2019/04/20

“無意識の力”を使うったって、そんな「相手に無意識が働いている」と唱えただけで、相手の結果が変えられるわけがない!と意識で思ってしまいます。

 

そりゃ、そうだ!

 

最近、テニスの大坂なおみ選手が優勝をして話題になりました。

 

テニスって「メンタルが重要」と言われています。

 

もちろん練習もとっても大切ですけど。

 

私は、大学の時にテニスの授業をとって「これ面白い!」と三度の飯よりもテニスが好き、となったことがあったのですが「そんなにうまくない」ですね。

 

一生懸命にボールを追いすぎちゃう。

まあ、ちゃんと習ったわけじゃないですから。

 

これは、本のどこかに書きましたが「高校の時にテニスでインターハイに出ました!」という方と試合をやらせていただくことになりました。

 

私は「心理職」ですから「テニスの技術」よりも「メンタル」を使います。

 

試合前に、インターハイに出場したことがある方に「あれ?靴紐気にならない?」と言います。

 

そして、その方が、靴紐を直している時に「靴紐に引っかかって転んでしまったら危ないですから、気をつけてください」と言います(優しいでしょ!)。

 

すると、その方は「あれ?」というような感じでボールに追いつけない。

 

踏ん張ってボールを打つことができない。

 

もちろん、私の方は、頭の中で「ほら!靴紐が気になって、思い切って走れないでしょ!」とツッコミを入れながら、ニヤニヤしている。

 

そして、試合は接戦で「私が勝った!」となって「わーい!インターハイに出たことがある人に勝った!」と目の前で飛び跳ねて喜んで見せて悔しがらせます(性格わる!)。

 

今度は、偉い精神科医の先生と「接待テニス」をすることになりました。

 

うまい具合にテニスで打ち合いになって、そしていい汗をかいて、最後は先生に勝ってもらって「大嶋君、君はまだまだだね!仕事を紹介してあげよう!」という流れとなる、というわけのわからない妄想をします。

 

ところが、この精神科医の先生は足が悪くて、そして普段運動を全くやらないから「う〜ん、ちっとも打ち合いにならない」という感じで、先生がイライラしてくるのが伝わってきます。

 

「もう、こんなのやってられるか!」とラケットを投げ出すイメージが浮かんできて「やばい!」と焦ってくるわけです。

 

そんな時に「先生の無意識が働いている!」と先生が失敗するたびに頭の中で唱えます。

 

「先生の無意識が働いている」と唱えて、無意識の力を使ってみると「おー!無意識がちゃんと玉の高さを自動的に調節してきた!」という感じで、ネットにあたって、こちらのコートに入って、先生の点数!になります。

 

そして、次の玉はネットをかすって、こちらのコートに飛んできて「ナイスショット!」となっていきます。

 

「先生の無意識が働いている」と唱えていると、今度はネットギリギリじゃなくて「ちゃんと打ち合いができている」となって、チャンスボールを決めた時の先生の嬉しそうな笑顔が。

 

飛距離についても同じで「あー!コートの外に出ちゃった!」というのが繰り返された時に「先生の無意識が働いている!」と頭の中で唱えていると、次のショットはラインギリギリアウトになります。

そして、次のショットはライン上で「先生の点数になってしまった!」となって、やがて「おー!先生と打ち合いができるようになった!」という感じで楽しくテニスができるようになります。

 

見事に先生に勝っていただいて、そして先生が休んでいる間に、私は次の相手と試合をします。

 

今度は無意識の力じゃなくて、意識の力を使います。

 

相手がミスをしたら「あー!もうちょっと思い切って打てばいいのに!」と頭の中でツッコミを入れていきます。コツは「口に出さないで頭の中で突っ込みまくるだけ」です。

 

すると相手は、また同じ失敗を繰り返します。

 

「あ!またネットに引っ掛けるぞ!」と頭の中で突っ込んでいると「ほら!」という感じで、どんどん私に点数が入っていく、という感じになるんです。

 

そして、早めに私が勝って「先生、すごいです!ぜんぜん私は先生に勝てませんでしたから!」と笑顔で言うと「おー!そうか!もうひと試合やろうか!」となって、私は私の無意識の力を使います。

 

「先生の無意識の力が働いている!」と唱えているとどんどん球筋が鋭くなってきて「追い付けない!」となります。手加減をしているのではなくて、本気で追いつけなくなってきます。先生も調子に乗って、鋭いショットを繰り出して私のことを右に左に揺さぶって私の体力を奪い、そして最後は「スマッシュ!」という感じで決められてしまいます。私は「悔しいです!」となって、先生はものすごく嬉しそうで「大嶋君はまだまだだね!」と不敵な笑みを浮かべています。

 

ここまでは筋書き通り。

 

私は、心の中で「先生!ここまでやったんだから、仕事の紹介は?」と思っていたら、先生は「あー!いい運動になった!」とさっさと車に乗って帰ってしまったんです。

 

あ!しまった!「大嶋君はまだまだだね」と言われた瞬間に「先生の無意識が働いている!」と唱えておけばよかった!と後になって後悔したのでした。

 

相手に無意識の力を使ってみると面白いことになります。

 

相手に働いている無意識の力を信じてあげることで、相手の無意識が起動して限界がなくなるんです。

 

そんな時に、自分の持つ無意識の力のすごさをジワジワっと実感していくことができるんです。

 

(つづく)

 

 

 

 

 

 

 

 



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