは、私も泣けました。はたから見たら「恵まれた家庭」というのが最も苦しいのかもしれません。なぜなら、誰もその苦しみに共感してくれないから。話の通じなさ、理解の無さ、そして見えない嫉妬の攻撃で閉じ込められてしまっている状況が誰にもわかってもらえない。調子が良くなったタイミングで様々なすごいことが起きる、というのがすごいわかります。このレビューを読ませていただいて、断然、大阪の講演のやる気が増しました。しかし、すごいことになっているな〜。この無意識が見せてくれた二つのプロジェクトの夢ってすごいんですけど。まさに、私が今週の日曜日に話をしようとした内容そのまま。無意識って本当にすごいな〜。素晴らしいスクリプトがここに書いてありました。感動!!

 

読後感よし、と書いてくださってありがとうございます。さくさく読めたのは嬉しいです。私もあれを書くのは嫌だったのですが、無意識がストーリーを見せてくれていたので書くしかなかった。書いている途中でももう泣きたくなるし、ため息は出るしで大変。ドキドキしちゃって、自分でもびっくりでした。でも、スクリプトって面白いんです。ブッダやイエスが起こした奇跡級が、あったら良いな、そして、それが日本を変えていくような気がします。さざ波がとても美しいです。

 

涙が止まらなくなりました、と書いてくださってありがとうございます。仕事帰りに早速、書店で買ってくださったんですね。嬉しい!明け方までってすごいです。本当に書いてくださったことが嬉しい。無意識の力が働いているのが伝わってきます。詳しく書きたいのですが、無粋になるので無意識に任せます。お師匠さんの催眠の本質に触れていただけて本当に嬉しいです。そして、書いてくださる文章がスクリプトとして働き、広がっていきます。知らず知らずのうちに催眠ボーイです。

 

ずっと書きたかったとおっしゃっていた小説…やばいです!と書いてくださってありがとうございます。あの本もありがとうございます!この本でちゃんと催眠状態に入ってくださっているのはめちゃくちゃ嬉しいです。催眠って催眠状態に入ることで、相手を催眠に入れることができるようになる。無意識の世界を共に体験することができるようになる、ということをお師匠さんから教えていただきました。催眠が使えるようになっている。無意識さんが起動している!!嬉しい。

 

日本中が自由になれる予感でワクワクしてしまう本、と書いてくださってありがとうございます。本もブログも読んでくださってありがとうございます。自由を感じる爽やかな読後感はやった〜!文体は編集の方も??という感じだったのですが「これでいいのだ〜!」とバカボンのパパ状態で本にしていただきました。仕事に行くのが楽しみって、わかる〜!無意識が共にあります。

 

楽しく読める催眠、と書いてくださってありがとうございます。これまでの本もほとんど読んでくださってありがとうございます。心に聞けてる〜!心はもっとすごい本質を見極めていますね。催眠ガールの効果が嬉しい〜!私は、これを読んで飛び跳ねて喜んでおります。このレビューで全てを語ってくださっている。夏目ちゃんと一緒にこれから無意識の旅が始まる予感がします。私も不思議なのですが、人に話しかけるのが苦手だったのに、夏目ちゃんと共に「あれ?人に話しかけている」というのがあってびっくりします。サーフィンで波待ちをしていても、頭の中で人に話しかける言葉がたくさん浮かんで楽しくなる。実際に話しかけなくても、相手に伝わっているような気がして、目が合うとお互いにニコッとしあう。おっさん同士が。男性向けの恋愛の本はいつか書いてみたいです。母親を女性に投影してしまうのを防ぐテクニックとか書いてみると面白いかも。どんどん自由になっていきます。感動!!

 

感謝!!

 

大嶋 信頼

 

 

 

 

 


2019/07/23

「催眠ガール」の出版のお祝いのお花をいただきました。

なんだか主人公がイメージされるような花束で感動しております。

読む人によって、そのイメージは違いますが共通しているのは、その中にある美しさなのかも知れません。

ありがとうございます。

 

もう学生は夏休みですね。

 

私が幼い頃は、夏休み期間中は、遠い親戚の田舎に預けられていました。

 

なんであの時、親戚のうちに預けられていたんだろう?というのは考えないようにしていました。

 

とにかくいつもの緊張状態の家に比べたら、その親戚の家はまるで夢のようでした。

 

お菓子の問屋さんのような仕事をしていた親戚で、アイスクリームを海の家に配達に行きます。

 

