私が、一番最初に書いた本である「サクセスセラピー」(小学館)は、本当の題名は「あなたの能力があなたを苦しめる」でした。
この「能力があなたを苦しめる」って、今になってパズルのピースがはまって「なるほど!こんな風になっているんだ!」ということがわかります。
例えば「怒りっぽい人」は「自分はすぐにキレてしまって、全部チャンスを破壊しちゃう」と思っています。
人間関係やチャンス、そしてそれまで積み上げてきたものを「ドーン!」と怒りでどうでもよくなってしまって「ガラガラガラ」と崩してしまう。
この「怒りっぽい人」って、実は「探究心が旺盛」で物事をなんでも追求していって極めちゃう、という能力があります。
問題は、優れた探究心で物事を追求すればするほど「わかってもらえない!」とか「話が通じない!」となって孤独になること。
さらに、周りの人たちは、この怒りっぽい人の探究心に嫉妬して「ビビビッ!」と電気ショックを浴びせる。
嫉妬する人は「なんであんたは、どうでもいいことにこだわっているの?」とか「そんなに一つのことをぐるぐる考えていたら、疲れちゃうじゃない!」という。これは一見「もっと肩の力を抜いて楽に生きたほうがいいよ!」と相手のためを思って言っているのだが、その裏には嫉妬があって「その能力をつぶしちゃえ!」という感じになっている。
相手の本質を知らないで「良かれと思ってアドバイスをする」ということの背後には嫉妬の発作が必ず隠れています(全然そんなふうには見えないのですが、後になってわかるから怖い〜)。
怒りっぽい人は、怒れば怒るほど「どんどん探究心が高まっていくから、ますます誰からも理解されない!」という感じで、嫉妬を浴びて、怒りの発作を起こして、やがて「チ〜ン!」となってしまう(ここでの「チ〜ン!」は全てをご破算にしてしまうことです)。
「怒りっぽい」という背後には「人並みはずれた探究心がある!」ということを理解して、怒りが高ければ高いほど「探究心がものすごいことになっているんだ!」と自分でちゃんと理解して、人がそれに対して嫉妬の発作をおこして足を引っ張ってくるんだ、ということがわかるようになると「私の探究心ってすごいんだ!」という本来の自分の姿が見えてくるんです。
周りの人たちは嫉妬の発作で常識の中に閉じ込めようとしてきますが、それを優れた探究心で破壊して「どんどん自由になっていく!」ということができちゃうんです。
そう、あなたの能力があなたを苦しめるのは、周りから理解されずに「孤独」になるのと「嫉妬」の電気ショックを浴びてしまうから。
自分の能力を認めてあげて「孤独の本」に書いてあったように、孤独がお友達になると「無敵じゃ〜!」という感じになります。
嫉妬の発作に影響を受けなくなる。
では、食べ物の量がコントロールできなくて「全然痩せられない!」という人はどんなことになっているのでしょうか?
体重を気にしても「思い通りにならない」という方の場合は「想像力の豊かさ」という能力が隠れています。
まあ、隠れているのではなくて、潰されているんですけど。
特にこの場合は「母親からの嫉妬」の影響が強い。
幼少期から「想像力の豊かさ」が類い稀なものがあって、その想像力は「美しい」でした。
それに一番反応するのが「母親」なんですね。
子供が美しい想像力を発揮すると、母親が嫉妬の発作を起こして「そんなことを言っているとみんなから嫌われるよ!」と美しい想像力を醜いものに変換していってしまう(怖〜い!)。母親は子供の美しい想像力に嫉妬の発作を起こしてしまうから、子供は自分の想像力が醜いもの、という間違った認識が植え付けられてしまう。それが完璧に仕上がると、自分の姿を想像した時に「私は醜い」となってしまう。そして、自分の想像した姿があまりにも醜いので、それを打ち消すために「食べ物のことしか考えたくない!」となる。要するに食べ物で自分の想像力を封印するような感じ。なぜなら、想像力が働くと「醜い」という条件付けがちゃんとされているから。
美しい想像力が「醜い姿」に嫉妬によって見事に条件づけられているから、想像力を働かせないように「余計なものを食べるのが止まらない!」となっているんです。
この「自分の現在の姿」というのが「美しい想像力に対する嫉妬」で作られているもの、と考えると「あれ?ここから抜け出せるかも!」となるわけです。
「食べたい!」となった時は、自分の美しい想像力に対して嫉妬の電気ショックを浴びせられている時。
「自分の中の美しい想像力」に注目を向けた時に「なるほど!みんなこれに嫉妬をするんだ!」ということがわかってきて、自分自身の姿がこれによって歪められてきたことがだんだんと見えてきます。
すると、嫉妬の条件付けが消えて「あー!容姿もだんだん本来の自分に戻ってきた!」と自分が想像した通りの美しい姿へと戻っていきます。
そう、あなたの能力が知らないうちにあなたのことを苦しめている。
でも、あなた自身が苦しめているのではなくて、周囲の嫉妬の発作があなたを苦しめているだけ。
ちゃんと能力を認めちゃって、孤独のまま自分を中心に生きることで「おー!どんどん本来の自分の姿に戻ってきた!」という感じになって、美しさを取り戻していきます。
本来、内面の美しさは、外見にも反映されるから。
(つづく)
レビューが凄すぎです。
じっくり読ませていただいて、お礼を書かせていただきます。
感謝!!
大阪の講演にたくさんの方が申し込みいただいてくださって本当に感謝です。
満員となってしまって、現在のところキャンセル待ちになっているみたいです。
みなさんとお会いできるのを楽しみにしております。
大嶋 信頼