2017/02/16

家族とうまくコミュニケーションが取れなくて、うつになってしまう可能性がある父親に対して、娘さんは身を挺してそれを阻止しようとします。

 

「ダイエットをしよう!」ということから始まって、ガリガリに痩せてしまうのですが「まだ、太っている!」とさらに痩せようとしてしまう摂食障害になるんです。

 

お母さんは何とか娘に食べさせようとします。

でも、娘さんは「自分は太っている!」と言ってまともに食事を食べようとはしません。

お母さんは、そんな娘を見ていて「自分の育て方が悪かったからこんなになってしまったのかしら?」と悩み苦しみます。

 

苦しんでいる妻を見て、そしてガリガリに痩せている娘を見て、父親は初めて「家族を養うために必死で働いてきたと思っていたけど、結局家族のためになっていなかった」ということに気が付きます。

そして「いつの間にか家族と向き合って拒絶されるのが怖いから、仕事に逃げてしまっていた!」ということにも気が付き「何とかしなければ!」と思うんです。

 

でも、大きな規模の会社でストレスを発散してきた父親が、家族という小さな規模のメンバーの一員としてストレスを請け負い発散しあう役割が担えません。

 

大きな会社だったら「よ!係長!」とか「よ!課長!」なんて具合に役職が付いていますから、何か話しかけられたら「おう!」とか「は」や「それで」という短い言葉で済んでしまいます(だんだん時代は変わってきていますけど、大規模な企業はなかなか変わりませんよね)。

そのコミュニケーションをそのまま家に持ってきてしまったら、娘は「なんて横暴な態度をとる父親なんだ〜!大っ嫌い!」となってしまいます。

娘を怒らせると「自分が娘をあんなにしてしまった」という罪悪感に襲われるので「何とかしなければ」という気持ちがものすごく強くなります。

でも、長年、大きな企業の歯車として働いてきてしまった父親の横暴な態度はなかなか変わりません。

 

自分が変わらなければ娘はあのまま即身仏になってしまう!(ち〜ん!)

 

そんな時に、妻に対して笑顔で接したときに、娘の緊張が緩和した、という体験をします。

「お!娘に対してのアプローチじゃなくて、妻に対してアプローチすることで娘が変わるんだ!」ということを発見します。

そんな父親は、妻に対する感謝の気持ちを言葉で表現するようになり、そして笑顔で接して家のことも積極的に手伝うようになったときに「え!?娘がちゃんと食事を食べるようになった!」という奇跡が起きます(お〜!)。

 

妻とちゃんと会話をするようになって、妻の気持ちを共感すればするほど、娘が元気になっていくんです(やった〜!)。

 

一見、父親が母親のことが気遣えるようになったから、母親のストレスが緩和して娘さんの症状に変化が見られた、と思えます。

でも、本当は、父親が家族の中でしっかりとコミュニケーションが取れてストレスが発散できるシステムを構築することができたから娘さんの症状が必要なくなった、ということなのですが、これは娘さんしか知りません。

 

これまでの症状は全て父親の将来の為であった、ということを娘さんは心のどこかで知っているんです。

 

(つづく)

 


2017/02/27


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