私も叔父さんの軽トラックに乗せてもらって一緒に配達についていく。

 

みんなが楽しそうに海水浴場で泳いでいるのを横目に、私は小さい体で冷たいアイスが詰まった段ボール箱を運ぶ。

 

暑くて、アイスがたくさん売れていると、おじさんは嬉しそうに軽トラックの中で演歌を口ずさんでいて、私は、そんなおじさんを尊敬の眼差しで見ていたあの頃。

 

店に帰ってきて、すぐに注文の電話が鳴り、私とおじさんは巨大な冷凍庫の中に入って行って注文を受けた品を探し滑車を使って、外に停めてあるトラックにアイスを滑らせていく。

 

暑い夏なのに、冷凍庫の中でガタガタ震えながら、一生懸命にいろんな種類のアイスの箱を探し出してはおじさんに渡して、おじさんは受け取った段ボールを「シャー!」と滑車で滑らせる。

 

それがとっても楽しかった。

 

今考えたら、親戚のうちにはまだ子供がいなくて、近所にも子供がほとんどいなかったから「友達と遊ぶ」ということはなかった。

 

「楽しい」のはおじさんと一緒に軽トラックに乗って、荷物を配達して、お店を回る時。

 

たくさんアイスが売れて、おじさんが嬉しそうにしている顔を見るのがとても楽しいし、注文を受けて荷物を冷凍庫から積み込むのが楽しい。

 

おじさんが田舎のお店の人たちと方言で喋っているのを聞くのが楽しかった。

 

夏休みのどれだけの日数をその田舎で費やしたのかはわからないのですが、とにかくそこには楽しい思い出がたくさん。

 

そんなおじさんと軽トラックで配達をしていた海に、毎週、通っているんです。

 

楽しかった思い出を追い求めて。

 

夏休みに、遠い親戚の家に預けられて、そして帰ってきてから「あ!宿題をやっていない!」となっていて、慌てて夏休み終了の三日ぐらい前から宿題をやり始める、というのが恒例だった。

 

「なんでちゃんと宿題をやっておかなかったの!」と母親からひっぱたかれて、泣いて時間が潰れて、さらに時間がなくなって、焦って勉強どころじゃなくて作業状態になってしまって、宿題をこなしても何一つ内容が頭に入ってきませんでした。

 

あの頃、ルーチンを知っていればなー!と思うんです。

 

テレビで野村萬斎さんが宣伝をやっている、勉強のあれはいいな〜!と思っていたんです。

 

うちは、貧乏だったから、そんなのにお金を使うことができなかったし「あんたは三日坊主だからそんなの続けられない」という暗示がしっかり入っていた。

 

だから「自分には無理だ〜」と思っていた。

 

勉強をルーチンにする意味を、ちゃんと子供に教えてあげればいいのに、と思うんです。

 

ルーチンって、ただ、勉強を習慣にして、頭に詰め込むんじゃありません!

 

勉強をルーチンにすれば、脳のネットワークで同じ勉強をしてる人と繋がって「おー!自分がどんどんバージョンアップされていく!」という感じになる。

 

ルーチンにして無意識になれば、脳のネットワークで他の人の脳を借りて物事が見えるようになるから、それまでわからなかったことがわかるようになり、見えなかったことが見えるようになる。

 

本でもなんでも感情を抜かして淡々と読むことで、見える世界が変わってくるのは、無意識が働いているから。

 

自分一人の脳だと「わからない!」とすぐに限界がきちゃうけど、ルーチンにして無意識を起動させれば「他の人の脳も使えちゃう!」から「どんどん違う世界が見えてくる!」という体験ができちゃう。

 

もしかしたら、今の子供たちって、スマホやゲームをやるというルーチンで無意識の力を使うことができるのかもしれない、と思ったりするんです。

 

スマホをいじったり、ゲーム機をいじっているのがルーチンで、それを続けることで無意識の力が使えるようになって、どんどんバージョンアップされる、と考えてみたら面白い。

 

こんなことを書いてしまったら、お母様たちから怒られちゃいそうですが、これは「子供の背後に無意識が働いてる」という暗示のテクニックの応用編なんです。

 

不快な相手に向けて「あの人の背後に無意識が働いている」と唱えると、本当に無意識が働いて「あ!あの人の態度が変わった!」ということが起きちゃいます。

 

