2017/12/28

無意識の中にあるリソース(才能・能力)を使ったら面白いことになる!というのはたくさんの人が知っているみたいですね。

 

その無意識にあるリソースって、常識的なことじゃあ引き出せない。

 

なぜなら、常識的=意識だから。

 

私も意外と常識的な人間だから、朝は心静かに起きて、そして穏やかに過ごした方がその日1日のパフォーマンスは上がるのでは?と思っていたんです。

 

「起きがけに1日のスケジュールを思い浮かべて見る!」なんて発想はどこにもありませんでした。

 

あの編集者はどこからこのネタを仕入れて来たのかな?どこかの自己啓発本とかぶっていたら嫌だな〜!

なにせ、読んだことがないものですから。

 

編集者にお題をいただいて「うそ〜!それって常識とは違うじゃん!」と自分で試してみたら「え!すごいんですけど!」となります。休みの日の起きがけに「今日の執筆内容」と称して、編集者から振られたお題を頭の中で読み上げて、そして「う〜ん!」と起き上がります。

 

やらなきゃいけないことがあるのに、車を運転してサーフィンに行きます。

 

そして、帰ってきたら「ぐったり!」となって「あーあ!これじゃ絶対にお題を書き終わるわけがない!」と思っていたら、設定していた時間になったら、突然、畳の上でダラダラしていた私がむくっと起き上がって、何も考えないで、パソコンを打ち始めました。あれ?何も考えないままキーボードを打っている、とびっくりします。

途中で悩むことなく、止まることなく「6時間以上かかるな」と思っていた原稿が「あれ?2時間で終わっちゃった!」と自分でもびっくり。

 

何〜!無意識って〜!怖い〜!となります。

 

その怖さって、まさに、あの水面下に蠢いていた巨大生物を眺めているかのよう。

 

私たちの常識って、本当に意識的だからすぐに「もう限界!」になってしまうのですが、無意識は違うんですね〜!

 

ある女性が「オーディションでピカイチになりたい!」とおっしゃっていました。

 

オーディションに行くと周りの人と比べてしまって「やっぱり私なんかダメだ〜!」と縮こまってしまって、いまいちアピールが空回りして「受からないんですけど〜!」となっていました。

 

マネージャーからは「もっと明るく元気よく!」と檄を飛ばされて会場内に入るのですが、どうしても萎縮して

「ダメだ〜!」となっていたんです。

 

無意識さんに「どうしたらいいの?」と尋ねてみると「大胆になればいい!」というのです。

 

でも「どうやって大胆になったらいいの?」という疑問が湧きます。

 

いきなりオーディション会場で勧進帳の弁慶の気分になって、頭を振りながら審査員に向かって大見得を切る〜!という風景が私の頭に浮かびます(かなり古いか!)。

 

わからん!と思って、無意識に頼ることにします。

 

催眠療法を使って「大胆な場面」に飛んでもらいます。

 

すると、この方は、おまわりさんと結構何度か立ち回りをやっているみたいで「この人たちバカじゃない!」という大胆な場面が浮かんで来ました。

 

催眠でその状態になっていただいたら「確かに大胆で怖いかも!」となります。

 

そこで今度は「オーディション場面の自分」に飛んでいただくと「やっぱり縮こまって、明るさが空回りしてる!」となります。

 

そこで、この大胆な自分と縮こまっている自分を無意識さんに「統合」していただき「本当の自分の姿」を見せてもらうことにしたんです(統合の作業って、理想的な自分と現在の自分を無意識が混ぜたら「本当の自分が出ましたけど!」という凄技)。

 

すると本当の自分「すごい疲れていてめんどくさい!」という状態になりました。

 

一瞬、私は「それじゃダメじゃん!」と思ったんです。

 

でも、その方は「あ!そうか!」とおっしゃいました。

 

疲れに注目していた方が「どうでもいいや!」と大胆になれる!と。

 

「あ〜!確かに!」

 

「なんとかしなきゃ!」と必死になるから大胆になれないのであって「どうでもいいや!」と開き直ったらいくらでも大胆になれちゃう。

 

この方の「疲れ」って悪いものじゃなくて「大胆」になるリソースだったんですね〜!

 

すごい!無意識さんって!とびっくりしてしまいました。

 

まさに、私にとっては目から鱗。

 

普通、その方のマネージャーさんのように「明るく!元気に!」と思いますよね!

 

でも、それがその方の意識を強化していた。

 

常識を超えたところに無意識の力が宿っている。

 

「疲れ」に注目を向けたその方を見た時に「お〜!確かに魅力全開かも!」となるから面白いんです。

 

誰も「疲れ」がその方のリソースなんて思わないですよねー!と言い訳をしている私がここにいます。

 

 

 

 

 

 


2017/12/27

年末の大掃除の時期がやって来ました。

 

私は育った家庭がキリスト教だったので「なんのためにわざわざ年末の忙しい時に大掃除をするの?」と疑問に思っていました。

 

最近、ラジオかなんかで「新しい年度になって新たに神様を気持ちよく迎えるために大掃除をする」というのを聞いて「なるほど!そういうことだったんだ!」と納得。

 

人を家に呼ぶ時って、家を綺麗にしますものね。

 

神様を家に呼ぶと思ったら、確かに「去年の汚れやゴミを置いておいたら失礼かも!」と思って一生懸命に掃除をするんでしょうね。

 

その神様は「福の神〜!」だったりしたら「来てもらわなきゃ!」と一生懸命になるのかもしれませんね。

 

アメリカにいた時は、ルームメイトの家に泊まりにいったらクリスマス前に大掃除をやらされました。

 

窓掃除とか車庫の掃除とか色々やらされたな〜!

