2019/04/16

私は、自分で決めて、自分一人で歩んできた、と思っていました。

 

だから、全ての責任は私にある、って数々の失敗を抱えて苦しんでいた。

 

「なんであんなことをしちゃったんだろう?」とか「どうしてあの時ちゃんとやらなかったんだろう?」などいつも過去を振り返って後悔して自分を責めています。

 

でも、自分の意識で決めていることなんてほとんどなくて、自分の無意識が導いてくれている、ということを知ります。

 

自分の頑固な意識で意地を張って生きてきた、と思っていたけど「それも無意識だった」という面白さ。

 

それを知っていながらも、アホな私は「自分の意識でなんとかするんだい!」と自分の人生を好転させるために頑張ります。

 

そうして頑張ってしまうのも、実は意識じゃなくて、私の無意識がそうさせていた、というのは信じ難いのですが、振り返ってみたら、確かにそう。

 

「みんな無意識が働いているんだったら、こんなことを書く必要がないじゃないか!」とツッコミが入ります。

 

最近、AI(人工知能のことです)がすごいことになるかもしれない、となったら「AIが発達したらなくなる職業は」という話になって「え?この職業がなくなっちゃうかもしれないの?」といろんな人を不安にさせました。

 

それと同じように「無意識」が完璧だったら、カウンセリングも本もブログも必要がないのでは?となってしまう(ギャ〜!失業じゃ〜!)。講演会なども聞く意味がない!となってしまう。

 

本当にそうなの?

 

無意識さん!

 

ねえ!答えてよ!

 

・・・

 

無意識さんはお茶目だから、いたずらをする。

 

頭の中が急に「し〜ん」となって何も浮かばなくなって「おい!おい!」と私の無意識にツッコミを入れたくなる。

 

そしたら「あなたが催眠のお師匠さんに出会っていなかったらどうなっていたと思う?」と恐ろしい質問が浮かんできた。

 

「お〜!それを考えてみたら怖くなってきたぞ!」と無意識が出してきた一手にビビる。

 

アメリカの催眠療法の大家のミルトン・エリクソン先生は必要なかったの?というのが浮かんできて「なるほど!」となってきた。

 

学生時代にミルトン・エリクソン先生の治療風景を弟子たちが書いているのを読んで「美しい!」と感動して涙が出てきたことがあった。

 

催眠のお師匠さんが治療したケースは、部屋にその方が入ってきた瞬間「あ!お師匠さんの治療の跡がある!」と一発でわかってしまったことがあった。

 

誰にでも、どこにでも無意識は働いているはずなのに、その美しさを知っている方に触れたときに、その輝きは増す、という性質を無意識は持っていた。

 

そして、いつまでも輝き続ける。

 

でも、待てよ!無意識の美しさを知っている人にたくさん触れてきたはずの私は「ちっとも輝いていないぞ!」と私の意識が反発したい気持ち満々で登場してきます。

 

みんな無意識の美しさに触れたときに、美しく輝いていくその様をこれまでたくさん見てきた。

 

その姿を思い出すだけでも、涙が溢れてくる。

 

この涙は、自分だけが変わっていない、という惨めさの涙だと思っていた。

 

自分が取り残されていく、という悲しみの涙だと。

 

それは違っていた。

 

試験で思うように点数が取れなくて、悔しい思いをしていて、私は学生時代に車を2時間以上走らせてシンシナティー美術館に行きます。

 

私は、悔し涙で真っ赤になった目をこすりながら、ボーッと「これでもか!」という感じで並べてある絵画を眺めていました。

 

一枚、一枚の絵がものすごい!

 

日本の美術館みたいにガラスケースに入っていなくて、手を伸ばせばその絵の凸凹に触れることができる近さで眺められます。

 

ある一枚の絵の前に行ったときに、私の足が止まって、そこから動けなくなります。

 

私の試験勉強が実らなかった無念さ、自分に対する苛立ち、周りの点数が取れていた人たちへの嫉妬などのありとあらゆる怒りが「スーッ!」とその絵に吸い込まれていく感覚。

 

なんじゃ!この絵は?と作者名を見ると「Vincent van Gogh」と書いてありましたが「知らん!」と私は、その絵から離れようとしてしまいました。

 

でも、気になったので、持っていたメモ帳に名前を書いて、そして、寮の部屋に帰って辞書で調べたら「あ!あのゴッホやんけ!」とびっくりします。

 

あのゴッホの絵だったんだ!と全くその価値を知らないで見てもそのすごさに圧倒されるようなあの感覚。

 

無意識は、その美しさを知っている人に触れたときに、その輝きを増します。

 

ここで読んでくださっている人たちは、他の人たちの無意識の美しさを認識することができます。

 

その認識された美しさは輝きを増して、その美しさを見出した人の無意識のすごさに感動するのです。

 

そう、お互いがお互いの無意識に触れて、その輝きを増していく。

 

そんなみなさんの無意識に照らされて、私は本を書かせていただいています。

 

そう、無意識は、その美しさを知っている人に触れたときに、輝きを増す。

 

その無限の輝きを。

 

(つづく)

 

追記で書いてくださってありがとうございます。

脳のネットワークっていいですね。常に無意識さんはそこにいます。

その美しさに触れたら、大変なことになる〜!

 

この友達というのも”無意識”という観点からになっているから、読んでくださっている方がすごいことになっています。

みなさんのコメントを読んでいて、びっくりしたのが「あ!無意識さんの起動の仕方を知っているんだ!」ということ。

これは、カウンセリングをやるセラピストが使っている技なのですが、クライアントさんからいただいた客観的な情報を何度も反芻するという技です。

「どこが技やねん!」と突っ込まれそうですが、ただ情報を反芻するだけで「無意識さんが起動しました!」となってそのクライアントさんの無意識がしている美しさに触れることができちゃう。

頭でいくら考えていても見えなかったものが無意識さんには見えちゃう。そして、その美しさに触れたときに「お!」となるんですね。

 

私は、正直「私の本を何度も読んでいただくなんて申し訳ない」と思っていました。

そんな、一度読んだらブックオフでしょ!って。

でも、何度も読んだら無意識が起動するって知ってたんだ!と真面目に最近びっくりしています。

その起動した無意識の美しさにまたまたびっくり。

 

感謝です!!

 

大嶋 信頼

 

 

 

 

 

 



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