それと同じように「あの子はゲームのルーチンで無意識を働かせている」という目で見てみると、実際に無意識が働いて「バージョンアップ!」でさらなる新しい世界が見えてきちゃう。

 

そんな風に考えてみると、自分が普段「自分の嫌な癖でヤメられない!」と思っていることでも「これは私のルーチン」と思って淡々と続けていると「バージョンアップ!」が起きちゃって「面白い世界が見えてきた!」となります。

 

バージョンアップが起きちゃうといつまでも同じことが続られなくなってしまう。

 

そう、無意識が本当の自分の姿へと戻してくれるから、どんどん自由に羽ばたいて飛んでいく。

 

(つづく)

 

アマゾンの「催眠ガール」(清流出版)のレビューを書いてくださってありがとうございます。

 

催眠マダムになりたくて、と書いていくださってありがとうございます。"Bravo!!!"はなんだかよくわかるような気がします。演奏をやっている時って、奏者一人でやっているのではなくて、それを見て聴いてくださる観客の皆さんとともにやっている。コンサートを開かなかったピアノ奏者のホロビッツでさえ、レコードを聴いてくれるファンの人たちと脳のネットワークで繋がってあの美しい音色を奏でていた。私はこの本を読んだ時に「みなさんってすげ〜!」とスタンディングオベーション状態でした。こうして脳のネットワークで奏でられた一冊に私も涙しました。みなさんの苦しみ、悲しみ、そして孤独の向こうにあった温かいものに触れることができたこの喜び。妖艶な催眠マダムは素敵です。アンコールはこわ〜い!

 

感動しました、と書いてくださってありがとうございます。朝にかけて読んでくださったんですね!!そうか!スクリプトが入っているからか。こむら返りでふくらはぎが痛くて目覚め、というのは無意識さんの仕業ですね。もうちょっと優しく起こしてあげて〜!でも、それだけ無意識さんも一生懸命。無意識の温かい気持ちが伝わってきます。書いてくださってありがとうございます。

 

見ない、聞かない、反省しないーなぜかうまくいく人の秘密(SIBAA BOOKS)のアマゾンのレビューを書いてくださってありがとうございます。

 

未来の姿、と書いてくださってありがとうございます。この本を読んだり、kindle版で音声で聞いたりしてくださってありがとうございます。とても深淵な賢智、叡智を無意識の中に感じるのはすごいです。この本は、その人の心にあるものをちゃんと映し出してくれる。「美しい人はより一層美しく、そうでない方はそれなりに」(写真の宣伝か!)。

 

ここにある美しさ、と書いてくださってありがとうございます。トラウマちゃんから読んでくださっているんですね。仲間です。本を読んでくださって過反応しにくくなり、鳥肌の回数が減ったのはうれしい〜。「見ない」の効果もうれしいな。ママ友の中でそれってすごいかもしれません。脳の過覚醒も「見ない!」って笑ってしまいました。本当にそれでいいんですよね。何も考えないでやれるようになっている自分ってわかります〜。私も最近それで「おー!」と思っていました。嫉妬の仕打ちは痛いですよね。本当によく生きてきた、とあの写真を見て思います。美しさを感じられる仲間がいてとてもうれしいです。

 

泡沫と消えた「物語」以前の私たちに捧ぐ本、と書いてくださってありがとうございます。ハードSFというのはうれしいな〜。大好きなジャンルですからね。おっしゃるようにたぶん人間単体では大規模に協力し合う社会を形成するのは難しいんでしょうね。すごいです。様々な理由で散っていったパラレルな私達、その中の一人がこの物語を紡ぎだしている、というのは深いですね。夢の話も面白いです。すべて時にかなって美しい、そんな気がします。

 

意識脳から無意識脳へ、と書いてくださってありがとうございます。「その苦しみはあなたのものではない」も好きな本というのはうれしい。青山の社長は催眠のお師匠さんみたいな方で、無意識の人。最初は「え?私の文章はちゃんと編集しなきゃダメでしょ!」と思っていたのですが、社長は「あれでいいと思います」とそのまま出すことになってしまいました。レビューで文章のことを書かれていて、落ち込んで、昨日登場してきた「後のものが先になった師匠」に「自分の文章はどうしたらいいでしょうか?」と質問をしました。すると師匠は「聖書の文章は完璧ですか?」と一言だけ。その時に「あ〜!そのままでいいんだ!」と思って書き続けることが出来た。あの時のことを今でも忘れません。母親はひとりぼっちになりたくない、社会保護プログラムって、なんだかよくわかるなー。脳にダメージを与えられて半覚醒状態で意識の人と交流がしづらい、ってものすごく端的にまとめてくださっている。もう、無意識が起動していますね。すごいです。

