2018/09/13

「発作」という考え方はちょっと面白いんです。

 

ある男性の奥さんが、ご近所さんとのトラブルで「ギャ〜オ〜!」と暴れてしまいます(イメージはゴジラが街を破壊する感じ)。

 

今はLINEとかがあるから便利で「あなたのゴミの出し方が間違っている!」というメッセージを大量に奥さんが送ってしまって「自治会で問題になった!」と男性は悩んでいたんです。

 

男性は、会社の経営者で「すごい年収!」なのですが「あれ?なんでトレーナーを着ているの?」という感じ。

 

奥さんに至っては「え?西松屋なんですね!」というコーディネイトをされていた(西松屋ファッションは最高です!一応念のため)。

 

旦那さんの年収に奥さんの格好が合っていない、ということで「奥さんが近所で嫉妬されちゃう!」というのは、嫉妬の条件が揃うから。

 

ご近所さんのマダムよりも質素な格好は「あそこの奥さんは弱者!」という認識になってしまいますね。それなのに旦那の年収が高い!ということで「ビビビッ!」と周囲のマダムが嫉妬の発作を起こして奥さんを感電させてしまいます。

 

マダムの嫉妬の攻撃は「あーら!素敵な格好ですね〜!どちらで買われたんですか〜!オホホホホ〜!」というような感じ。

 

「おたくの旦那さんは、ちょっと不思議な話し方をされますわよね〜!オホホホホ〜!」となんとも返答したらいいのかわからないコメントを言われて、その度に奥さんの顔が「どんどん引き攣っていく〜!」となって、嫉妬の電流を散々浴びせられて「ドッカ〜ん!」と大発作を起こしてLINEで「戦じゃ〜!」となったんですね。

 

旦那さんは「こんなことをされたら引っ越さなければいけないかもしれない!」と焦るわけです。

 

実際に何度か引っ越すことになっていた過去があって「どうしたらいいんですか?」と相談されます。

 

一般的に考えたら「ご近所トラブルを起こす奥さんが悪い!」となってしまいますね。

そして、それをちゃんと注意しない旦那さんの問題もある!

だから、奥さんがそんなことをしないようにちゃんと見張ってください!という感じ。

 

普通の精神科だったら「奥さんは統合失調型パーソナリティ障害の可能性があるから人間関係があまりないところに引っ越された方がいいかも!」となります。お薬を処方できる症状でもないので、ストレスのない環境においてあげることが一番!となります。

 

カウンセリングの短期療法(ブリーフセラピー)だったら「二人で高尾山に登ってあることを感じてきてください」と訳のわからない「禊」のようなことを言います。

 

この時、私も短期療法が好きなので男性に「奥さんを連れて高級レストランに食事に行ってください」とお伝えすると「???」となります。

 

この「高級レストラン」というメタファーには「奥さんが弱者とならないような洋服を旦那さんが買ってあげてね!」というのも含まれているし「旦那さんが稼いでいるのに奥さんにお金を掛けなければ、そりゃ〜、奥さんは一揆を起こすよね!」という意味も含まれている。

 

男性は「あははは〜!」と笑って「わかりました〜!」と言ったときは「あ!目が泳いでいる!」という面白い状態になっていた。

 

そして、それからしばらくして、その夫婦が目の前に座っています。

 

そして「また、妻が暴れたんです!先生!」と私に文句を言いたげに男性は告げた。

 

奥さんの姿を見ると「以前とちっともファッションが変わってないやろ〜!」と頭の中でツッコミを入れていた。

 

私は男性に「え〜と!奥さんを高級レストランに連れていったんですよね」と答えがわかっているのに、とりあえず聞いてみた。

 

すると男性は「はい!いつもだったら昼飯は牛丼屋に入るのですが、前回のカウンセリングの後だけはファミレスで美味しいご飯をいただきました!」と自慢げに話をしていた。

 

私は「え〜と!高級レストランに連れていってください!というのは、旦那さんがネクタイとスーツを着ていないと入れないところなんですけど!」とお伝えした瞬間に、男性がまたあの目の動きをした。

 

一般的には「目が泳いでいる」という状態で「あ〜!脳の過剰な電流で眼球のコントロールができていない!」というのがわかってしまう。

 

「お金を使う」でこの男性は発作が起きるんだ!ということを発見。

 

「発作」が起きていることを確かめるために「奥さんにブランド物の洋服を買いましょう!」と男性に伝えてみると、男性は「はい!はい!」と答えながら男性を目を見てみると「あ!やっぱり眼球がおかしな方向に動く!」となっていました。そして、男性は「先生、職場の部下がね!」という全然違う話をしだす。

 

一般的に見たら「話をそらす」という現象なのですが、この場合は、男性の「お金を使う」で脳に過剰な電流が流れてしまい「記憶が飛ぶ!」とか「記憶がちゃんと繋がっていない!」という現象が起きてしまうんですね。

 

日本の男性の場合は「男尊女卑」というのが本人の気がついていないところにあって、男性は「自分よりも下」という感じで見てしまう。そして、男性は倹約生活をしているから「妻が自分よりも贅沢をするのはずるい!」とその場面を想像するだけでも「ビビビッ!」と嫉妬の発作が起きてしまう。

 

男性から嫉妬の電流を受けた奥さんは、近所を歩いている時に、自由奔放、傍若無人に生きている周りの奥様達に「ビビビッ!」と発作を起こして「オリャ〜!」と戦士になっていた。

 

「お金を使う」で発作を起こしてしまう男性の発作をメタファーを使ってどうやったら止めることができるのか?ということを考えて見ると面白いんですね。

 

(つづく)

 

「断れなくて損をしている」を簡単になくせる本(宝島社)のアマゾンのレビューを書いてくださってありがとうございます。

しかし深いお話ですね。そうなんですよね。「私は断れる」と思っている人でも、というのは本当にそう思います。この本の3番目の編集者も「私は断ることができます!」と断言していたけど「あれ?」と私はびっくりした。「断れる人」は健康な人だから「楽しい人間関係が築ける」と期待していた。私も以前は「断れる」という自負があったが「すべて人間関係を破壊しているだけ!」となっていた。「あの時の自分と一緒だ〜!」と懐かしくなった(今、振り返るとね!)。あの「断れる」と思っていた私は、モンスターに支配されていてモンスター化していただけ。さらに、そんな生き方をしていたら周囲からの嫉妬の電流を一斉に浴びていた。それが「気持ちがいいのかも?」という幻想を抱いていたこともありました。この本をもう一度読んでみると「あんな時期があっても良かったのかも!」と思えるんですよね。そして、自分が変わっていく過程がこの本を読み進める中で見られる。この本の最後は「断れなくてもいい」というところに落ち着くのが「大人だな〜!」という感じ。そう、ずっと私は自分のことが「ガキ」だと思っていた。成長しないガキは支配され、嫉妬されていたから成長が止まってフレッシュなまま保たれていた。大人になって「嫉妬をエネルギーに変える」というエコで美味しい生き方がそこにあるなんて、という感じですよね。繋がっていただくと本当に深いです。

 

感謝!!

 

大嶋 信頼

 

 

 

 

 


2018/09/18


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