 

ルームメイトはバイトでいなかったから、ミシガンの寒空の下で水を使った窓掃除はきつかったな〜!なんて思い出があります。

 

懐かしいな〜!でも、寒かった。

 

こんな時期なので「無意識さんを使った簡単な片付けの方法!」を年末大放出で書いちゃいます。

 

いやね、「無意識」の無茶振りの本を書かされていて、お題に沿って書いているのですが「めちゃくちゃなお題だな〜!」と思いながら「なんでやねん!」と突っ込みながら書いていると「なるほど!」となって「これはすごいかも!」というのがたくさん出て来て「やっぱり無意識ってすごいぞ!」となります。

 

フライングして書いたら、あの本の編集者に怒られちゃうかもしれないから、こっそり書きますね。

 

この方法は、お題が出て来た時に「そんなバカな!」と思っていたのですが、書いていて「あ!この無意識の助けを借りる方法って私は絶好調の時に使っていた!」と思い出したんです(「絶好調〜!」は昔のジャイアンツの選手の口癖、って古いか!)。

 

方法は簡単です。

 

寝ていて「むにゃむにゃ!う〜ん!」と起きかけの時に、今日1日の片付けたい事を片っ端から眠いままの脳で思い浮かべます。

 

寝起きって、私も時々、自分で確かめてみることがあるんですが、ものすごいスピードで無意識が情報を処理しているみたいなんですよね。コンマ一秒ぐらいで場面がぱっぱと移り変わり、いろんな人が出ては消え、いろんな場面がフラッシュのように浮かんでは次の場面、ということを繰り返してなんらかの情報を処理しているんですね。

 

この無意識が情報を処理している時に「掃除のしたいこと!」のスケジュールを割り込ませてしまいます。

 

「眠いよ〜!」と呟きたいところを「机周りの書類の整理」、「洋服ダンスの一年来ていない服の処分」、「窓拭き」、「溜まっている本や書類をまとめて捨てる」などを頭のなかで眠いままで思い浮かべてみちゃいます。

 

すると、頭のなかで「バーッ!」とデータが処理されている中にそれが吸い込まれていき、何も考えられなくて「あれ?起きちゃおっかな〜!」と結構スッキリ起きることができます。

 

この作業をすると、普段「嫌だな〜!面倒臭いな〜!」とダラダラしちゃってコンピュータとかいじって、犬の世話なんかしちゃって「ちっともやることやらないじゃない!」となっていたのが「考えないで行動している〜!」という感じで、コンピュータを消して、机の周りの書類をシュレッターにかけていき、どんどん綺麗になって、埃も全部綺麗に拭き取って「あ〜スッキリした!」となっているんです。

 

そしたら、頭のなかで思い浮かべたスケジュール通りに、次は「洋服ダンス!」とゴミ袋に服をバンバン入れて、満杯になったのを縛って、積み上げて、ということを繰り返していき「あ!もう終わっちゃった!」と「これは着るのかな?」なんて考えないで、もうすでに決まっていたかのように自動的に選別ができちゃうんです。

 

多分、あの起きがけの大量データの処理をしている時に、全て捨てるもの、捨てないもを決めちゃっているみたいなんですよね。この無意識モードになると悩むことなく、まるでロボットのように処理をしていくから面白い。

 

朝のあの瞬間に思い浮かべた仕事は、まるで全て無意識にインプットして委ねたが如く、自動的に進んでいって「おー!計算したかのように時間通りに終わっていく!」と面白い展開になるんです。

 

これが結構やみつきになります。

 

眠りからの起きがけに「お〜!今日やりたいことは!」としちゃうと「バーッ!」ってデータの処理を勝手に無意識がやってくれて、そして、考えないで自動的に動くことができる、って面白いんです。

 

他にもいくつかのコツはあります。

 

掃除が楽しみ〜!

 

 

 

 


2017/12/26

リソースってその人の中にある資源で、まあ、一般的な言い方に変えれば「才能」とか「能力」になります。

 

私はよく夢を見ます。

 

でも、見た夢を記したり分析することはしません。

 

確か、フロイトさんもユングさんもそれをやって調子を崩したような気がしているから。

 

そんなことを言いながら、最近見た夢があまりにも面白かったのでちょっと書いちゃいます。

 

なんと、ドナルド・トランプさんと一緒に旅館で会食をしている夢を見ていたんです。

 

会食をしながら、トランプさんと会話をしていると「結構気さくな人だな〜!」という印象を持ちます。

 

そんな時に、トランプさんがスーツのポケットから「俺の孫を見るか?」と親指ぐらいの生まれたばかりの孫をテーブルの上にのせます。

 

孫はよちよちとテーブルの上を這い蹲り、そして、そのテーブルの端から落ちそうになったら、トランプさんがちゃんと下に手を置いてキャッチします。またポケットに入れるかと思って「それはまずいだろ!」と注意しようと思ったら「孫を娘に預けてくるから」と大切そうに、孫を両手でしっかりと守りながら、後ろの席に座っていた娘のところに行きました。

 

「なんだ、悪い奴じゃないんだな〜!」と夢の中で思っているアホな私。

 

面白かったです。

 

以前なんども夢に見て「ひゃ〜!怖い!」と思っていたのがあります。

 

それは、私が海か湖のようなところで立っていたり、泳いでいたりするんです。

 

そして、フッと足元を見るとモササウルス(18メートルぐらいある奴)とかショニサウルス(15メートルぐらい)やプロオノスクス(10メートルぐらい)などの生物がうじゃうじゃ泳いでいて「ひえ〜!食われちゃう〜!」と思いっきり怖くなるんです。

 

クライアントさんも同じような夢を繰り返し見る方がいらっしゃっていて「へ〜!」と思っていたのですが、私もこの夢を結構、定期的に見ていたんです。

 

面白かったのが、最近、自分が変わって来て、以前は、この夢を見たら恐怖でしかなかったのが「へ〜!すごいのが泳いでいる!」と観察できるようになった、ということ。

 

泳いでいている下を巨大生物がうようよしていて「早く陸に上がらなきゃ!」と慌てている私。

 

最近では「あれをどうやって釣り上げようか?」と釣り針と竿を持っている私がいて「びっくり!」となります。

 

だって、モササウルスって18メートルあるんですよ!

