2017/02/23

奥さんが怒るのが怖いから「僕が何とかするよ!」と軽く約束をしてしまいます。

 

そして、上司や部下に飲み会に誘われたら、みんなから仲間はずれにされるのが怖いから「いいですよ!是非、行きましょう!」と言ってしまいます。

調子のいいことを言ってしまった瞬間に「あ〜あ!妻にどのように伝えようか?」と考えますが「まあ、なんとかなるか!」と思いながらいつまでも伝えません。

当日になって伝えた瞬間に、案の定、妻の逆鱗に触れます(ぎゃ〜!)。

 

上司から頼まれたことは「怒られるのが面倒臭いから」とか「上司からの評価が下がったら今後大変だから」と思って断りません。でも、いつまでたってもやる気になれないんです。結局上司から怒られて、となってしまいます。

 

部下の会社の愚痴は聞くには聞くのですが、上司から怒られてばかりだから自分が部下を代弁して上司に主張するなんてことも考えられません。調子のいいことばかり言って何も仕事ができないダメ人間、と部下から思われているのは何となくわかっているのですが、何か部下のためにしてあげたいんだけどふがいない自分じゃ何もできないことがわかっているんです。

 

この男性の奥さんから言わせれば「嫌われるのが怖いから、周りのことを考えないでその場その場で調子のいいことばかり言ってしまう卑怯者!」となります。

元々奥さんと約束をしていたのに、会社の人に言われたら、その約束を簡単に反故にしてしまいます(反故(ほご)は約束を破ることですけど、不要なものとして捨てる、という意味があります)。

そんなことされたら「私は大切にされていない!」と思って当然だ!となります。

 

でも、男性は、普段は奥さんが怒るのが怖いから、って出来るだけ残業しないで、仕事は部下に任せて帰っているんです。だから、家族をいつも優先しているじゃない!と思うのですが、その一発の反故で「やっぱりあなたは家族を大切にしていない!」となるんです。

 

中途半端な気持ちで家族を優先して残業もせずに帰っていると、部下からは「自分のことしか考えないダメ上司」って見られてしまいます。

 

嫌われたくないから、”いい人”を演じているのに、”良い人”を演じれば演じるほど逆にみんなから嫌われていくような結果になってしまうんです。

 

”良い人”は「みんなの幸せは私の幸せ!」という精神で人に接します。

でも、根底に「嫌われたくないからそれをする!」というのがあると、その精神が決して役に立ちません。

 

なぜなら”嫌われるかも?”と思っているときに「妻が愛層を尽かして自分から去ってしまい、自分は孤独になる」という恐怖に支配されていて”幸せ”のイメージの欠片もないから「みんなの幸せ」というのが”嘘”となってしまうのです。

幸せのイメージが全く持てないんですから〜!

 

部下から陰口をたたかれていて、馬鹿にされていることがわかっているんです。

そんな部下の幸せなんて願えるわけがありません。

 

上司からは「口ばっかりで何もできないダメなやつ!」と思われているのがわかっているのに、上司の幸せなんてイメージできるわけがないんです。

 

だから、いくら自分を犠牲にしてみんなのために尽くしているのに!と思っていても「この、偽善者が!」と裁かれてしまいます。

 

どう考えたって袋小路で抜け道が無いから「逃げるしかない〜!」っていうループに入っていることがあります(この!卑怯者〜!あれ〜!)。

 

”良い人”でダメだったから、今度は”悪い人”を演じてしまって、人間関係をバンバン切ってしまいます。

相手が傷つくようなことを言ってしまったり、やってしまったりして「なんであんなことをやってしまったんだ〜!」と後悔するんです。

後悔して、いい人になって、そして、相手から失望されて傷ついて「こんなに一生懸命にやっているのに分かってもらえない!悪い人になってやる!」って”悪い人”になって浮気しちゃったりする人もいます。

 

こんな時は”心”に聞いてみます。

 

男性の心に「この”嫌われちゃう”という感覚は私自身の感覚ですか?」と聞いてみます。

すると”心”は「違うよ!妻から入れられている感覚だよ!」と教えてくれます。

 

「心よ!妻からどんな感覚を入れられているの?」と聞いてみたら、心は妻から入れられている感覚をイメージで見せてくれました。

みんなから白い目で見られて糾弾されていて、突き上げられている。まるで地獄絵図のような風景がそこに広がっていました。

 

子供の頃に地獄絵図の本を見せられて怯えさせられて「こうなりたくなかったらいい子になりなさい!」って言われて、泣きながら「いい子になります!」って言ったのを思い出しました。

 

こりゃ”良い人”を演じずにはいられないですよね!

でも、いい人を演じても、すぐに失敗して地獄に落とされて、という繰り返しでずっと”良い人”を演じ続けなければいけない地獄絵図がここにあります。

 

「心よ!この地獄絵図はどうしたらいいの?」と聞いてみると「妻に返す!」と仰ってくださった。

 

「心よ!返し終わったら教えて!」とお願いしてみて、男性の顔を観察しているとみるみる光が顔にさしていった。

 

男性は、みんな自分のことしか考えていないから誰も私のことを嫌っていないんですね!とすっきりした顔で仰った(ほ〜!)。

 

地獄に落ちて裁かれる、と神的な万能感を持った奥さんから心の中で裁かれ続けていた男性は、いつの間にか奥さんの万能感に乗っ取られて「自分を犠牲にして人を幸せにしなければ」となっていました。

 

そこから解放された時に、男性は「みんなは大丈夫!」って相手の力を信じることができるようになるから面白いんです。

 

上司に「その仕事はあなたにしかできません!」って断れるのは、万能感から解放されて相手の力を信じることができるようになっているから。

 

部下の愚痴も聞きながら「頑張って会社の体制を変えてみてね!」と背中を押してあげることができます。

 

そう!自分が何とかしなければ、と思っていたのは私の感覚じゃなかった、ということに男性は何となく気が付いて、そこから自由になって輝きだしたんです。


2017/03/23


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