2016/04/09

海で板に乗るサーフィンをやっていらっしゃる方が薬物の問題で相談に来られることが多かったので「サーフィンと薬物のセット」という主観が私の中に出来上がっていた。もちろん、サーフィンをやっていても薬物をやらない方もたくさんいるのだが、なぜか私の中ではそれが頭の中にインプットされてしまっていて治療の邪魔をしていた。主観を排除しなければ的確な治療が出来ない。

そう思って「サーフィンを始めてみよう!」と始めたのが去年の9月のことだった。
普段から、ジョギングをして電動一輪車に乗ってバランス感覚も鍛えているから「結構早くサーフボードに乗れるかも?」と思っていたら大きな間違いであった。
陸上で鍛えていた筋肉とは全く違っていて、うまくバランスが取れないし波に乗ることなんて到底出来やしない。
サーフボードを持って歩きながら、ちょっと沖を目指していると「ド〜ン!」と波に飲まれて「ブクブクブク〜!」と海の中で大量の海水を飲む。

こんな体験小学校以来かな?と思っていたが、高校のときも一度だけ鎌倉の七里ガ浜で友達と手漕ぎボートを借りて沖に出て、ボートが転覆して海水を飲んだことがあったな〜!なんて考えていた。

現地でお友達になったサーファーからコツを教えてもらおうと思ったのだが、そのサーファーは「自転車と同じで反復練習ですから」とだけ教えてくれた。
何だか催眠のお師匠さんのような、とても優しい教えのような気がした。

でも、何回練習してもなかなかボードの上に立つことができず、毎回、波に飲まれて海の水を大量に飲んでいるような気がしていた。

大量の海水を飲んでいて、気がついたことが一つあった。

「あれ?俺ってちょっとアホになっている!」

このアホって何かというと、それまではいつも休みの日でも常に仕事のことを考えていて、自己反省をして「次の治療の展開は?」とか「どのように誤解を生まない文章を書いたらいいのか?」などをずっと考えていた。それと同時に周りの人の気持ちを考えたり、と頭の中は常に忙しく働いていた。でも、いつの間にか、それがなくなっていた。

「面白い!」と思った。

これって海水に含まれる様々な菌をサーフィンをやるごとに摂取しているから起こっていることなのかも?と仮説を立てた。
様々な菌を摂取することで、腸内の免疫機能が暴走しなくなり、正常細胞を攻撃しなくなる。これって目に見えるような変化なのだが、見えない部分では免疫機能と同様に、自責感も正常細胞を攻撃しなくなっているのでは?と考えた。

この発見がちょっと嬉しくなって、サーフィンを始めるきっかけになったサーファーの方に話をしてみた。
すると、サーファーの方も「サーフィンをやるようになってからアトピー性皮膚炎の症状が出なくなった」とおっしゃっていた。その方はサーフィンでストレス解消しているから症状が出なくなったと思っていたから「菌が関係しているのかも?」という話には懐疑的だった。

でも、そこにいた奥さんが「娘もアトピー性皮膚炎だったのに、公園の砂を口に入れるようになってから症状がピタッと止まったから、それってあるかも!」とおっしゃっていた。

こんな話を、アトピー性皮膚炎のお孫さんを抱えた女性に話してしまった。

すると、その方はさっそくお孫さんに泥遊びをたくさんさせて、母親も同様に泥遊びをさせるようになったら、症状に変化が見られた!と報告してくださった(これは確実に個人差があるかもしれませんからマネをなさらないように!)。

菌って興味深い。

いい菌、悪い菌、と意識的に判断して排除することで、免疫システムが暴走することがある。

そのことを考えると“正しい” or “間違っている”と間違っていることを排除することで、自責感や憎しみが暴走するって考えたら面白くなってきた。

だから、心は常に「正しい、間違っているを越えて”楽しいことをしなさい!”」って言ってくれているんだ!

こんなことは色んな所で語り尽くされていることなのかもしれないが、波に飲まれて実体験して見ると、そこにカウンセリングの奥義があるような気がした。
 

2017/09/22


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