 

「なんで、あの夢を見なくなったのかな?」という疑問を心に留めておいたんですが、最近「リソース」のことを書くようになって「あ!そういうことか!」と理解します。

 

あれってもしかして「無意識の中に泳いでいるみなさんのリソースなのかも!」と気がついたら私の中で腑に落ちました。

 

無意識はみんな繋がっているので、皆さんのリソースが私のところまで泳いでくるんですよね。

 

「これを皆さんが心の中に飼ってるのであったら、周りの人から恐れられちゃうよな!」という感覚がなんとなくわかるようになって来たんです。

 

「なぜ私は、何もしていないのにみんなから嫌われるんでしょう!」という話をよく聞きます。

 

「人から嫌われたくない」と思って、この巨大生物を無意識下に閉じ込めて置けば、どんどん成長しちゃって「ひえ〜!」と自分でも怖くなっちゃうぐらいの大きさになります。

 

この無意識下にあるリソースを現実の私と統合させることで、巨大生物は現実的な大きさへと変化してバリバリこの世の中でも適応しちゃうぞ!となります。

 

私は、メタファーという無意識下に潜む巨大生物を釣り上げる釣り針を落とします。

 

私の釣り針には「意識」という「かえし」がちゃんとついています(釣り針には、かえし、というものがついているものがあります)。

 

一度、メタファーに引っかかったら、ちゃんと釣り上げてあげられるように「意識」というかえしがとっても必要なのでは?と考えていたのかもしれません。

 

一度、釣り上げちゃうと、もう恐れる存在じゃないんですよね。

 

もしかして、だからその夢をもう見なくなったのかも。

 

「ここから出してくれ!」とリソースが訴える必要がなくなって来たからかも、と考えて見たくなったんです。

 

 

アマゾンの「無意識さんに任せればうまくいく」(PHP文庫)のレビューを書いてくださってありがとうございます。

 

プレゼントしたい本、と書いてくださってありがとうございます。犬って本当に無意識が通じますよね。無意識で人と接すると、嫌だと思っていたあの人が柿を持って来た、というエピソードは面白いです。無意識で生きるって、本当に素敵ですよね。無意識って楽しんでいると定着してくるような気がしているんです。少なくとも、意識に振り回されても、一度、無意識さんの世界に触れてしまうと、いつでもここに戻ってこれる、という感覚があるんです。無意識って、人には伝わりにくいから、こんな本の形になったんですね。いつも繋がってくださって応援していただき、ありがとうございます。感謝!!

 

意識を再認識、と書いてくださってありがとうございます。「買うのをためらってしまった」というのはよくわかります。私もこの原稿を出された時に、読むのをためらいましたから。「え〜!また同じのを読むの〜!」って。読み始めたら「あれ?これって誰が書いたの?すごい編集したんじゃない?」とまるで他人の本を読んでいるような感覚になったからアホですよね〜!

今回はすんなり実践ができている!って書いてくださって本当に嬉しいです。すごいですね!「意識さんと無意識さんと仲良く付き合っていこうと思います」と書いてくださったのを読んで嬉しくなってしまいました。書いてくださってありがとうございます。感謝!!

 

読みました!と書いてくださってありがとうございます。前書きを読んでいただきありがとうございます。「心に聞く」を実践していらっしゃった、というのは感動です。苦しんで積み上げて来たものを捨てる、ということは究極ですよね。「もったいない!」が究極の意識でそれを捨て去ることができた、が「無意識」への招待状だったんでしょうね。これは素敵なスクリプトになりますね。最も高価な代償を払って、無意識さんの扉を開いた時に、素敵な世界がそこに広がっていた、というのは凄すぎます。本を読んで、一週間が経って感想が言葉としてまとまった、というのはまさに、寝ている時に、無意識さんと繋がって、どんどん世界が広がっていったのかもしれませんね。今書いている「無意識」の本のネタそのものが書いてあったのでびっくりしました。書いてくださってありがとうございます。感謝!!

 

大嶋 信頼

 


2017/12/25

今現在「無意識」の本を書いていて「笑える〜!」となっています。

 

私は「無意識」の専門家じゃないので「催眠のお師匠さん」という、スクリプトを使って「無意識」というメタファーを書くことはできるよ!と思って「無意識の本を書いてください」と言われた時に、編集者から引き受けたんです。

 

そしたら「お師匠さんは使うな!」とか「一人称、二人称をはっきりさせろ!」という注文が来て「ひえ〜!」となり、私は無意識を書く手足をもがれた形になりました。

 

料理人が「包丁なしで料理しろ!」と言われている感じ。

 

さらに、それを言われる前に、調理した料理を出したら「まずい!これでは一般受けしませんね!」と言われてしまった(オーマイゴッド!)。

 

確かに、無意識のことを書いた自己啓発本はあるみたいなんですけど、それを読んで書いちゃたら「違うでしょ!」となります。

 

2ヶ月間使って書いた原稿を破棄しちゃってもいいから「お断りをしよう!」と思って、編集者の方とお話をしたんです。

 

そしたら編集者の方が「無意識さん」の本を読んで、自分はあの症状がなくなったんです!とおっしゃった。

 

確かに、初めてお会いした時の編集者の方のあの症状がなくなっている。

 

それを見て、ちょっと嬉しくなった。

 

元々、お師匠さんは「無意識が素晴らしいものでみんな無意識の力を使ったほうがいいですよ!」ということはおっしゃっていない。「意識もとっても大切であって、意識と無意識を統合することが大切なんです!」ということを教えてくださっていた。

