2018/04/11

PRESIDENT(プレジデント)2018年4/30号の職場の心理学のコーナーで「頼みづらいことをさらっと頼むには」の記事を載せていただきました(プレジデントは会社員時代に愛読していた雑誌です。「これを読んでいれば、優秀なお金持ちの脳につながる〜!」という感じだったから。軽すぎやろ!)。

 

子供の頃に「お母さん、ハンカチはどこにあるの?」と尋ねると「自分で探しなさい!なんでも人に頼って!あんたは依存的なんだから!」と怒られていました。

 

「僕は人に対して依存的なんだ〜!」と悩んだ時期があったんです。

「なんでも人に頼って、自分でやろうとしないダメ人間」と。

 

仕事をするようになって「〇〇さん、あの資料はどこにあるの?」という私の性質は母親の「あんたは依存的」という暗示のおかげで変わりませんでした。

 

でも、人に仕事を「お願い!助けて!」と仕事を振り分けるので「職場のチームワークが良くなった!」という現象が起きます(具体的な仕事の話は「ミラーニューロン」の本に書いてありました)。

 

いろんな職種がありますが、仕事を一人で抱えてしまう人、そして、人に頼って振り分けながら仕事をする人、がいます。

 

私がいた職場の場合「人に仕事を頼むことができない」という人の場合「一生懸命に仕事をやってるのに評価されない!」という現象が起きます。

 

単純に言ってしまえば「あの人が私の仕事を奪って!ずるい!」と周囲が嫉妬の発作を起こすから。

 

周りの人の嫉妬の発作って、目には見えないけど「電気ショック!」みたいな感じで飛んできます。

 

それに「ビビビッ!」と感電してしまうと「朝起きられない!」となったり「体調が悪くて会社に行きたくない!」や「仕事の効率が悪くなって全然終わらない!」という現象が起きます。

 

みんなこれを「仕事を抱えて仕事のし過ぎでこんな状態になってしまっている!」と認識するのですが「それって本当は周りの人たちの嫉妬の発作で感電しているだけですから〜!」なんです。

 

周りのみんなは「あの人すごいね!あんなに仕事頑張って!」とニコニコしながら、脳の中では「ビビビッ!」と電気発作を起こしていて「感電させちゃろ!」となるんですね(もちろん意識的に感電させているわけではありません!嫉妬はあくまでも動物的な発作なので、自動的に起こってしまうんです)。

 

「義人はいない、一人もいない」(みんな動物だから、どんなに立派そうな人、優しそうな人でも脳内では発作を起こしている可能性がありますよ!という意味です)。

 

「お願い!」と頼んで仕事を分け合っていると「チーム内での嫉妬の発作が起きにくくなる!」という面白い現象が。

すると「みんなの仕事の効率がめちゃくちゃ良くなって、仕事が楽しくなる!」というのが一体感の感覚なんですよね。

 

逆に考えると、嫉妬は発作だから、その嫉妬から解放されることで、脳の電気がフラットな状態になると、自動的に「一体感」が感じられる。フラットな状態であると「本来の自分の能力をバリバリ発揮できる!」と他の人の嫉妬の発作で自分の脳を乱されることなく楽しく能力が使えちゃう、という自由な世界がそこにあります。

 

だから、仕事を人に頼む、というのはとっても大切なことなんですね。

 

ここでちょっと昨日の話に戻って行きます。

 

「一体感」という言葉だけでいい!というお話。

 

ここで読んでくださっている方の要望で「一体感」を簡単に得られる方法を教えろ!に答えてのこの方法。

 

ちっとも家の仕事をしないパートナーを見た時に「ムカつく!」という口癖がでちゃいますよね。

 

それを「一体感」にすげ替えちゃう、という面白い技。

 

なぜなら「パートナーが家のことを一切しない」というときは「嫉妬の発作で脳内の電気は嵐じゃ〜!」となっている可能性が。

 

え?あの人がなんで私に嫉妬なんかするの?と皆さんは疑問に思うんです。

 

一番ポピュラーなのは、年齢が上、経験が上、年収が上、学歴が上、などです。

 

みんなが見逃してしまうのは、美しさ、理解力、寛容さ、共感能力(人の気持ちを察する力のことです)、行動力、コミュニケーション能力、などなどです。

 

「え?あんなにブッサイクで汚い旦那が私の美しさに嫉妬するの?」と思うでしょ。

 

あるんですよ!

 

人には「優越の錯覚」というのがあって「自分は平均よりも上!」と勘違いしちゃうんです。

 

最近、このメカニズムがわかってきました。

 

例えば、奥さんが旦那さんよりも綺麗だったりするじゃないですか。嫉妬の火が燃える条件って「自分よりも相手の方が下の立場なのに、自分よりも優れたものを持っている」という条件で一番燃えやすくなります(も〜えろよ!もえろ〜よ!嫉妬よ!も〜え〜ろ〜!は洒落にならんか!)。

 

ほとんどのケースって、奥さんが自信なさそうな態度をとったり、謙虚だったりすると、ブッサイクな旦那の脳で「ビビビッ!」と嫉妬の発作となるわけですね(ブッサイクはわかりやすくするために書いています。決して事実ではありません)。

 

嫉妬の発作を起こしてるときは、脳の中の電気が乱れて「認知が歪む〜!」という現象が起きます(認知って、見たり、聞いたり、感じたりして判断したり、解釈することです)。

 

するとブッサイクな旦那は「俺って結構イケてるかも!」と鏡を見て思ってしまうんですね〜!(認知が歪んでる〜!)。

 

本人の中では「僕はブラッド・ピット!」となるからおもしろい。

そして、認知が歪んだブラット・ピットのまま、外に行くと「浮気してまうやろ!」となるからすごいですよね〜!

 

恋愛って、本当に外見じゃなくて認知がどれだけ歪んで勘違いしたままいけるかなんですよね、本当は。

嫉妬の発作は確実に認知の歪みを作り出して「優越の錯覚」を生み出しちゃうんです。

 

嫉妬の発作ってある意味で「あのすごい人よりも自分の方が優れている!」という優越感という酔いに浸れるから、けっこうやってしまうんでしょうね。

 

確かに酒を飲んだ時も、発作の遺伝子を持っている人は「俺は強いんじゃ!」と認知の歪みを呈して変身しちゃいますよね。

他の薬物などでも、発作を誘発するものであれば「私はすごいんじゃ〜!」と勘違いを起こして、突き進み、そして「あ!これまでできなかったことができた!」という現象が起きるから「やめられない!止まらない!」となるんですね。

 

そんな陶酔感を相手に与えないために「一体感」に変えちゃいます(う!いじわる!)。

 

「一体感」と頭の中で繰り返す時に、次第に相手の脳の発作が打ち消されていって「あれ?」という状態になって行きます。

 

魔法のように一発で相手の発作の電気を打ち消すのではなくて、相手の目を見ながらコツコツとカウンター(カウンターは相手の攻撃に対して「一体感」という言葉を何度も入れるイメージのことです)を入れながら打ちながら消して行くイメージが一番いいかもしれません(魔法使いになったら嫉妬されてしまうかも!というリスクがあります)。

 

「一体感」の言葉を頭の中で相手に対して繰り返し唱えることで、次第に相手の脳内の発作が治まってきて、優劣の錯覚から正気に戻った時に「いやん!恥ずかしい!」となったりするから面白いんです。

 

(つづく)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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