 

甘えたいなぁー、と書いてくださってありがとうとざいます。面白い!!リズム感がいいですね〜。真面目にご高齢者の施設で流せるように遺伝子コード音頭というのを作ったらいいのかも?と考えたことがあります。それで効果があったら面白いですよね。若者にはラップがいいですよね。社会性の遺伝子コードとかを何気にたくさん入れちゃって。別に洗脳しているわけじゃなくて、遺伝子のコードを元に戻してるだけですから、という言い訳が面白いかも。楽しいです!!

 

スタンディングオーベーションみたい、と書いてくださってありがとうございます。嬉しいな〜。本当に嬉しいな〜。あの高橋社長はすごいですよね。本当に芸術です。わかる人にしかわからない、そんな領域な気がします。表紙を初めて見た時に「こんな表紙の本を誰が買うねん!」と思わずつっこんでしまいました。でも、わかってくださる人が手に取るのに適していた。あの社長はすごいです。無意識との会話がいいな〜。「今することをやって。それからわかる」というのはわかるな〜。さすが無意識!!すごく嬉しい予感があると不安の嵐、ってわかります。自分が渦中にあるとわからなくなるのですが、人のだと「あ!未来の自分と繋がって、嫉妬を恐れている」というのがわかるんです。それを「見ない!」とすることで、無意識が起動して「想定外」の展開になるから楽しみです。直感力と真実は100%私の幸せのためにある、っていいなー。素敵。嫉妬についての考察はさすがです。そう!嫉妬をしてきて意地悪をしてくる人って、私の良いところをすごくわかっている人、なんですよね。さすが!意識の世界は本当に厄介ですね。だから、催眠で無意識の世界を作り出してしまうとおもしろくなります。股関節だったら「私は抗リン脂質抗体を許します」というのがあります。これからが楽しみです。

 

感謝!!

 

大嶋 信頼

 

 

 

 

 


2019/07/22

「催眠ガール」の出版のお祝いにお花をいただきました。

ものすごく綺麗!ありがとうございます。

 

以前、私は、あるお師匠さんから「楽しいことをやりなさい!」と言われた時に「あれ?楽しいことって何?」とわからなくなって「師匠!楽しいことって自分にはわかりません!」と素直に答えました。

 

すると、お師匠さんは「不快なことを止めれば、楽しいことが見えてくる」と教えてくださって「おー!」とちょっと感動する。

 

確かに、私の頭の中って不快だらけ。

 

「人からどう思われているだろう?」、「あの人から嫌われている」とか「あの人に悪いことをしちゃった!」や「どうして自分はこんなに人から見下されていなきゃいけないんだ」というような不快な思考がぐるぐる回ってた。

 

「なんであの時にちゃんとやるべきことをやらなかったんだ!」とか「なんでもっとあの人に対して気を使わなかった?」と次から次へと反省が浮かんできて「自分はもうダメだ!」とみんなから見捨てられて、惨めに絶望の世界に入ってしまう。

 

常に最悪を想定していて「不快な考えにまみれている」という感覚でした。

 

これって子供の頃から「あんたはすぐに調子に乗ってダメにする」と言われ続けていたから。

 

「あーいい気分!楽しいな〜!」と思っていたら「なんで宿題をやっていないの!」とビンタが飛んできていた。

 

「いいことがあった!」と楽しい気分でいると、必ず成績のこととか、友達関係のことを持ち出されて怒られて「自分は調子にのると悪いことが起きちゃう」となっていたから。

常に、いつもですよ。

毎日、悪いことが起きない時なない、という感じ。

 

だから「楽しい!」という感覚があったら「これから嫌なことが起きる!」と怯えてしまう。

そして、実際に「大変なことになったぞ!」となってました。

 

だから、いつも最悪を想定していて、いつも頭の中では不快なことを考えちゃう。

まるで、それが一番賢いことのように。

 

そしたら、いつのまにか「楽しいこと」ということが全くわからなくなっていた。

 

「何をやったら楽しいんだ?」とわからない。

まるで、自分が暗黒の世界にいるような感じ。

 