 

この編集者の方が「正しい or 間違っている」とか「良い or 悪い」を判断する「意識的な人」で、この方の立てた企画は意識的な企画だから、無意識の本を書くのは難しい、と判断してしまう私も意識的な人なのかもしれません(本当は「快 or 不快」で断ろうと思ったんですけどね)。

 

意識的な編集者の方を無意識の世界に導く、のではなくて「意識と無意識との統合」はもしかしたら可能なのかもしれないな、とその時に思ったです(統合とは一つにまとめること。どっちかが正しい、とか間違っているじゃなくて、一つにまとめた時に面白いことが見えてくる、という優れもの)。

 

でも、出された構成企画案のリストに沿って書いていくと「ここぞという勝負所で力を発揮するために必要な失敗のイメージ」というお題があって、思わず「なんでやねん!」と一人でコンピューターの画面に向かってつっこんでしまいます。

 

どこの自己啓発本から持って来たネタなの?と書きながら笑ってしまいました(せっかく書いたけど編集で消されていたりして!ひえ〜!)。

 

その次に「「自分褒め」常にモチベーションを高く持つ」というお題があって「これもまたすごいな〜!」となります。

 

でも、このお題を書いていて、私の中の「意識」と「無意識」の位置付けがはっきりして来ます。

 

私が書いた本を読んで「無意識が大切で、意識が悪者のように書いてある」と言われて「う〜ん?そんなふうに書いてあるのかな?」と言われた時にちょっとショックを受けたことがあります。

 

でも、今回の「無意識」の本のお題を書いていて「あ!鬼ごっこみたいに意識と無意識が遊んでいる!」という子供の頃の遊びが思い出されます。

 

真面目な意識さん、というのがいて、一人でじっと難しいことを自分の部屋で考え続けています。

 

そこに「無意識さん」というお友達が来て「遊ぼうよ!」と意識さんに声をかけます。

 

意識さんは真面目だから「遊ぶことになんの意味があるんだろう!」と遊ぶ意味を感じられないのかもしれません。

 

でも、無意識さんは「じゃあ!意識さんが鬼ね!」と「わ〜い!」と意識さんから逃げていきます。

 

意識は「鬼ってなによ!」っていきなり一方的に決めたんじゃずるい!となって、必死に無意識さんを追いかけます。

 

無意識さんが土管の中に隠れていて、意識さんが「見〜つけた!」となって「この〜!」と今度は無意識さんが意識を追いかけ回します。

 

追いかけ回しながら「きゃはは〜!」と幼子のような笑い声が聞こえて来ます。

 

そんな時に、あの誕生日を迎えたばかりの人が「幼子を私のところにくるままにしておきなさい、止めてはならない。神の国はこのようなものの国である」といった言葉が思い出されたんです。

 

原稿の中では、意識と無意識さんが節分の豆まきまでしています。

 

「鬼は外〜!」

 

「福は内〜!」ってな感じでね、遊んでいるんです。

 

「無邪気に遊んでいるとね!どんどん真実が見えてくるの!」と幼子が目をキラキラさせて教えてくれるです。

 

その目の輝きが、様々なものを照らし出してくれるような気がするんです。

 

どんどんと輝きを増して。

 

(つづく)

 

アマゾンの「無意識さんに任せればうまくいく」(PHP文庫)のレビューを書いてくださってありがとうございます。

 

「無意識=善」で「意識=悪」?と書いてくださってありがというございます。意識が生み出すモヤモヤ感は面白いものを見せてくれますね。とっても素敵です。今書いている「無意識」の本が完成したら、もしかしたら、ますます混乱させることになるのかもしれません。でも、それって無意識さんと意識が無邪気に遊んでいるからこそ、そんなことが起きるのかもしれませんね。無意識と意識の遊びは人を豊かにしてくれるんです。そして、自由をどんどん広げてくれる予感がしているんです。そんなことを教えてくださってありがとうございます。私もこれから楽しみにしております。いつも応援してくださってありがとうございます。

 

 

内容が変わったのか、私が変わったのか、と書いてくださってありがとうございます。この本を読んだ時に「そんなこと知ってますけど?」という気持ちわかる〜!まさに、お師匠さんと初めてお会いした時、そのお話を伺っている時に、そんなに気持ちになっていたんです。私も危うく手放しそうになっていて「この催眠の講習は私に合わないかもしれません」と一度、偉そうにお師匠さんの講習を断ろうとしてしまったことがあったんです。その時の感覚が懐かしく思えます。そして、私も、この本の原稿が上がって来て「チェックしてください!」と言われた時に「え〜!面倒臭い!一度書いたからもういいじゃん!」と思って読み返したら「あれ?誰がこれを書いたの?」とびっくり。「いい仕事をしてますね〜!」とお師匠さんの技を改めて惚れ直してしまいました。「あ!本当に自分が書いた本じゃないんだ!」と実感させられたんです。お師匠さんの存在自体が、無意識へのメタファーとなっていて、催眠の世界へと誘ってくれて「あれ?」とさせてくれるんです。無意識とトラウマの関係も私は加筆していないのでちゃんと書いてあったのに、書いた私も覚えていません。私の脳で書いていないから覚えていないのか?それとも、お師匠さんの催眠で無意識さんの世界に誘われてしまうから意識から抜けてしまうのか、そこが不思議ですよね。「やっぱりそうでしょ!」と同じ感覚なのでちょっと嬉しかったです。

いつも応援してくださってありがとうございます。

 

感謝!!

