2017/01/30

ある女性が「会社のみんなは仕事ができて、楽しそうに交流して、そして出世していくのに私だけは出世できない」と仰っていました。

 

そして、女性は「私は、みんなよりも仕事が遅くて、会話の輪に入っていくこともできないし、だから出世もできないで惨めな仕事をやらされ続けているんです」と不満そうに語っていらっしゃった。

 

その当時は「尊敬できる人の真似をすれば脳が変わるかも!」という内容の文章を書いていた時期だったんで「尊敬できる人はいますか?」と聞いてみます。

 

するとその女性は「いません!」と考えもしないで即答しました。

 

「え?子供の頃に尊敬していた人でも構いませんよ!誰かいるでしょ!」って再度聞いてみても「いません!」とはっきり仰ったんです(お〜!)。

 

この女性の話を聞いていると「自分自身の能力の無さを嘆いてる」とも取れるのですが、よくよくお話を聞いていると「子供の頃から不幸な環境で育って自分はこんなになってしまった運命を嘆いている」という話が出てきます。

そして、この状況を変えることができない、運命に絶望を感じている、ということも仰っていて「なるほど!」となるんです。

 

この女性に「どうしてこんな状況になっているのか、一緒に心に聞いてみましょうか?」といっても、女性は「そんなの聞いても無理!」と断言します。

 

「心との間に邪魔が入っているかどうかだけ確認してもいいですか?」と聞いてみると、女性は渋々「心よ!誰が邪魔しているの?」って聞いてくださいました。

 

「母親が出てきますけど!」と仰ったので、「心よ!母親からの邪魔を排除してください!」ってお願いして「排除できたら教えてね!」とします。

 

「排除できましたけど!」と仰った時の女性はさっきとはちょっと違っています。

 

もう一度、邪魔があるかどうかを確認して、今度は父方の祖母の邪魔を心に排除してもらいます。

 

すると、さっきの”心に聞く”の抵抗感がなくなっています。

 

そこで「心よ!この絶望感は私自身の感覚ですか?」と質問してみます(ざっくりした質問だな!)。

 

すると”心”は「違います!母親からだよ!」と教えてくれます。

 

「心よ!母親はどんな感覚を入れてきているの?」と尋ねてみると「母親は、あなたは家族やみんなの不幸を背負って生きていかなければいけない」と入れていると。

 

その時に、十字架を背負った人のイメージが私の中に浮かんできます。

 

え?もしかして、みんなの不幸を背負って犠牲になっている、という高尚な感覚を入れているの?と思って確認してもらうと、”心”は「そうだ!」と言います(え〜?この方の実家って仏壇があったと思ったのに〜!って関係ないやろ!)。

 

まあ、高尚な感覚だからいいか?とスルーしたくなりましたが、一応「心よ!この感覚を入れられちゃうと、私はどうなるの?」と聞いてもらいます。

 

すると”心”は「自由に動けなくなる!」と言います(確かに!)。

 

念のために「心よ!私の魂は何を求めているの?」と確かめてもらいます。

 

すると「自由を求めています!」と浮かんできたんです。

 

そこで「心よ!この自己犠牲的な感覚を母親にお返ししていただくことはできますか?」と聞いてみると、「いいですよ!」と答えてくださったので、お願いしてもらいます。

 

すると、何だか軽くなった感じが私に伝わってきます(全然違う〜!)。

 

多分、この方のお話を聞いたら「なんで、会社の中でコミュニケーションを取る努力をしないんだろう?」とか「出世するために点数稼ぎをしないのかな?」って疑問に思うんです。

 

”万能感”があると、その努力をする必要は一切なくなってしまいます。

 

なぜなら”万能”だから「なんですか?努力って!」ということになるから。

 

尊敬する人なんているわけがありません。

自分が”万能”だから、ということになりますが、それはその人自身の感覚じゃなくて、お母様から入れられている感覚。

 

お母さまからの万能感から解放されたら、出世に必要な英語の勉強をコツコツするようになるから不思議です。

”万能感”があったら確かに勉強なんて必要ないんだろうな〜!って自分自身の過去を振り返るんです。

 

あの頃、バリバリ万能感漬けだったな〜!

ちょっと懐かしくもあるあの感覚。

 

今は、時折乗っ取られる万能感を”心”にお返ししてもらうのが楽しみになっています。

 

そして、女性は会社の中で同僚と適当に話ができるようになります。

 

「あ〜!万能感があったから、下々の者と話せなくなっていたんだ!」って思ったらちょっとスッキリ。

 

自分は劣っているから「みんなの輪に入っていけない」と思っていたのは違っていて「みんなの下世話な話が退屈でついていけない」と思っていたことに気が付くから面白いです。

 

”万能感”から解放されるって面白い。

 

 

 

 


2017/03/23


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