2017/03/21

あるお母さんは、娘からいろいろ要求されるので困っていました。

 

「雑誌を買って来い!」とか「餃子を作れ!」や「こんなもの食えるか!」などなど。

ひっきりなしに娘から要求されて「嫌です!」と言えばいいのに「私のせいで娘はこんなになってしまった!」と思ってしまうから娘の要求にしたがって、娘に振り回されてしまうんです。

 

まあ、普通のカウンセラーだったら「娘さんはお母さんからの愛情を求めているから、お母さんにいろんな要求をするんでしょうね」という話に持っていきます。求めているのは“愛情”だから娘が命令したことをお母さんが従っても”愛情”は感じられず、余計に愛情に対する”渇き”が酷くなるから要求がどんどんエスカレートしていくんです、となります。

 

まあ、この分析もありかも?と思えるような感じになります。

 

でも「そもそも、愛情って何?」という話になります。

 

子供の為に一生懸命に心配して、先手先手を打ってあげて尽くしてあげるのが愛情じゃないの?という話になったりします。

 

その一方では「子供を信じて見守ってあげることが愛情だから、手を出すことは親の自己満足のためにやっていること!」なんて言う解釈もあります。

 

よくわからなくなってくるので「とりあえず催眠で!」。

迷ったときは”催眠”っていいかも!

 

娘から「お母さん、新しい雑誌が出ているから買ってきて!」と言われて、お母さんは「そうなの」と言いながら「見て!」と頭の中で唱えて「一、二、三、四」とゆっくりとカウントします(「見て!」という言葉だけでいいのですが、その感覚に浸るためのカウント)。

 

娘は「お母さん、聞いているの?」と言ってきたので「うん、聞いているよ!」と言いながら「聞いて!」と頭の中で唱えて「一、二、三、四」とゆっくりとカウントします。

 

そして、娘は「早く買ってきてよ〜!」とちょっとイラつき気味でいうのですが、お母さんは「今度は”感じて!”だな」と頭の中で考えながら、娘に「そうだね」と答えます。「感じて!」、「一、二、三、四」とカウントしていると、お母さんは指輪の感触を確かめていきます。

 

そして、もう一度「見て!」に戻ってきたときに、娘は「もう、面倒臭いからいいや!」と言い始めます。

お母さんは「そうなの」と言いながら「一、二、三、四」とゆっくりとカウントしています。

 

娘は「私は言ったときにお母さんにすぐに動いてほしいの!」とキレ気味でいいます。それでもお母さんは「聞いて!」と頭の中で唱えて「一、二、三、四」とゆっくりとカウントします。そして、娘にやさしい声で「そうなんだ」と答えます。

 

そして、お母さんが「感じて!」と唱えて「一、二、三、四」とカウントをしていると、娘は「自分がこうして一日中だらだらしていて、お母さんから責められるのが怖いのよ!」と言い出します。

 

お母さんは「見て!」を唱えて「一、二、三、四」をカウントしながら「そうなんだ!」と娘に答えます。

 

すると娘は「お母さんの期待に応えられなかった自分がすごく嫌で、お母さんにそれをずっと責められている感じがしているから、こんな風になっちゃうんだ!」と言い出します。それでも、お母さんは「聞いて!」と頭の中で唱えて「一、二、三、四」とゆっくりとカウントします。

 

すると、お母さんは「お母さん!」と言って抱き着いてきた娘の髪の毛の感触を手で確かめることができます。

 

「一、二、三、四」

 

そうしていると、娘が泣いて小刻みに揺れている肩の動きをみることができます。

 

「一、二、三、四」

 

さらに娘の嗚咽する声が聞こえてきます。

 

「一、二、三、四」

 

そこで、私は、娘のあたたかい感覚を感じることができます。

 

そう、幼い頃に抱きしめていたあの感覚。

 

あの時の娘の表情が今、私の目の前に見えています。

 

そして、娘の優しい声が聞こえてくるんです。

 

そうしていると、いつの間にか私は「このままでいいんだ」と感じられるんです。

 

(つづく)


2017/03/23


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