 

大嶋 信頼

 

 

 

 

 

 

 

 

 


2017/12/22

「意識」と「無意識」があって、無意識って一般的に言ったら「ドロドロしたもの〜!」とか「おどろおどろしいもの!」なんていう印象があるのは、フロイトおじさんのおかげ。

 

それとは違う無意識さんの世界を見せてくれたのが、催眠のお師匠さんで「意識には限界があるけど“無意識”には限界がありません!」とまるでマジックのような世界を見せてくれたんです。

 

あんなに頑固で「私はちっとも変わりません!」、「催眠なんか掛かりません!」と思っていたのに「あれ?“変わらない”というのが意識だったんだ!」ということがわかってきます。

 

ミルトン・エリクソンがセミナーでお話をしていたら、頑固な参加者が「私は催眠になんかかかりません!」と手を上げて話をしたら、エリクソンが「では、なんであなたは手が下げられなくなっているのでしょう?」とその方にお伝えします。

 

自分の意思で手を上げていると思っていたら、すでにそれ自体が催眠状態だった、というのは非常に興味深いエピソード。

 

私自身もお師匠さんに「催眠なんかで人は変わるわけがない!」と思っていたのに、それが「催眠には掛かりません!」と手を上げて下げられなくなっていた人と同じだった、という面白い体験があります。

 

「変わらない」という現実は確かにありました。

意識できる範囲では確かに何も変わっていなかったんです。

でも、その意識できる範囲を超えた無意識の世界では、ものすごいことが起きていたんです。

 

この「無意識」って身につけちゃうと「ものすごく面白い!」となって「限界がありません!」となります。

 

でも、正直な話、この無意識自体を操れる人が職人さんみたいで、あの天才バッターでのちに野球監督になったあの方のように「え〜とですね!無意識に入るのには、そこでビュ〜ん!とですね〜、意識を思い切って振り抜けばいいんですね〜!」という感じ。

 

「ビュ〜ん!」ってなんのこっちゃ!

 

皆さんが応援してくださっているおかげで、最近、いろんな本が書けるようになって、ある出版社から「そっちへ行きたくないのに行ってしまう」悪い癖を治す本を書いて、と依頼されました。

 

このタイトルを聞いた時に

 

「あなたが若かった時には、自分で帯をしめて、思いのままに歩き回っていた。しかし年を取ってからは、自分の手を伸ばすことになろう。そして、ほかの人があなたに帯をつけて、行きたくないところへ連れて行くであろう」

 

というあの有名な方の言葉が頭に浮かんできたんです。

 

それで「ものすごく興味があるんですけど」となりました。

 

多分、普通の人がこの言葉を聞いたら「若い頃は好き勝手やっていたけど、年を取ったら、自分で好きなことはできなくなるぞ〜!」という教訓のように思えてしまうのかもしれません。

 

でも、私がこの中に見たのは「行きたくないところに連れて行くであろう」が不快なことではなくて「無意識に一番近い状態なのでは?」という希望のようなものを感じたんです。

 

それが昨日の受験生の話につながります。

 

ボスの指導を受けていた時は「ボスの意見は間違っている!」とか「正しい!」なんて判断はしません。まさに「ほかの人があなたに帯をつけて、行きたくないところに連れて行くであろう」のそのままの感じ。

 

その当時は、自分には自分で判断するカウンセリングの能力はない、と自覚していました。

だから、ボスに従うしかない、とそのまま従った時に「自分が想像もしなかった無意識の世界を垣間見ることができた!」となります。まさに、あの家庭内暴力の親子と一緒に私は無意識の世界を垣間見ていたんです。

 

ボスがどんな指導の仕方をしても「御意!」と言って実行します。

 

ボスの指導ですから、自分の責任は一切存在しない自由な世界を私は感じていたんです。

「御意!」で私が「正しい!」とか「間違っている!」の意識的判断を超えた時に、無意識が働き「すごい!」という世界を見せてくれたんです。

 

それが結局「意味がない」とか「自分には無理」と思っていた、勉強を無理矢理やらされて「成績が取れないと落ちる!」という不快な状況に入れられた大学時代の話とつながります。

 

「意味がない」とか「自分には無理」というのが私の意識です。

それを超えさせてくれる環境に連れて行かれたからこそ、私は無意識の軌跡を目撃することができました。

 

少なくとも中学の恩師は多分、信じていなくて「学歴詐称やろ!」と思われています(それぐらい勉強ができませんでした)。

 

ここで「簡単に無意識の力を使えるように書け!」という声が頭に響いてくるので答えだけ書いちゃいます(幻聴か!)。

 

「無意識さん」、「支配されちゃう人たち」、「人に振り回されちゃう」や「行動できない」の本に書いてある「心に聞く」が「行きたくないところに連れて行くであろう」につながり無意識の世界に導いてくれるんです。

 

昨日も「心よ!唐揚げ弁当を食べていい?」と質問をします(これはマジな昨日の話です)。

 

すると「ダメ〜!」と言われて「ひえ〜!お腹が空いているのに〜!」と本当にイライラします。

 

グラノーラバーとヨーグルトだったらいい、と心に言われて食べたら、頭がスーッとして、それまで見えなかったものが見えてくるから面白いんです(欧米か!)。

 

そうなんです。

 

心に聞いて、そのまま実行してみるって、自分の意識とは反することがあったりします。

意識で判断をするんじゃなくて、心に聞いて、というのが「行きたくないところに連れて行くであろう」であり、無意識の世界だったりするんです。

 

意識ではそれを実行するのは「怖い!」という感覚を与えてくれます。

それほど、無意識の世界はエキサイティングなんですね〜!(淀川さんか!って古いか!)