「楽しい」を考える時って「どうやったら、あの人を楽しませるか?」と人の幸せ、楽しみのことだったら考えられる。

それを考えているときは、自分が楽しい、と自分では思っていました。

 

でも、人の楽しみを追いかけているときはいいのですが、それが終わってしまったら「一人反省会!」という感じで虚しさと後悔が襲ってきて「ヒェ〜!」となる。

 

人のことでも、自分のことでも「不快ないことは見ない!」としてみたら「あ〜!楽しいことが見えてきた!」となるから不思議。

 

こうしてブログを書いているのも楽しいし、カウンセリングの治療方法を考えているのも楽しい。

 

片付けも楽しくできちゃうし、料理なんかも楽しくて大好きであることを自分で発見していきます。

 

時折、襲ってくる不快な刺激やニュースは「見ない!」と不快にまみれる習慣をやめてみたら「楽しい!」が本当に見えてきちゃった。

 

ちなみに「不快なことをやめたら楽しいことが見えてくる」と教えてくれた師匠は「心の傷から解放されて無意識の力で生きられるようになった人」だったんです。

 

無意識ってスーパーコンピュータみたいなものだから「ありとあらゆる知識につながれちゃう!」となっています。

 

だから、無意識で生きている人は無敵です。

 

こんなことを書いていると、イエスが言っていたように「先のものが後になり、後のものが先になる」というのが本当なんだな、ということがわかる。

 

これまで苦しんでいた人が、いつのまにか自分よりもどんどん先を歩んでいく。

 

私は、その人たちからの知恵をお借りして、少しずつ自由になっています。

 

(つづく)

 

「催眠ガール」(清流出版)のレビューを書いてくださってありがとうございます。

 

パラレルワールドの夏目ちゃん(自称)と書いてくださってありがとうございます。スーパー預言者の母ってわかるな〜。母の予言通りにことが進む。なんだか嬉しいな(母の予言のことではありませんよ)。読んでいて鳥肌が立ってしまいました。「一人じゃない」そして「当時の孤独な私を誰かが見守ってくれているような」というのは素敵。脳のネットワークは時空を超えて、現在の自分が過去の自分を見守ってあげることができちゃう。私もこの本を読んでいて、同じことを感じちゃいました。お師匠さんからの贈り物。無意識の力が使えてる〜!産まれてきてくださってよかった!お母さんのお話、最高!

 

支配解放運動の開始、らしい(心いわく)と書いてくださってありがとうございます。心が言っていることが怖いんですけど。「こんな本を読んだらこいつが自由になっちゃうじゃねえか!」とお父様が焦っている、というのは(笑)。呼吸合わせについては、心が言っていることが大正解!です。合わせている体で楽しければ「催眠!」です。実際に呼吸合わせは「超適当〜!」な人ほどうまくいきます。スクリプトについても大正解ですね。もう、ここで書いていらっしゃるのがスクリプトバリバリですから。心に楽しく聞くことができるスクリプトって興味がありますね。楽しくなりそう。無意識って本当に面白いです。

 

読んで、寝るだけで自分が静かに劇的に変わる!と書いてくださってありがとうございます。ちゃんと初日に入手してくださったんですね。夏目ちゃんが、羨ましい〜!はわかる〜。それで私も泣いたかもしれない。まったく気負わずに、自分のこれまでの人生をジオラマのように振り返る自分を見つけました、というのは嬉しい。なんと穏やかな自分への優しい眼差し、って素敵。つたわってくる〜。つながっている〜!やった〜!静かに変わっていきますね。いくつもの眠りとともに。感謝!

 

青春小説…!と書いてくださってありがとうございます。この本って石井監督の「催眠ガール」の原作を書いてみない?で始まっていて、石井監督の作品をDVDで見て、脳のネットワークをお借りして書いていました。あと、途中からは出版してくださった清流出版の編集者の方の脳もお借りしています。でも、この本を何度か読み直していると、あー!スクリプトを書いている時点で無意識につながっているのでみなさんの脳をお借りしていたんだ、とわかるんです。こうしてレビューを読ませていただくとその実感が湧いてきます。私が書いたんじゃない、って。書いてくださった、家族のお話がとっても嬉しい。お仕事でも「あ!無意識が働いている〜!」。友達との関係も変わって、イージーモードって素敵。でも、ちょっとこれわかります。スクリプトのタネは素敵。無意識の光を浴びて、どんどん成長していく。いいな〜!とっても嬉しいです。

 

感謝!!

 

大嶋 信頼



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