 

(つづく)

 

アマゾンの「無意識さんに任せればうまくいく」(PHP文庫)のレビューを書いてくださってありがとうございます。

 

無意識というものに興味を持ちました、と書いてくださってありがとうございます。催眠療法の意識的な常識を超えた、お師匠さんと繋がって書いた本なので「催眠は誰かにかけてもらわなければいけない」というのが必要なくて、中に書いてあるストーリー自体が催眠に誘ってくれて、知らず知らずのうちに無意識さんの世界を垣間見させてくれる、という感じになっています。でも、今回のレビューを受けて、前回と今回のブログの内容になっていると思います。「無意識の世界を体験するためには、具体的にどうしたらいいのか」ということがおかげさまで見えてきた気がします。これからが楽しみです。書いてくださってありがとうござます。

 

感謝!!

 

大嶋 信頼

 

 

 

 

 

 

 


2017/12/21

(事務方より)

朝日カルチャーセンター新宿教室での1回限りの講座

   「幸せな物語の作り方」

   無意識に任せる自由な生き方

    講師:大嶋信頼

開催日時:2018/2/16(金)19:00〜20:30 朝日カルチャーセンター新宿教室

残席わずかだそうです。

 

申込みは以下ホームページ

https://www.asahiculture.jp/shinjuku/course/6eaefcb3-dbfb-4b57-e571-59ee90f6e4f1


2017/12/21

第四回の「嫉妬」の連載をアップしました。

 

http://subarusya1.com/online/2017/12/20/201712151/

 

この先、どんな展開になるんでしょう?

 

ちょっと内容が過激になってきたかも。


2017/12/21

ある受験生が「だいぶ勉強ができるようになったのですが、2日に一冊のペースで自己啓発本も読んでいるんです」と言っていた。

 

この受験生のお父様は、私に「子供は受験生の自覚がなくて受験とは全然関係ない本を読んでいる」と愚痴をこぼしています。

 

確かに、2日に一冊で本が読めるのだったら「その時間を受験勉強に費やして点数をあげればいいじゃないですか!」と思ってしまいます。

 

受験生としては「自分が興味のある本を読んでいるだけで、それが受験と関係ないかもしれないけど、将来役に立つかもしれないじゃないですか!」という感じになっている。

 

塾の先生は「そんな無駄な時間を使っていないで勉強しろ!」とちゃんと指導しているのにもかかわらず、その受験生は本を読むのがやめられません。

 

「だって、本を読むのが好きだから!」

 

こんな時に、お師匠さんのリソースが本領を発揮します。

 

この受験生のリソースって何だろう?

 

私がこのリソースのことをこれまで書かなかったのは「リソースってその人のいいところ!」という感じになってしまいがちだから。

 

あるセミナーに参加した時に「お互いに相手のいいところを書き出して見て発表してみましょう!」というのをやらされて「イラっ!」ときたことがありました。

 

「優しい!」とか「思いやりがある!」や「人の話を真剣に聞く姿勢がある」とか言われても「う〜ん?」となります。

 

まあ、親から一切褒められたことがなかった私だから「人からの褒め言葉を素直に受け取れないだけ!」と思っていたのですが「何かが違う!」とずっと思っていました。

 

多分、この受験生のリソースと言って「いいところを探してあげて褒めましょう!」的なことで言ったら「様々なことに興味が持てる探究心がある!」とか「受験などのイベントに対して動じない胆力がある!」などとなります(胆力=物事に簡単に驚いたり恐れたりしない気力。度胸。大辞林から)。

 

それを言われた時に、一時は「わ〜い!そうなんだ!」となるかもしれません。

 

でも、お師匠さんがリソースを探すと、一撃必殺な感じで「一発で効いちゃう!」という美しさがあったんです。

 

この受験生だと「あなたには無意識の力を引き出すリソースがある」となります。

 

「なんのこっちゃ?」と普通の人だったら???状態になってしまうんです。

 

私はそれを聞いた時に、駆け出しのカウンセラーだった頃のことを思い出すんです。

 

若くて、アホで、それでいて妙に正義感が強くて、という人でした。

 

ある家庭内暴力のケースのカウンセリングを担当することになって、ボスに指導を受けることになりました。

 

当時の私は、ほとんどすべてのケースはボスに報告して、相談してケースを進めていました。

 

一通りボスにケースの説明をした後に、ありがたいお言葉をいただくために待っていたら、ボスが「そのケースは、お母さんの関わり方の問題だよ!」とおっしゃったんです。

 

「え?ボス!お母さん亡くなってますけど!」と言いたかったのですが、他のスタッフもいたので、言えずにいたら、話がどんどん展開していきます。

 

「お父さんじゃなくて、お母さんでよろしいんですよね!」と確認をしたら、ボスは「当たり前じゃないか!」と怒られたので「やっぱり母親なんだ!」とそのまま指導を受け続けます。

 

家庭内暴力で問題になっている、息子と父親が私の目の前で殺気立っている時に、私はボスの指導通りに「この家庭の問題は、お母さんの息子さんへの関わり方にあります!」とお伝えしたんです。

 

すると二人は顔を見合わせて「え?」となります。

 

お父さんが「妻って、この子が幼い頃に亡くなっているんですけど?」とおっしゃったのですが、私は「うん、うん」とうなづいて「わかっています!」という態度をしてから「でも、わかりますでしょ!」とお二人に静かにお伝えします。

 

「お母さんの関わり方の問題であるって、わかっていらっしゃいますよね」と言った時に、それまで殺気立っていた息子さんが下を向いてしまったんです。

 

「あれ?アホなカウンセラーに呆れてしまったのかな?」とちょっと焦ったのですが、何も言わずに「うん、うん」とただ息子さんの呼吸に合わせてうなづいていると、息子さんから「グッスン、グッスン」と鼻をすする音が聞こえてくるではないですか。

 

そして、床には大粒の涙が、落ち始めていて「え〜?なにこれ!」となります。

 

それを見て、父親まで泣き出してしまって、息子の背中に手を置いて、優しくさすりながら「辛かったな〜!ごめんな〜!」と言いながら男泣きをしていました。

 

そんな二人を見ていたら、私まで泣けてきてしまって「なんじゃ〜!こりゃ〜!」となります。

 

その後、二人は母親のお墓に行き、そして帰りに焼肉を一緒に食べる、という習慣をつけて、そして、息子は父親と同じ道を歩みだしたんです。

 

「ボスってすげ〜!」と思って報告しに行ったら「あれは父親の問題だよな!」とおっしゃていて「あれ?母親じゃなかったの?おっしゃっていることが違うんですけど?」となったのですが「面白い!」と思っていたんです。

 

そうなんです、ボスから出されたお題が、目の前のケースに全く関係なくても、それを意識的に「これは違う!関係ない!」と判断して排除するんじゃなくて「とりあえずやって見ますか!」とやってみると「お〜!すごい展開になった!」とそこには無意識が宿っていたんです。

 

意識では「こんなお題をやるのは無理!」ということを思い切ってやることで、無意識さんが発動する、という仕組み。

 

意識が「それって違うんじゃないの?」と思ったことを「え〜い!」と思い切ってやってみると、無意識さんが発動するから「想像以上の結果が出てしまったんですけど!」ということがたくさんあったんです。

 

そうなんです。

 

この「こんなことをやるのは無理!」と思ってもやり続ける、というのは学生時代に体験した面白い体験。

 

物理とか哲学とか、英語の古典文学とか「できるわけないでしょ!」と思っていたことを「挑戦」じゃなくて「無理矢理やらされる!」という形で学校でやらされていたんです。

 

意識では「自分には絶対に無理!」と思っていたから無意識が起動して「あれ?古典文学の美しさが見えてくるんですけど〜!」とものすごくシェークスピアが好きになってしまいます。

 

物理なんか日本でも挫折したのに、英語でなんか絶対無理でしょ、と意識が諦めていたら、無意識が起動して「物理って心理学とものすごく関係があるじゃないの!」というのが見えてきちゃって「物理の勉強最高!」となっていたからアホですよね。

 

大学に入った当初は「なぜ心理学以外の勉強をやらなければいけないんだ!」と文句を垂れていたのですが、今では「無意識の助けを借りるためにあれは必要だったんだ!」ということが見えてきたんです。

 

そうなんです。

常識的に外れていること。そして意識で「これは違うでしょ!」ということを無理矢理やり続けてみると、無意識さんが起動します。

 

意識的なお父さんが「受験とは全然関係ないでしょ!」と言うことをやり続けると受験生の無意識が起動して「キャッピ〜!」ってなるんです(キャッピ〜!ってなんやねん!)。

 

そうなんです。

 

意識で嫌いな勉強をし続けることで、無意識が起動して面白い世界を見せてくれるんです。

 

そんなお話を受験生にしたことがあったんです。

 

そして、受験生はお父さんと一緒に嬉しそうに帰って行きました。

 

なぜか、お父さんも嬉しそうに受験生の肩に手を置いていたんです。

 

 

 

 

 

 


2017/12/20

リソースの話の続き。

 

「ゴミを捨てるだけで、母親の精神状態に影響して、そして、結果的に弟が精神的な病になってしまう、なんてことがわかるわけがない!」と普通の人だったら思うでしょう。

 

カオス理論でしたら、バタフライ効果ですが、日本のことわざだったら「風が吹けば桶屋が儲かる」になります。

 

「風が吹けば桶屋が儲かる」は「可能性の低い因果関係を無理矢理つなげてできたこじつけの理論・言いぐさ(ウィキペディアから)」です。

 

普通の人は「そんなのこじつけやろ!」とか「言い訳でしょ!」と相手にしません。

 

でも、ポイントは「ちゃんとそれに気がついてあげないと変わらない!」ということ。

 

逆に「そのリソースに気づいてあげるとちゃんと変わるよ!」となるんです。

 

 

お師匠さんと旅行に行った時に、お師匠さんは知っている土地だと「非常にのんびりとして落ち着いているな!」と感じられるんです。

 

ぼーっとお寺の境内に二人で何時間も座っていたり、ぶらぶらと歩いて夏の爽やかな風を感じたり、ということが一緒にできたんです。

 

ところがお師匠さんが知らない土地にご一緒させていただいた時に「あ!お師匠さんがソワソワしている!」という姿を初めて見ます。

 

タクシーの運転士さんに「西ってどっちの方向でしょか?」と聞くのですが、運転士さんはよくわからないみたいで「あっちですかね〜!」と適当なことを言うと「う〜ん?」とお師匠さんは納得されなくて、落ち着きのなさがおさまりません。

 

旅館についておかみさんがやってきた時も「西ってここだとどっちの方向でしょうか?」と聞くのですが、やっぱりおかみさんも「多分、太陽がこっちから登るから、あっちじゃないですかね〜!」と適当なことを言います。

 

すると、やっぱりお師匠さんは「いつもと違って落ち着きがないぞ!」となるんです。

 

ある時に、お師匠さんが元のお師匠さんに戻って、満面の笑み。

 

「あ!いつものお師匠さんだ!」という具合になりました。

 

手にはしっかりと地図を握りしめていて「あ!地図でちゃんと正確な方角を確認することができたんだ!」ということがわかります。

 

方角を知る前と知った後では、落ち着きが全く違っていたんです。

 

普通の人だったら「あ!方角が気になる人なんだな」で終わってしまいます。

 

でも、リソースとしてこの現象を見てみると「地磁気を使ってストレスを流す力を持っている」という可能性が考えられます。

 

地球の北極部がS極で南極部がN極に相当して、磁場が流れています。

人間の脳の活動って電気だから、方角を知って地球の磁場をうまく使ってストレスを流すことができるから、お師匠さんはあんな感じになるのかも?と仮説を立てたくなるんです。

 

クジラなどはこの磁場を探知して、磁場の強弱を順に追っている、という説があります。

 

リソースってみんな同じじゃないんですよね。

 

的確にリソースを探すことができると、全く違ったその人の姿を見ることができたりするんです。

 

(つづく)

 

 

 


2017/12/19

「片付けができない!」というあるお子さんがいます。

 

机の中はぐっちゃぐちゃ。

 

カバンの中も、学校に提出するはずの書類がしわくちゃになって、5点と書かれた算数のテストとともに丸まっています。

 

漫画を読んだら読みっぱなし、そして、鼻をティッシュでかんだらゴミ箱に入れずそこらへんに投げてある。

 

そして、お菓子を部屋で食べちゃって、お菓子のカスやお菓子の袋がいくつもそこらへんに口を開けたまま散乱しています。

 

「どうして、この子は部屋が片付けられないんでしょう?」

 

「どうして、この子は整理整頓ができないんでしょう?」とお母さんは悩みます。

 

もちろん、お母さんは、この子が小さい頃から「ちゃんと片付けなさい!」と叱って来ました。

 

でも「やっぱり部屋が汚くなる〜!」となるんです。

 

なんどもお母さんが片付けを手伝うんですが、時間が経つと「ぐちゃぐちゃになる〜!」となるんです。

 

だったら、お母さんが定期的に掃除をすればいいのかも?と思って部屋に入ると「入るな!」とお子さんは怒るんです。

 

「だったら自分で片付けなさいよ!」と怒るんですが「ぐちゃぐちゃ〜!」は続くんです。

 

お師匠さんがこんな子をみた時に、この子の中にある「リソース(秘められた能力)」が自然と浮かんでくるんです。

 

この子の場合「秩序を見極める能力がある」というように考えるんです。

 

「秩序って何ですか?この子の部屋もカバンも混沌としているんですけど!」とお母さんが突っ込みます。

 

でも、この子の「混沌とした部屋(一件ぐちゃぐちゃに見える部屋)」にこの子は秩序を見出しているんです。

 

なぜ、混沌(ぐちゃぐちゃ)とした状態を作り出すか、そして、その混沌を収拾しようとしないのか?というのは、そのゴミひとつ動かすことで家族にそして世の中に大きな影響を及ぼしてしまうのが見えるから。

 

混沌を学問とした研究の中でバタフライ効果というのがあります。

 

バタフライ効果は「蝶の羽ばたきさえも、遠くの気象に影響しちゃう」というものです。

 

一般の人は「そんなバカな!」と気にもとめませんが、その羽ばたきひとつで気象が変わっちゃう、というぐらいの影響を見出す人がその子だったりするんです。

 

ゴミひとつ捨てることで「母親の自分に対する期待値が上がる!」となり「期待値が上がれば、失敗した時の絶望感も大きくなる」となります。その母親の絶望感が、父親との精神的な微妙なバランスを崩して、父親との関係を悪化させます。父親はその母親との関係をきっかけに不義を働き、その後ろめたさから家族に冷たく接するようになります。そして、家の緊張感が高まり、そのストレスにより弟が精神的なバランスを崩して学校でいじめられて、そして精神的病に。

 

他の人から見たら「そんなの妄想でしょ!」と思ってしまうのですが、その子には、一つのことを動かした時の「バランスを崩した未来」が見えてしまうから「動かせない!」と無意識のうちになっているんです。

 

この子供のリソースを母親が理解した時に「あ!子供がやっていることに意味があるんだ」となります。

「母親の教育の仕方が」とか「だらしがないあの人の遺伝子を受け継いじゃったのかも?」なんてことを悩んでいたのですが、そうじゃなくて「秩序を乱さないようにしている!」ということ。

 

それがわかったら「こっちが勝手に秩序を乱したろ!」と母親は外に羽ばたいて楽しむようになります。

それまで子供に遠慮をして友達となんか遊びに行かなかったのに、堂々と「友達と遊んでくる!」と行けるようになります。

キッチンや寝室にあった無駄なものを一切捨てて、自分のカオス(混沌)を全部整理しちゃいます。

 

「あんたがティッシュひとつ捨てたってこっちの精神状態には全く影響しないんだから!」という具合で楽しんでいたら「あれ?子供の部屋の外にゴミ袋がいくつもある!」となります。

そして、掃除機を使った後がある!というのでびっくり。

 

「本当にこの家の秩序を乱さないように、掃除もしないし勉強もしなかったんだ!」と思ったら「ひえ〜!」ってなるんです。

 

リソースって面白い。

 

アマゾンの「無意識さんに任せればうまくいく」(PHP文庫)のレビューを書いてくださってありがとうございます。

 

個人の一体験です…と書いてくださってありがとうございます。立派な革製のブックカバーも買ってくださったんですね!!すごい!文庫本にはカバーの楽しみがありますよね。私も素敵なカバーをいただきました。

「リラックスした時に胸の奥からポコポコ」ですか。身体の芯から軸を揺るがされるような嫌な感覚は私も時折感じます。「結局楽になっても最後は捕まってしまう」というのはすごいですね。これが本当に起きるんですよね。

ちょっと読んでいて怖くなったのですが「え?これって今、私が新しい“嫉妬”の本(来年完成予定)に書いている新技のことじゃない!」と鳥肌が立っております。その技をここで書いてしまったら、編集者の方に怒られてしまうので書けないのですが「あれ?同じことをやってらっしゃる!」とびっくり。マジですか?あんなに悩んで苦労して編み出した方法なのに!!すごいです!!本当に脳って繋がっているんですね。私のアイディアだと思っていたら、皆さんから伝わってきたアイディアだった、というのは何となくわかっていましたが、これだけストレートに書いていただくと「あ!私のじゃないんだ!」と改めて気づかされます。別な意味で「無意識さん最強!」です。書いてくださってありがとうございます。

 

感謝!!

 

大嶋 信頼



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